○堀利和君 働き方、それによってやはり
社会、暮らしが変わっていくわけですので、大変重要な課題だろうと思います。
ちょっと話を、角度を変えまして、次代を担う
子供たちがどういうふうに
成長していくのかということも大切な課題であるわけですが、働くことの価値というものを
子供にどう認識してもらうのか、私これは大変重要だと思うんですね。
そこで、これは
文部省、
労働省にお願いもあるんですけれども、実は
平成六年六月に産業・資源エネルギーに関する
調査会で、企業の
社会貢献というテーマでこういった形の
調査会で審議させていただいたときに、
社会貢献ということでボランティア活動なんですが、私としてはまさに今回テーマになっているような意味で、
子供たちの
教育といいいますか、働くことの価値を深めていただきたいということで、一般的に
学校では
社会見学というのがありまして、私もいろいろな会社等に
社会見学も
子供のころに行ったんです。
やはり、今何が失われているかというと、
自分の親、お父さんなりお母さんが働いている姿が見えないということなんだと思うんですね。これはよく言われることなんですが、日曜日なり休みに疲れてごろごろしているか、つき合いのいいお父さんになれば遊園地なりに
遊びに行くということもあるんでしょうけれども、疲れ切っているか遊んでいるかの姿を
子供は見るわけです。
サラリーマンの非常に悲しい川柳でも、粗大ごみ朝出してまた夜帰ってくるなどと言われるように、あるいは昔は給料を現金を持って
家庭に来たのが、何か給料は銀行がくれるかのように錯覚してしまうという、こういう姿ではどうしても
子供というのは、本当に親のありがたさといいますか、働いている姿が見えないものですから、私は、なかなか制度上は難しいと思いますけれども、お父さんなりお母さんなりの職場にその
子供が
社会見学ということでまさに見に行くといいますか、半日でも一時間でもいいですからそういう姿を見る、
一つの
学校教育の中で取り入れるべきだと思うんですね。
そういう意味で、これは
受け入れる側のこともありますので、やはり
文部省だけじゃなくて、
労働省の協力もいただきたいわけですけれども、ちょっと難しいんですが、
子供が
自分のお父さん、お母さんの働いている姿を見る、こういう
社会見学
教育というのをやはり私はやっていただきたいなと。
聞くところによると、
文部省ではお子さんが
文部省、役所に来て、今申し上げたような形でお父さんなりお母さんなりが働いているところを見ているというふうに聞いているんですが、その辺をちょっとお尋ねしたいと思うんです。