○
石田美栄君 ぜひ
お願いしたいと
思います。
ちょっと具体的な私の考えている
一つのことですけれ
ども、
小学校でコンピューターにさわらせる、その段階で、例えば本当に
日本の将来、このITの
世界でスピードも要する。打ち込み
一つにしても、
小学校で例えばローマ字入力ですね、二十六文字。今
小学校の
子供を見ていると、まだ一年生、二年生のような子でもファミコンなんかしますから、まだABCは習っていなくても自然に習う。
私は英語が専門ですから、昔は英文タイプは必ず徹底的に二十六文字ブラインドで打てる、そういうことを重要視してきました。でも、私も
学習の段階で、習った段階で数字だけきちっとマスターしなかったから、いまだに数字のところは見ないと打てない。だから、こういう点についても、いつから、小
学生でも最初にきちっと、指でこんなことしているので始めたらやっぱり悪い習慣がつきますから、そんなことも含めてきちっと
教育の、何というか
学習のマニュアルというか、そういうものができるといいのになというふうに
思います。
このIT
教育のことで、先日インターネット国際
会議というのが七月十九日ですか、ありまして、私も興味があるので聞きに行きました。この会は総理
大臣の
政策提言のためのディスカッションとか総理
大臣との会談も行われたその後の
会議だったんですが、こういう
世界のトップの方の集まった
会議でしたけれ
ども、その中でソフトバンクの孫正義さんという方ですか、結びのところで話をされたのが大変印象的だったんですが、
世界の競争の中、将来国をかけて
教育が最も大事だと。
皆さん御存じのように、インターネット
教育ではアメリカはもうずっと進んでいる。お隣の韓国も非常に進んでいて、
日本は
かなりおくれているということはだれも知っているところでありますけれ
ども、孫正義さんが本当に強調されました。
日本のおくれも
指摘されて、その中で、
文部大臣というのは、外務
大臣、大蔵
大臣がいかにも、偉いとかそういう
言葉はまずいかと
思いますが、重要視されるけれ
ども、本当を言うと
文部大臣の方がそれよりもより重要だ。力を国のために持たなくちゃいけないんだということを最後の結びで強調されたのが印象的で、
日本でも今のようないろいろな
政策について大蔵省に気兼ねするようではいけないので、
教育にお金をかけるべきところはきちっとかけなくちゃということをぜひしっかり
文部大臣に強調していただきたいというふうに
思います。
さて、次に中高一貫
教育ですが、
平成十一年度から制度化されたこの一貫
教育については、中高一貫
教育推進
会議の報告書の中でも、「中高一貫
教育には、高校入試の影響を受けずにゆとりある安定的な
学校生活が送れること、六年間の計画的・継続的な
教育指導が展開できること、異年齢集団による活動を通して
社会性や豊かな
人間性を育成できることなど、多くの意義がある。」ということを言って、次に「近年の中等
教育を取り巻く
状況を考えると、」、いろんな
犯罪等もあります。含めて、「中高一貫
教育については、
平成九年六月に
提言された時期以上に、その推進が強く求められる
状況になっている。」というふうに言っております。
生徒や保護者が中高一貫
教育も選択できるよう、通学範囲内に少なくとも一校、全国では五百校程度設置と言っておりますが、そして前
文部大臣も所信の中でこれをおっしゃっておりました。でも、現実を見ると、開設されているのはわずか十七校、
平成十三年度開設
予定を含めてもわずかに三十九校。しかも、そのうち私立が十四校と国立が三校となっていますから、いわゆる私
たちが考えている公立のものというのはほんの二十二校にすぎない。
私も岡山県出身ですが、先日、県政懇談会でお伺いしてみますと、ほとんど意欲がない。一校、県の北の方につくるかなという、そんなことで五百校の目標が達せられるんでしょうか。本当に保護者や
子供が希望すれば六年間の中等
学校で学べるようにするということ、そして最近のある報道にも私立の
中学校への志願者がふえたというふうなそのことは、私が接してみても
皆さんこの話をすると希望している。私自身も、孫が一番大きいのは四年生なんですが、間に合うように非常に願っています。これが間に合わなかったらどうしよう、岡山って私学ってほとんどないんですね。そういう
思いは皆持っている。本当にどういう
対策をとられるおつもりか。
そして、ほかの
資料で、「新たに国庫補助の制度を創設する
予定」というのがこのパンフレットに書かれておりますが、そのことはもう創設され、
実施されているんでしょうか。どういうふうになるんでしょうか。そのことも含めてお伺いしたいと
思います。