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中井議員 お答えをいたします。
河上先生も、この
法案あるいはこういう
考えの法制化ということについての背景等は、従来から御関心を持ってお取り組みでありまして、よく御承知の上、また、ただいまの御
質問も
与党の
立場からやむを得ずやっていらっしゃるんだろうと御拝察いたすところであります。
これは、自民党さんを除いてそれぞれがそれぞれの時期に
法案をつくってまいりました。私
ども自由党も、かなり思い切った入札干渉罪、こういう
法案をつくってきたところでございます。過般の衆議院選挙後も、私
どもにとりまして衝撃的な中尾事件というようなことがございました。
こういったことを背景に、ぜひこの
あっせん利得罪の
法律を何とかしようということで、当時
野党四党、それぞれ従来出しておった
法律の
考え、
立場、少しずつ違いがあったわけでありますが、それを、公明党さんのお出しになった
法律と民主党さんのお出しになった
法律と
一緒になって共同提案されておった
法律、人数が一番多いですし、また七月の臨時
国会は極めて短期な
国会でありましたが、とりあえずそれで提案をして議論の糸口をつくっていこう、それから
通常国会あるいはそれまでの臨時
国会で、こういうのは一党一派で決めることではありませんから、いろいろな議論をしながらなるべく
国会の意思として
法案をまとめてもらえばいいじゃないか、こういったことで私
どもは臨んだわけでございます。
その間、一月、二月の間、公明党さんが、
与党内で随分頑張っていただいて、無理やりといいますか嫌がるというか、自民党さんを説き伏せられて今日この
法案をつくられたこと、私はその点敬意を表します。しかし、ここまで来られたのですから、私
どもの世界までもう一歩踏み込まれて、お互いがいいところを出して、
国民が、よくやった、こう言う
法案をこの
委員会で成立をさす、そういったところへぜひ御協力をいただきたい。
私
どもは、いろいろな
意味で議論をして、そしてよりよい
法律をつくっていくということに関して、この
法案を提案しましたけれ
ども、修正したりあるいは協議したりすることもやぶさかではない、このように
考えています。