○岩本荘太君 無所属の会の岩本荘太でございます。二日間の全体的
質疑、最後でございますが、よろしくお願いをいたしたいと思っております。
私、いよいよことしも来年度予算の概算要求の時期が来たということで、また前から財政問題についていろいろ
大臣に
質問させていただいておりますので、その
観点からの
質問を準備させていただきましたが、財政問題については昨日も菅川
委員、本日も高嶋
委員その他の
委員の
方々が御
質問されまして、
大臣からも大変前向きなと私は感じているんですが、そういうお話があったと思っております。
私、実は心配いたしましたのは、いわゆる
赤字国債の発行というのが、私が
考えましてもそれ自体が悪いわけじゃない、どんどん累積していく、これが本当に大丈夫なのかなという心配をしたわけでございますが、それに対して、今まで私いろんな方に御
質問させていただいたんですけれ
ども、景気がよくなってから、民需が伸びてきてからというようなお話で何か食い違いがあった。このままこの問題が風化しちゃうんじゃないかなというような心配さえしたわけでございますが、きょうの
大臣のお話で大分前向きだなというような感じがいたしまして、そういう面では評価させていただいております。
それと同時に、
大臣、いろいろと民主主義の原則にのっとって、あるいはほかの人の御
意見も伺ってというような確かにそういう面もございますでしょうけれ
ども、
大臣御自身はもうこれの当事者で、
大臣が先頭に立ってやっていただかないと財政
改革といいますか、そういうものはできない、積極的にやっていただきたいなと、これは御要望する次第でございます。
それで、この財政問題、私なりに
考えますと、先ほど言いましたように、借金が悪くはないけれ
ども、ではどの辺がいいのか、どの辺でどういうふうにいったらいいのかという、これは非常にファジーな感じ、だれにもわかる問題ではないかもしれませんけれ
ども、その辺の認識が、どうみんなで分かち合っているかなというところが一つ大きいのであろうと思いまして、昨年、実はこの
決算委員会のやはり最後の総括
質疑で、私は小会派ですので
質問時間が大変短かったものですから、小渕
総理、時の
総理大臣に、端的に言って、今の財政状態というものを異常と思っておられるかどうか
質問させていただきました。
その御
答弁、私はこういう立場でお聞きしていたら、異常だと思っておられるというふうにお受けしたんですが、その後議事録を見ましたら、よく読みましたら、借金というのは異常だと、したがって異常だけれ
ども景気のためにやらなきゃいかぬということで、何か今読むとすれ違いの
答弁を受けたような感じがしてならないわけでございますけれ
ども、先ほど来の
大蔵大臣のお話を伺っていますと、そうではない、きちっとその辺御整理されて、異常と思っておられると思っておるんですが、その辺の御見解をまず
大臣からお願いいたしたいと思います。