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辻元分科員 被疑者が死亡したといえ
ども、これは、何が原因でこのような事態を招いているのかというところを徹底的に追及していただきたいと思うんですね。
さて、先ほど、きのうの夜に起こりました、また、わいせつ
行為をした警察署の容疑者の話もしましたけれ
ども、今現状ではどうなっているかということをどこまで把握されているのかということを幾つか
質問させていただきたいと思うんです。
実は、新潟県の女性監禁事件、これの渦中ですが、偶然というか、びっくりしたんですけれ
ども、十日前に私の知人の娘、九歳の子が、学校帰りに不審な男性に性的暴行を受けたというような事件が発生しました。私は母親をよく存じ上げておりまして、父親も存じ上げているんですけれ
ども、大阪で起こった事件なんです。二月の十五日に起こっています。夕方でした。
それで、これを近くの警察、私は今高槻市というところに住んでいるんですけれ
ども、そこの警察に届け出た。ところが、
説明しても、現場に――これは母親が書いた手記みたいなものがあるんですが、そのときの記録を残しておこうということで。「現場を見にゆく気配もなく、他の部署へ連絡する様子もなく、校長と母親がすぐに現場あたりをパトロールしてくれるよう頼むが上からの指示がなければ動けないと言い、それよりも被害届を出すには医師の診断書が必要であるとか、事情聴取は高槻警察で行って欲しいと言う。」こういうような対応であったと。それで、その後また四時間にわたって、数回立ちかわる警察署員の方に次から次に同じ話を一からしなければいけない。
そしてさらに、このお母さんが、どんな小さなことでもよいから、誤報でもいいから何かあったら通報してくださいというふうに言って、最後この日は終わっているわけなんですけれ
ども、その事件が起こった後、夕方から深夜まで、一体警察は何をしてくれたのだろうと。次の日にパトロールに来てくれるかと思って母親はずっと待っていたわけですね。ところが、警察からはだれも来なかった。まあ、別のところでされたのかもしれませんけれ
ども、母親は、何の連絡もないし、校長先生の方にも何も連絡がないと。
それで、その学校が父兄に対して出した通達があるんです。「町内回覧のお知らせと子
ども被害の防止について」という通達をされた。ところが、この十五日の三日後の二月十八日に、隣の学区で、また同じような、さらに大きな被害が出ています。「本日、市内において、遅れて登校しようとした児童が、白いワンボックスカーに引きずり込まれる事件が発生した。」ということで、これも、この学校の校長先生から保護者の方への注意喚起の文章です。
そしてさらに、この一週間後に、この御両親、それからその学校のPTAの人たちが、町内を注意していようということで、ある不審な人を発見といいますか、不審だなと思うような行動をする人がいたということで、また警察署へ行ったんですね。ところが、前聞いた人はだれかと。四回にわたって
説明していた警察官が、自分からは名前も名乗っていないわけですね。名刺も渡していない。被害者は混乱していますから、どなたに話しているかわからないわけですよ。
そして、一週間たって、またこういう事件が起こっていますからと言ったら、前はどなたにお話しされましたかと。いや、でも記録があるはずでしょう、被害者の子供の名前を見ていただいたらわかるはずですと言っても、今刑事班の者はいませんとか、生活安全課の部屋で事情聴取を受けたと告げると、署員の方が来て、また最初から話してくれというような対応なんですね。
それで、私はびっくりしてしまったんです。この
国会で、
委員長も、規律を正すようにと
答弁されているその時期にまたこういう事件が、私も、自分の身近なところで起こりましたので驚きました。先ほど、現場に伝わっていないんじゃないかというような危惧もあるというような率直な心情をおっしゃいましたけれ
ども、私は、伝わっていないと思いますよ、これは。
さてそこで、具体的にどういうふうに改善すればいいだろう。お
考えをお聞かせいただきたいと思います。