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岡崎トミ子君 そうですね、四月からでありますけれども、常に公私の別を明らかにして、いやしくもその職務に、あるいは地位というものに対して、みずからや、みずからの属する組織のための私的利益のために用いてはならないというふうになっておりますから、それが、その利害関係のあるところで話したのか、職務上の範囲内の中で適切に行われたかどうかについてはやっぱり知るべきだったというふうに私は思うんですね。
会合に出席するというのもおかしいですけれども、この講演の内容についてもやっぱりきちんと、まずかったならまずかったという見解を私は政治家として出すべきではないかなというふうに思うんです。この内容はもっときちんと
調査をすべきだということを、
国民の前に明らかにしていただきたいということを強く申し入れたいというふうに思います。
殊に
情報公開ということについて、知り得た
情報すべてというふうに大臣おっしゃいましたけれども、その
情報公開についてはやはり客観的事実を持った文書でもって示すということが大変大事だというふうに思っておりまして、言葉として公開ということではなくて、何かこういうことを知ったことについてこれだけだったということを言われましても、やはり私は言行一致、きちんと
調査をして、こういうものがありましたという
国民の側も納得するという形で私は大臣としてのお仕事をしていただきたいなというふうに思うんです。
情報公開ということでしたら、地方の方で
情報公開条例をつくっているところでは、数多くありますけれども、処分の対象となった文書についてはすべて公開されておりまして、国の方、
建設省はそういう意味では大変おくれているというふうに私は思っております。ですから、再び上申書の提出とともに、そのことを
お願いをしておきたいというふうに思います。
それで、次に移りたいと思いますが、次は衆参の予算
委員会の中で、
公共事業の見直しをしたいというふうにおっしゃいました。
事業評価制度を一昨年より導入しまして、中止、休止を合わせて四十六ということになっております。都道府県によってばらつきがありました。この評価
委員会の
審議の中身と大分違うようなわけなんです。また、その
検討の対象とならない
事業もたくさんありました。大臣の言葉をきちんと守っていくためには、
事業評価制度について運用も含めて見直しをしながら
情報公開もしていく、そういう工夫が大事なのではないかと思います。
今ここには会計検査院の方で行った区画整理
事業に対する検査結果としての意見が述べられたものがありますのと、もう一つは、きのう総務庁によって発表されました高速
道路に関する
行政監察結果に基づく勧告という中でもきちんと指摘をされておりまして、これは評価の視点をどういうふうにしていくのかも含めて、工夫がもっと必要だという視点でぜひお答えいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。