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国務大臣(
中川秀直君)
お話のございました前段の幹線道路の渋滞の問題でありますが、これはまた
委員御承知のとおり、五十八号線等々の交通渋滞対策として、先ほど申し上げました
平成十五年開業予定の都市モノレールの建設、それからまた宜野湾のバイパスの
整備、また渋滞のひどい交差点の解消を初め関連の道路
整備を進めておるところでございますが、これに加えて、読谷村から那覇市を経て糸満市に至る地域高規格道路である
沖縄西海岸道路の
調査整備にも取り組んでいるところでございまして、那覇市や豊見城村あるいは糸満市などの区間でも事業が始まっているところでございます。
そういうことのネットワークの
整備にあわせまして、バスレーンとかパーク・アンド・ライドや時差通勤等、ソフト面の対策にも取り組んで総合的に対策を講じていく必要があるのではないかと
考えております。
本来のお尋ねの鉄軌道でございますが、
先生も顧問におなりになったNPO、
沖縄南北縦貫鉄軌道を実現する会のお取り組み、また県議会での議員連盟、こういったことも存じておりますが、今
沖縄県の方も、やはりモノレールやバスの統合の情勢等も見きわめて、
専門家の御意見も聞きながら
議論を深めたいと。行政としては、やっぱり収支や採算性についても
考えなきゃいけないので、運営主体をどこにするかというようなことも含めてきちんとしたデータに基づいて検討していきたいと、こういう御
方針を承っておりますし、また他方、
沖縄の将来を見据えた皆さんの御意向というようなことを厳粛に受けとめながら、議会との
議論も深めて
沖縄の町づくりや
産業振興の観点から検討したいと、こういうお
考えもあるというふうにも仄聞をいたしておるところでございます。
いずれにしても、そういったるる申し上げたような観点、問題も含めて、
沖縄県を初め
関係者間において検討していくことが重要であるというふうな
認識を持っていますし、このような観点からの
議論を十分積み重ねていただきたい、こう思っているところでございます。