○岩本荘太君 参議院クラブの岩本でございます。最後の
質問でございますので、よろしくお願いいたします。
今回の
法改正は、特殊法人等の整理合理化についてという閣議決定に基づくもののようでございまして、
造船業基盤整備事業協会の解散と
運輸施設整備事業団法の
改正、こういうことで、特殊法人がいろいろ言われている中でこういう整理合理化をされた御
努力には敬意を表する次第でございます。また、こういう組織の組みかえというのは往々にしていろいろな問題があるかと思いますけれども、その辺を先取りしてうまく動かしていただきたいなと思うわけでございます。
先般も、
有珠山の
災害対策について
大臣に先手先手に打っていただくのが大事だということで御同意いただいたと思いますが、
災害ばかりでなく、こういう組織の改編とかも先手先手に
問題点を受けとめてやっていただくのが一番いいんじゃないか、こういうふうに思う次第でございます。
先ほど来の議論をお聞きしておりますと、やはり
テクノスーパーライナーに議論が集中しているようでございまして、私もこれが一番わかりやすいものですから
質問を準備したわけでございますが、私と同じ会派に私以上の専門家がおりますが、どういうわけか素人の私に
質問が当たりまして、どうも素人っぽい
質問でございますが、素人にもわかりやすい
お答えをいただきたいなと思うわけでございます。
そうは言いますものの、昨日
質問通告いたしました中で大半今までにもう御答弁いただきましたので、大体私自身も
理解したと思っております。
特に今、渕上
議員の御
質問に
お答えになって、
問題点あるいはこれからの予定、いわゆる
建造コストが高いことが問題である、それから
保守管理費が割高であるということのようでございますが、これは
運輸省の
技術力並びに能力をもってすればおいおい
解決されるのではないかと思いますし、ぜひ
平成十四年の
商業化に向けて努めていただきたい。そういう意味で私、この
開発について否定するものでもございませんし、これは我々、便利なもの、どんどんこういうものに進むことはいいことだと思っております。
ただ、今の
日本を見ますと、いろんな面でいろんな
開発ができて、それぞれぎりぎりの
技術力の状態で動いている中にさらに新しいものが組み込まれるという
状況になると思うんですが、これは終戦直後みたいなときには、
皆さん開発の空間といいますかそういうものがありましたからどんどんやってもいいのかもしれませんけれども、今のような
時代になりますと、新しい
開発によって影響を受けるところということに一つやっぱり関心を持たなきゃいけないんじゃないかなと。
先ほどの御議論で、どういうような将来構想を持つのかというような御議論もございました。それと同じ
質問かもしれませんが、私はもっと具体的に、今まであるどういうものが影響を受けてどうなるのか。これは、ただただ
運輸省が
技術開発を目指す、これも一つの
運輸省の機能であると思いますけれども、同時にやはり民間企業と違うわけですから、
開発された状態がどうなるか、それを先取りして、いわゆるそれによって影響を受けるところのソフトランディングなりハードランディングなり、どちらでも構いませんけれども、要するに影響を受けるところの影響ができるだけ小さくなるようなことを
考えなきゃいけない。
そういう
見通しを立ててこういう
開発もしていただきたいな、こう思う次第でございまして、そういう意味から、いわゆる
コンテナか
フェリーかわかりませんが、こういうことをやられることが将来どのぐらいの規模になるのかなということを実は
質問として
考えたんですけれども、これも
先ほどの御答弁でまだそこまでは行っておられないと、確かにそうだと思いますけれども、おいおい
考えなきゃいけない問題であると思っております。
そういう意味で、こういう新しい
技術で大変大きな
開発でございますし、私は
運輸省の
技術力をもってすればできるだろうと思っておりますが、同時に、将来どういうふうな影響を想定されるのか、あるいはそういうものに対してどういうふうに対応されていくようにお
考えになっているのか、その点をぜひ御答弁いただきたいと思います。