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渋谷委員 それなりの長い期間、
深谷大臣のことは知っている立場でいいましたら、今の御
答弁についてはまことに残念な話であります。(発言する者あり)危機管理の問題を言っているわけでありまして、このことが非常に重要なんです。
この
法律でも、あるいはこれほどの重大な問題を抱えていることについて、政治家が、危機管理の意識の中に、今言った
国民の利益、公益ということがまず前提にないということになりましたならば、それは、どれほどシステムを用意いたしましても危機管理はできないです。
具体的な
質問を申し上げますけれ
ども、本当は、これほどの非常に短い時間の中でのやりとりは、とてもじゃないけれ
どもできません。しかし、それぞれの折衝の中で決まった
質問時間でありますから、その一部だけ申し上げておきますが、それだけでも実はこの
法律の欠陥ということがわかってくるはずであります。
経企庁
長官を呼んでおりましたけれ
ども、まことに申しわけございません、この間のDVDの話、そちらから書類を
委員会にいただいておりましたが、その中でもやはり間違っている部分があります。後で
長官自身がよく確認していただきまして、やはり平気で議事録を誤って引用するなどということがあってはいけません。いずれ選挙が終わって政権が改まりましたならば、どういうことになるかわかりませんけれ
ども、それはどういう形であれ、継続して、経企庁のそもそもの
行政の責任、
姿勢というものは改めてただしてまいりますので、貴重な時間を申しわけございません、きょうはそれで結構でございます、どうぞお引き取りください。
それで、
大臣、先ほど来、
大畠理事も申し上げました
情報の問題です。
基本的にはやはり
情報の
公開ということが非常に重要なのですが、やりとりを聞いておりまして、どうしてもやはりもう一つ踏み込めないというところがあります。
堺屋長官、重要な時間を済みません。御足労いただきましてありがとうございます。また再会いたしましょう。
大臣、これは
情報の
公開ということの議論の中に、実は、これまでのほかの問題でもそうなんですが、反対する側に危険だということを証明しろという役所の
姿勢、役所の側が、反対する側は悪意があって、それで自分たちの
行政の仕事をある
意味では妨害するという観点から、そういう反対したり心配している側を見ている嫌いがあるのです。そうではないんですよ。これはもう何十年も前から
指摘されていることですが、
情報の
公開ということは、皆さんが、これは安全だということを主張する側が、安全だということについて完全に証明をしなきゃいけないのです。証明責任は
行政側にあるのです。執行、遂行する側にあるのです。このことがまず第一の前提。
それから、
情報ということについては、先ほど適切なという言葉がありましたが、法制局の作業というのはいいかげんな作業はしません。なぜ適切なという言葉をつけたかといえば、それはそれなりの
法律上の考え方、あるいは政策当局の目的があって、適切なとつけているわけです。
先ほど言いました、前段の
情報という問題についての一つの考え方。それから、今の、適切なという用語について、これを制限的に解釈するということはないでしょうねというのが一つ。もう一つ、
答えていただくのは三つです。
情報については加工してはいけません。いろいろなデータが入りますけれ
ども、基本的に
情報というのは生の
情報で提供することです。そうすれば、第三者が見たときに、その生の
情報を得て、それが果たしてどういう結論に結びつくのかということが
判断できるようになります。適切なという言葉が入ることによって、加工された
情報を出すというニュアンスに聞こえるわけです。これはどなたが担当されるかわかりませんが、
情報を
国民に提供する際には、加工して出すのではなくて、いろいろな実験データその他がもろもろ出てきます、技術屋の
情報も出てきます、それらは生の
情報として提供する、このことの確認をしてください。