○森本晃司君
公共放送としての役割を果たして、そして
国民にその使命を全うしようとされておられます
海老沢会長初め
NHKの
皆さんの日ごろの努力に私も心から感謝を申し上げ、敬意を表するところでございます。
公明党の森本でございます。
放送というのは随分いろんなところにいろんな
影響を与えるものだなということを私はつくづく痛感しているところでございます。
NHKの
番組で私は「その時歴史が動いた」というのはもう大好きでございまして、あれをすべてビデオで撮って集めようと今努力しているところでございますが、ああいう
番組があり、歴史の視点をいろんな角度から与えてくれる、我々に物の
考え方も与えてくれる
番組であるなというふうにも思いますし、同時に、この間不信任案が出された日のどたばたの中で、最後はどうなるのかということで夜遅くまで私テレビを見ていましたら、中国の石灰岩でできた池がたくさんあるのを夜中に、あれは
NHKがプールしておられて
放送してくださったんではないかと思います。半分居眠りをしながら見ておったわけでございますが、そういった遠い中国の秘境と言えるようなところへもテレビは我々を連れていってくれる。
私は、テレビの
影響というのは
視聴者にいろんな夢や、あるいは知らないところへ連れていってくれたり希望を与えてくれたりするものであるという、その効果は大なるものがあるなと思っているわけでございますが、その
影響力は物すごく大きいものがあると思います。
今も
鹿熊先生の御質問で、青少年に与える問題、これはやはり大なるものがある。相次ぐ青少年の不祥事件が続いておるわけでございまして、これは単にテレビの
影響だけではなしに、学校教育、家庭教育、社会教育の中にあると思いますが、いろんな青少年の犯罪が起きてくる中で、テレビの
影響があったということもまた言われているところでございまして、同時にまた、今PTAが家庭教育におけるテレビメディアの実態調査を行って、そのアンケートに基づいて、
NHKのことではありませんけれども、一部
番組に対してスポンサーに対して
番組の提供をとどめようというようなことが行われている。
本当にこの青少年に与える
影響は私は強いと思うんですが、今の御質問と同じことになりますけれども、あえて私も申し上げさせていただきたいんですが、きょうの新聞に、
NHKと民間
放送連盟が共同で設置した
放送と青少年に関する
委員会で、暴力、性表現に問題があるとの
見解を二つの
番組について発表したということでございます。ことし四月設置されて、そして設置後、
見解を出したのは今回が初めてだということでございます。
こんなことがその中に書かれておりましたが、どういうことでその二つの
番組が問題になるのかというと、「暴力やいじめ、のぞき、女性に対する差別を肯定しているとのメッセージを子供たちに伝える」と。子供たちに伝えるということになっているわけでございまして、同時に「原
委員長は「これらの
番組だけの問題ではない」と話している。」という記事が掲載されました。
私は、
公共放送としての
NHKで今そういったことはございませんけれども、やはりいろいろ
視聴者の声を聞いていくということが大事でございまして、それをどう
番組に生かしていくかということも極めて大事な問題でございます。
NHKはどんな形で
視聴者の声を聞き、どのように
番組づくりに反映されているか、お尋ねしたいと思います。