○阿部幸代君 人口や業務量が大事な指標になると思うんですね。
具体的に言いますと、失業給付
関係というのは居住地で行われますから、管内人口というのは重要な指標です。これで比べてみますと──皆さんのお手元に時間がなくて
労働省からいただいた資料の切り張りなんですけれ
ども示していると思うんですが、これを見ていただきたいんですけれ
ども、草加とほぼ人口が同じ足立の場合、
定員内
職員が草加の約三倍いるんです。二・七五倍。上野の場合は、人口は草加の約二〇%、五分の一なのに
定員内
職員がやっぱり約三倍、二・七九倍いるんです。
もう
一つの指標で、切実な有効求職者数、これを指標に比べてみますと、草加と足立の場合はほぼ同じですが、
定員内
職員の数は今言ったように約三倍、二・七五倍の開きがあります。また、上野は有効求職者数は草加の半分以下ですが、
定員内
職員はやっぱり約三倍いるんです。
だから、足立や上野がけしからぬと言っているわけじゃなくて、必要だから少なくともこれぐらい置いているんだと思うんですね。ところが、草加ではそういうふうになっていない。草加職安の
定員内
職員の数、二十八人が少な過ぎるんです。
そのことは、中だけでも非常勤
職員が二十人ほどいて常勤並みに働いているという事実を見れば明らかですし、非常勤
職員というのは、これにとどまらないで外に設けられたパート専門のパートバンクなどが五カ所あるんですけれ
ども、そこに十二人いるんです。合わせると三十二人になります。
定員内
職員が二十八人、それを上回る常勤並みに働いている非常勤
職員が三十二人もいて、それでも大変な実態なんです。
人口規模や業務量にふさわしい
定員内
職員の確保、つまり
定員増ができないのは
労働省全体が
定員削減のしわ寄せで
定員をふやすところをつくれない、こういう矛盾があるからではありませんか。これは
総務庁長官。