○山内俊夫君 自民党を代表いたしまして本
委員会で
質問をさせていただきます。初めてでございますけれ
ども、よろしくお願いいたします。
特に、今回はサミットが行われる年でもあります。七月の二十一日から二十三日までのわずか三日間、中身は二日半だと聞いておりますけれ
ども、私はこのサミットについてはあえてきょうは
質問をさせていただきません。それはなぜかといいますと、サミット後が私は大切だろうと。これは
沖縄の福祉、またいろんな経済その他の
振興のためにも、そういった
観点から
質問をさせていただきます。
私自身、県議の時代から
沖縄、また北海道等々には何度も足を運ばせていただきました。また、後ほど二つ目の
質問で石垣島空港についても
質問をさせていただきますけれ
ども、
白保政務次官は八重山出身だということで、
地元のことでございますので多少
質問を入れさせていただきます。
今回のサミットを万国津梁館をメーン会場としてこの
会議を開かれる。万国津梁館とは何ぞやということなんですが、これは我が党の村上
議員会長が本
会議で総理に対して
質問を入れております。万国津梁の鐘というのがどうももとになっておるようなので、
先ほど皆さんのお手元に万国津梁の鐘についての文献をコピーさせていただいて配らせていただいたわけでございますけれ
ども、この「琉球国は南海の勝地にして、」という大意がございます、銘文の大意。この中身を読んでみますと、まさに
沖縄というのはアジアの中心であると。
日本全体からいきますと南の端の県でございますけれ
ども、私は将来、この
沖縄というのはアジア、極東アジアもしくは東南アジアも含めてのアジア全体の中心であるという
視点で、二十一世紀はぜひ
沖縄の
振興も図っていきたいな、このように考えておるところでございます。
まず、この
沖縄というのは、戦力としての安全保障、これは私、決して否定することはできないと思いますけれ
ども、今後やはり人的な安全確保という
意味でこの万国津梁館を
沖縄サミット後にどう活用していくかというような
観点で
質問を入れます。
特に、村上会長が
質問の中で、スイスのダボス
会議のような
沖縄アジア
会議を創設したらどうか、さらに、地球の未来を担う子供たちが全世界から集う
沖縄・国際子
どもサミットも
検討したらどうかというようなことを述べておりました。それに対して総理は、「サミットの開催を契機として、今後
沖縄が万国への橋渡しとしてアジアの国々との
交流の場になることを期待し、御
提案を十分念頭に置きつつ、このための努力を行ってまいりたいと考えております。」と、このようなお答えをいただいておるわけでございます。七月の二十一日は、もう本当に目前に迫ってきておりますが、私は総理がお答えになった
沖縄が万国への橋渡しとしていくこの万国津梁館、これをもう既に
計画しておかなきゃいけない、ポストサミットという形で。その後、この総理の発言以来どのような動きがあるか、少し具体的に教えてほしいと思うんですが。