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岩本荘太君 無所属の会の
岩本でございます。
私も
梶原委員に引き続き素朴な質問をさせていただきたいんですが、まずその前に、
有珠山、先日私も
調査に参加させていただきまして、
地元の
方々、自治体の首長さん、大変御苦労されているわけでございまして、いろんな御
要望をいただきました。ぜひともこれはかなえていただきたいな、国ができることはかなえてあげていただきたいなと思っております。特に、自治体でやっぱり必要であるけれ
どもなかなか公的な助成のされないような支出が多かったと、そういうものに対しての
要望がございましたので、きょうは自治省の方はおられないと思いますけれ
ども、ぜひとも
災害の統括として国土庁の方でその辺をお酌み取りいただきたいなと思っております。
有珠山を初めとして、私は
有珠山の質問じゃないんですけれ
ども、先ほ
どもちょっと質問出ましたが、最近非常に
災害が多いじゃないかと。私自身もそんな実感がして、これは調べたわけでないので、実感というだけで本当かどうかわからないんですが、何しろ多い感じがします。それは社会不安が
災害を引き起こしているんだとまでは言いませんが、
災害になれば社会不安が募るのは当然でございますから、それに対する適切な
対応はぜひともお願いしたいと。新聞報道の限りでございますけれ
ども、
大臣は東奔西走の御活躍をされております。頑張っておられますことには、これは大変結構なことであると。人心の安定といいましょうか、人心を安らかしめるということに大変役立っていると思っております。
と同時に、先ほど
大臣言われました治にあって乱を忘れずですか、平たく言えば、
平時に何をなすべきかということを言われておりまして、まさにそのとおりだろうと思っております。
平時にやはり防災
体制のチェックといいますか、今どうなっているのかなということを常に注意をしなくちゃいけない。訓練ばかりでなくて、自然環境、社会環境、そういうものをすべてあわせたチェックが必要なんではないのかなという気がいたします。
そういう意味で、何点か私が疑問に思いますのは、疑問といいますか私自身の疑問点として持っておりますのが、これだけいろいろ
災害を防ぐいろんな設備なり投資なりをしていながら同じような
災害がなぜ起こるのかということでございまして、それを自然現象といいますか、気象の問題で考えてみますと、どうも最近何か雨の降り方が随分変わったんじゃないか。東京でも今までなかったような
集中豪雨があって、熱帯地方に近づいたんじゃないかというようなお話もございますし、さきの
東海の雨にしましても一日五百ミリという非常に異常な
状況であるわけで、国民の
皆さん、一つの不安として、本当に気象
状況が熱帯型、あえて地球温暖化と結びつけるつもりはございませんけれ
ども、何らかそういう変化があるんじゃないかというような疑問を持っておると思うんですが、その辺、
気象庁としてはどういう御見解か、ちょっとお知らせを願いたいと思います。