○宮地
委員 わかりました。ともどもに、ぜひ、日本の
農林水産業の二十一世紀の再生に向けて公明党も大いに汗をかかせていただきたいと思いますので、頑張っていきたいと思います。
竹島室長、お忙しいでしょうから、どうもありがとうございました。
そこで、時間がございませんが、先ほども少し出ましたが、有珠山の噴火に伴う
農林水産業の被害の状況と、これに伴う
対策については先ほど
大臣から御報告がございましたので、私、
大臣にちょっと提案させていただきたいと思います。
今回の災害において、一つは、やはり人命優先、こういうことで、国土庁あるいは建設省を
中心に、内閣を挙げて非常に
努力されていることには心から敬意を表したいと思います。また、洞爺温泉等の
地域では、観光客、特にゴールデンウイークを前にしてキャンセルが今出て、それが、洞爺温泉
地域だけでなくて、北海道全域に大変な
影響が出て、北海道は、御存じのように、拓銀のああした破綻問題、経済的な危機あるいは
農林水産業も今厳しい状況、さらにここで有珠山噴火に伴う災害というトリプルパンチで、大変な状況にあることはもう
大臣御存じのとおりです。
そういう中で、
農業においても、今ホウレンソウなどの出荷の時期ですけれども、先日伺いましたら、水をやるのに、避難しておって、十日ぐらいなかなか帰れなかった、その間にホウレンソウが大きくなっちゃってもう売り物にならない、こういうような状況もあるということも聞きました。
また、先ほど
お話がありましたように、ホタテガイについては、これはフォローしたことによって大分被害が、最小限になって、ヒトデに食われないで、浮きをつけて何とかと。これも実は私、再三水産庁に、時間を見て少しでも出動して、漁連をフォローできるような時間を、よく災害
対策本部と研究してやれよと。あるいは海上保安庁の船が行っているけれども、魚のことなんか海上保安庁はわからないんだから、水産庁の
調査船を出動させて、ちゃんと
情報を、虻田の漁連とか
関係漁連に
情報提供してフォローしなさいよ、そういうことも後方
支援で私、再三水産庁には申し上げました。
林野庁についても、自衛隊のヘリコプターで撮った写真をもらって、それで被害状況がどうだなんて、そんなけちくさいことはだめだよと。この際、思い切ってヘリをチャーターして、みずからが乗ってみずからが写真を撮って、どういう被害状況になっているかをチェックして、それで
国民にきちっと報告するぐらいの気概がなきゃだめだぞ、こういうことも今ハッパをかけておりますが、どうもこの点はちょっと予算の
関係があるので、北海道の道警のヘリコプターとか自衛隊のヘリコプターで撮ったものを借りていろいろやっているようです。こうしたところも思い切って
大臣から予算措置をしてあげて、本当に積極的に、自前でやはり災害状況を
調査して、先手を打っていくぐらいの気概が必要ではなかろうか。
そこで、私は、やはり与党ですから、この
平成十二年度予算の中に、五千億円のいわゆる公共
事業予備費、予備費の中の公共
事業対策の景気
対策としての五千億があるわけです。これを今後どうやって景気
対策のために使うかということも既に
議論が始まっているわけです。その中から有珠山
対策として、優先して数百億ぐらいの予算を、農林水産
対策も含めて、やはりここは閣議で、どんといこうじゃないかというぐらいな玉沢
大臣のパワーで総理に申し上げるぐらいの気概があっていいのではないか、そこにやはり与党としての即効性がある。
まして鳩山さんの
選挙区で、鳩山さんは公共
事業費を批判しているんだから、むしろ逆にこちらがその中から先手を打って、公共
事業費の予備費から取って
皆さん対応しているんですよ、このくらいのぜひ提言を、私はしますから、次の閣議あたりでしっかりと農水
大臣、それを提言して
実現させてもらいたい。
先日も与党三党首が行ってきましたけれども、激励はいいですよ、激励は。しかし、具体的に与党の、本当に
国民を思っている姿を、そうした予算を提言することによって、私は、
国民に本気で与党は取り組んでいるんだというのを示してもらいたい。その点について、もう時間が参りましたので、最後に
大臣の御
決意を伺って終わりたいと思います。