○横光
委員 これもやはり、今度のBSデジタル
受信機を購入された方は、その後地上波デジタルが始まっても当然見られるだろうと、恐らくほとんどの方が思っているだろう。しかし、今まだそこまではっきりわからないというような
お話でもございましたし、そこでまた新たな
負担がかかるようなことでは、最初に
説明しておかなければいけないだろうという、これは
放送事業者の責任だと私は思うんですね。
そういったことで、やはり後になっていろいろな問題が起きるより、これは地上波のときは見られるようになるかまだわからないんですよとか、いずれそうなるんですよとか、やはり
説明が要るんではなかろうか。
いずれにしても、大変な新しい
サービスのスタートでございますので、
視聴者に無用な誤解を与えないためにも、その段階段階でできること、あるいはできないこと、こういったことを
視聴者に
説明を十分尽くしていく、それが
デジタル化を着実に進めていくことになるのであろう、そしてまた、そのことに
NHKも御
努力してもらわなければならないということを
お願いしたいと思います。
先ほど、同僚議員から
質問ございました、十年度の事業
収支、
契約件数の
増加が当初
予算に比べてかなり落ちた、三億円ぐらい実績で落ちているわけですね。この要因は、先ほど
説明ございました。
都市部を
中心とした
単身者の
増加によってなかなか面談ができないとか、いろいろな理由もございました。また、
対策も
お話がございました。
土日、深夜の訪問等を強化していく、あるいはいろいろな
学生対策もやる、いろいろなことでこれからも御
努力をされていかれるわけですが、これだけいわゆるメカニカルの時代になったときに、唯一
視聴者との接点は、ここのいわゆる委託スタッフである営業の
受信契約なんですね、
受信料の
徴収なんですね。もう人と人との接点はここしかない。
ですから、これから新たな
デジタル化になると、大変な
業務が委託スタッフの皆さん方に来るんじゃないかという気が私はしているんですね。例えば、
デジタル放送の魅力を
視聴者にPRしていかなければならない、
契約へとつなげていくためにもこれは必要ですし、いろいろなことが、これから今まで以上に仕事の責任はふえてくるだろう。
こういったことから、
会長は
効率化による営業
コストの削減ということに
努力してこられて、それももちろん大事でございますが、
効率化し過ぎるとまた
受信料の
収納低下ということも招きかねないこともあり得るわけで、そういったことからすると、
負担の公平性ということにちゃんと注意しなければなりませんし、いずれにしても、この
受信料制度を維持していくための要員パワー、これもこれからもしっかりと確保して、大事にしていっていただきたいと思っております。
時間が参りましたので、一言、ちょっと感動したことを
お話しさせていただきたいんですが、
NHKはこれまで大変、民放と違って、民放が取り組めないようないろいろな企画等に取り組んで、すばらしい
番組をこれまで輩出してきました。
最近、この中で特に私感動しておりますのは「プロジェクトX 挑戦者たち」この
番組を毎週、今見られないときはビデオに撮って見ているんですが、やはりバブルが崩壊して
国民の気持ちが沈滞化している中で、ああいった、過去にあくなき挑戦をした人たちのドキュメンタリーを非常に大量な資料を集めてつくっておられる。私は感動して毎週見させてもらっているのですが、このプロジェクトXの制作スタッフに心から敬意を表しまして、
質問を終わります。