○岩本荘太君 無所属の会の岩本荘太でございます。
先般、八月九日の
委員会でしたか、やはり
大臣、
政務次官おそろいのときにいろいろと基本的な私の疑問点を
質問させてい
ただきまして、まだ時間がたっておりませんけれども、そのフォローアップという
意味できょうは何点か
質問をさせてい
ただきたい。
そのときに、私の関心事項といいますかそれを申し上げたところでございますが、やはり
地方と都会との
情報格差をなくすというか、コミュニケーションの
格差をなくす、
地域間
格差をなくすということが大変大事で、そのためには
情報通信が果たす役割は金額の面から見ましてもかなり有望であるというような、有利であって、ぜひとも進めてい
ただきたいということを御
質問したと思います。
そのときに、
大臣からもたしか、議事録を見ますと、「これからは田舎に住んでおる不便な人が便利になるようにということを重要なことに
考えて進めていくべきであろうと思います。」と、このように大変前向きな
お答えをい
ただきました。そのときに、
大臣、佐田
政務次官お二人から何点かの具体的な事業といいますか方向性をお示しい
ただいたわけですが、きょうはその点についてもう少し具体的なお話を伺おうかと思いまして、
政府参考人の
局長さんにも来てい
ただいておりますので、その辺を教えてい
ただきたいと思っている次第でございます。
私なりに整理しますと、たくさんそういうものはあるんでしょうけれども、
一つは光ファイバーの全国ネットワーク化といいますか、これは基本になりますからこれをどんどん進めてい
ただけるというお話でございますし、さらには公共ネットワークの構築ですか、これは私なりに理解しますと
地域間の、
地方自治体といいますか
地方の中の
情報格差の是正じゃないかなというような感じがいたしますが、これがもとになってさらに全国的な広がりがあるのかなというような感じがいたします。
それともう
一つは、料金の
格差是正、これ、先ほど森本先生の方からも御
質問ございました。これがやはり幾ら
情報がすぐにとれるといってもお金がかかっては全然
地域間
格差の是正になりませんので、この辺が大変重要な問題になると思いますが、これ、どの分の料金かということになると大変幅が広くなるというようなお話でございまして、私あえて最近ネットワーク等、インターネット等いろいろ言われておるわけでございますから、インターネットの定額制ということが
一つの大きな方向ではないかなと。
それともう
一つは、携帯電話の不感
地域の解消ですね。携帯電話というのは、私、前にもこれは申し上げたことあるんですけれども、都会の方が使われる、これは非常に便利だと思うんですが、よく見ますと電話の横で携帯電話で話している、あの姿がどうも理解できない。むしろ、これは本当に周囲に電話のない人が実際に
情報を伝達するときに役立つ。これはまさしく
地方の過疎地の大変重要なものではないのかな、こういうふうに
考えております。
これの解消につきましても、二年前でしたか、たしか最初に町村の役場の周辺でなくす、そこからスタートされたと思いますが、そのとき私、
地方におりまして不思議だと思いまして、そういうところでは先ほど言いましたような視点からいいますと余り要らないんですね。すぐに電話が、そういう役場があるようなところは大体が公共の今までの
通信網があるわけですね。そんなことから、ぜひとももう少し広げた、もう少し人が集まって連絡ができないようなところ、そういうところと通じるようなことということでお話しさせてい
ただきまして、そのことについても御理解い
ただいて、そのように進んでおると思います。
そこで、これから私もどういうふうに進んでいくのかということをいろいろと見させてい
ただこうと思いまして、その出だしとして、まず、全体構想といいますか目標、今私が申し上げたことについてどういうような目標を持っておられるのか。それと、何かそういう目標に向けての具体的な施策があるのか。あるいは、それは
郵政省だけでやれることでない、いろんな民間の団体、NTTとかいろいろ入ってくると思うんですけれども、そういうものをどういうふうに巻き込むのか、あるいは現在の進捗
状況、それからこれからの見通しについて、これはもう、きょうはこの点については実務的な話ですので
局長にお見えい
ただきましたので、どうも
通信政策局と電気
通信局二つにまたがるようでございますので、それぞれ区分けして御説明い
ただけたらと思います。