○松あきら君 先ほどからそれぞれの
委員の
質問に、まさに私が
伺いたいと思うことをみんな聞かれてしまったなという気持ちでございますけれども、しかし、私はこの法律は
教育公務員にとってはすばらしい道を開いたというふうに
思います。
ただ、残念なことは
無給ということです。これは今多々お話が出ましたけれども、もちろん
奨学金は借りられる。この
奨学金の問題に関しましては、我が党は
奨学金拡充ということで、いろいろな御
配慮もいただいてかなりこれは大きく拡大はしていただきましたけれども、今大臣の御答弁にもありましたように、家族持ちの方もいらっしゃるわけで、その点については私からもぜひよろしくお願いしたいというふうに
思います。私はしかし、
無給であるからこそ、多少の何か
研修手当みたいなものはまた別の名前でつかないのかなという気持ちがあります。
しかし、世界の流れというのは、マスターあるいはドクターというのを取るのは当たり前ということになっているんです。先日も私、ユネスコ
国内委員にさせていただいておりまして小
委員会に出ましたら、やはりこの話が出まして、
日本の官僚は非常に優秀なのに、なぜマスターやドクターを取っていないのかと。ユネスコもそうですけれども、国連あるいは世界の機関ではこれはあるのが当たり前ということです。
日本はなかなかマスターやドクターを持っている人が少ないわけで、また入るのが大変だというふうに聞いております。ですから、
日本でも専門分野を専攻するという
意味で、また世界の流れの中でこういうふうになっていくことはすばらしいことだというふうに思っております。
私の地元の神奈川県のある県立高校の先生が、昨年中国へ行こうと
思いまして申請をしたんです。そうしましたら、中国語は神奈川県にとって
意味がないというふうに言われたそうなんです。何か
メリットがないからだめよということで、どうしても行きたいとおっしゃるなら
教員をやめて行きなさい、こういうふうに言われたそうで、結局この先生はあきらめたんです。
先ほども御
質問は出ておりましたけれども、「
任命権者の許可を受けて、」というのがあるわけですね。そうしますと例えば、
大学院は
日本の
大学院じゃなくて世界のどこでもいいというわけですね。だから、留学でもいいというわけですね。世界のどこかの国の
大学院でもいいということですよね。そうしますと、御存じのように入学は四月ということではなくて秋でございますから、
日本の
大学院でもそうですけれども、行きたいと
思いましたら、かなり前から、どこを受けようかなとかいうことになるわけで、ですから私は、事前に
学校にきちんと相談をして、外国ということもあるわけですから、そういうふうにみんなが事前に相談をするようにすれば把握も大体できるんじゃないかなと。
やはりそういった
意味の最低限度のガイドラインみたいなものをつくっていかないと、各
任命権者の許可もそれぞれに違ってしまうと。早目にきちんと相談を受けて、ここはこうだから、人数もうちの
学校で何人もいるからこうですよとか、いろんなところで違ってしまうと混乱が起きるという
意味で、最低限度のガイドラインを御用意されたらいかがというふうに
思いますけれども、大臣の御所見を
伺いたいと
思います。