○小池
委員 保守党の
小池百合子でございます。御
質問させていただきます。
久しぶりに
災害対策特別
委員会での
質問というわけでございます。あと十五分でございます。皆さん、よろしく
お願いいたします。
まず、今回の
鳥取県
西部地震で
被災された皆様方に、心からお
見舞いを申し上げます。不幸中の幸いと申しましょうか、お亡くなりになる方がおられなかったというのは、これはまさに幸いだったというふうに思っておりますが、
被災者の
方々は、私も阪神大震災の経験者でございますが、やはり今は、
余震とそれから将来の不安ということを抱えておられると存じます。これまでも幾つか明快な御答弁もいただいておりますが、
被災者の
方々に希望を与えるという意味での御答弁をよろしく
お願いしたいと存じます。
ことしは、一言で言うと世紀末ということになるんでございましょうけれ
ども、北からだんだんと
災害が移ってまいりまして、有珠山から三宅島、そして愛知のあの大洪水、そして今回は
鳥取西部ということでございました。
ただ、一九九五年、あの阪神大震災のときには、もういろいろな問題が一遍に噴出したものでございます。それぞれ、この特別
委員会の中でもみんなで知恵を絞って、新しい法律もでき上がりました。今回
適用されました
被災者生活再建支援法などというのも、神戸のあの震災の結果として、それを踏まえてでき上がった法律であると思います。
また、当時のことを考えますと、やはり何といってもスピード感が必要だということで、よくスイスの犬まで引き合いに出されて、阪神大震災のときの
対応が遅かったのではないかと、そういった批判も渦巻いたわけでございます。それに比べますと、今回は、極めて
対応が早い、初動体制は私は大変早く行われたのではないかと思います。
特に、
自衛隊の出動、これも大変円滑であったというふうに存じますし、また政務次官そして
長官におかれましても、いち早く
現地の方にお飛びになったというようなことからも、一種の有事と申しましょうか、危機感、そしてそれがどのように実際の行動につながっていくのか、いろいろな反省と、そしてまた学習効果と申しましょうか、阪神大震災という多くの犠牲を踏まえた上ではございますけれ
ども、今回の
対応、これまでのところは、私は、非常に早く、スピーディーでシステマチックではなかったかというふうに考えるわけでございます。
今も幾つか既に御
質問があったかと思いますけれ
ども、やはり、神戸の御出身でありまして、当時新進党の仲間としてあの阪神大震災の
対応に当たられました扇
長官に、今回の初動体制について御感想をいただければと思います。