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2000-02-18 第147回国会 衆議院 建設委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
平成
十二年一月二十日)(木曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
平田
米男
君
理事
佐田玄一郎
君
理事
佐藤
静雄
君
理事
原田
義昭
君
理事
宮路
和明
君
理事
田中
慶秋
君
理事
吉田
公一
君
理事
井上
義久
君
理事
青木
宏之
君
加藤
卓二
君
亀井
久興
君
岸田
文雄
君
小林
多門
君
桜田
義孝
君
西川
公也
君 野田 聖子君
蓮実
進君 林田 彪君
増田
敏男
君
松本
和那君
宮腰
光寛
君
樽床
伸二
君
平野
博文
君
前原
誠司
君
渡辺
周君
大口
善徳
君 西野 陽君 辻 第一君
中島
武敏
君
中西
績介
君
—————————————
一月二十日
平田米男
君
委員長辞任
につき、その
補欠
として
大口善徳
君が議院において、
委員長
に選任された。
平成
十二年二月十八日(金曜日) 午前十一時五十二分
開議
出席委員
委員長
大口
善徳
君
理事
佐田玄一郎
君
理事
佐藤
静雄
君
理事
原田
義昭
君
理事
宮路
和明
君
理事
田中
慶秋
君
理事
吉田
公一
君
理事
井上
義久
君
理事
青木
宏之
君
加藤
卓二
君
亀井
久興
君
岸田
文雄
君
小林
多門
君
桜田
義孝
君
西川
公也
君
蓮実
進君
増田
敏男
君
松本
和那君
宮腰
光寛
君
枝野
幸男
君
河村たかし
君
渋谷
修君
古川
元久
君
上田
勇君 辻 第一君
中島
武敏
君
中西
績介
君 …………………………………
建設大臣
国務大臣
(
国土庁長官
)
中山
正暉
君
国土政務次官
増田
敏男
君
建設政務次官
加藤
卓二
君
建設政務次官
岸田
文雄
君
建設委員会専門員
福田 秀文君
—————————————
委員
の異動 一月二十日
辞任
補欠選任
平田
米男
君
上田
勇君 二月十八日
辞任
補欠選任
樽床
伸二
君
河村たかし
君
平野
博文
君
渋谷
修君
前原
誠司
君
枝野
幸男
君
渡辺
周君
古川
元久
君 同日
辞任
補欠選任
枝野
幸男
君
前原
誠司
君
河村たかし
君
樽床
伸二
君
渋谷
修君
平野
博文
君
古川
元久
君
渡辺
周君
—————————————
一月二十日
公共工事
に係る契約の
適正化
に関する
法律案
(
西川知雄
君外一名提出、第百四十五回
国会衆法
第二〇号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
国政調査承認要求
に関する件
建設行政
の
基本施策
に関する件
国土行政
の
基本施策
に関する件 午前十一時五十二分
開議
————◇—————
大口善徳
1
○
大口委員長
これより
会議
を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、
建設委員長
に就任いたしました
大口善徳
でございます。 御
承知
のとおり、
住宅
・
社会資本
の
整備
など活力ある
経済社会
を
実現
するのが当
委員会
に課せられた
使命
であります。 二十一
世紀
を迎えるに当たり、
少子高齢化
など急速に変化する
経済社会
に対応するため、また、
景気回復
を
推進
するため、真に豊かでゆとりある
国民生活
と活力ある
経済社会
の
実現
に向けた
国土づくり
が重要な
課題
となっております。 このような時期に本
委員会
の
委員長
に就任し、改めてその職責の重さを痛感しておる次第であります。
委員各位
の御
協力
を賜りまして、公正かつ円満な
委員会運営
に努めてまいる
所存
でございます。 何とぞよろしくお願い申し上げます。(
拍手
) ————◇—————
大口善徳
2
○
大口委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
建設行政
の
基本施策
に関する
事項
都市計画
に関する
事項
河川
に関する
事項
道路
に関する
事項
住宅
に関する
事項
建築に関する
事項
国土行政
の
基本施策
に関する
事項
以上の各
事項
について、本
会期中国政
に関する
調査
を進めたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長の
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大口善徳
3
○
大口委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
大口善徳
4
○
大口委員長
建設行政
の
基本施策
に関する件及び
国土行政
の
基本施策
に関する件について
調査
を進めます。 まず、
中山国務大臣
から、
建設行政
の
基本施策
及び
国土行政
の
基本施策
について、それぞれの
所信
を聴取いたします。
国務大臣中山正暉
君。
中山正暉
5
○
中山国務大臣
御新任の
大口委員長
に祝意を申し述べますと同時に御期待を申し上げまして、第百四十七回
国会
における御
審議
に当たり、
建設行政
に取り組む
基本
的な
考え方
につきまして私の
所信
を申し述べ、
委員各位
の御理解と御指導を賜りたいと存じます。
建設行政
の
基本的使命
は、
住宅
・
社会資本
の
整備等
を通じて、限られた
国土
を適正に管理し、真に豊かな
国民生活
と活力ある
経済社会
を
実現
することにあります。
我が国
が
少子高齢化
、
地球規模
での
環境
問題の
深刻化
など歴史的な転換期を迎える中、
住宅
・
社会資本
の
整備
、
利用
、保全を総合的に
推進
するという
考え方
に立って、多様化する
国民ニーズ
に一層的確にこたえ、次世代が夢と誇りを持てる
国土づくり
を進めてまいりたいと考えております。 さて、現下の最
重要課題
は、
我が国経済
を本格的な
回復軌道
に乗せるとともに、
日本経済
を新生させる
発展基盤
を築くことであります。このため、
公共投資
や
住宅投資
により引き続き景気を下支えしつつ、真に必要な分野に
戦略
的、
重点
的な
投資
を行っていく必要があります。また、
公共事業
の
実施
に当たりましては、
事業評価
、
コスト縮減
、
事業
間の
連携
などにより、効率的、
効果的執行
と
透明性
の向上を図ることが重要であります。 このような観点から、
平成
十二年度
建設省関係予算
につきましては、
建設省関係公共事業関係費
として、前年度当初
予算
に比べ、二%増の額を確保しているところであります。現在、第二次
補正予算
を含めた十一年度
予算
についてその円滑かつ着実な執行に
全力
を尽くしているところでありますが、十二年度
予算
につきましても、その速やかな成立を受けて、景気の腰折れを招かぬよう切れ目なく
実施
してまいりたいと考えております。また、
住宅ローン控除制度
の延長を図るとともに、
住宅金融公庫法
の
改正案
に盛り込みました
住宅金融公庫貸付制度
の
改善
などにより、良質な
住宅ストック
の
形成
と持続的な
住宅投資
の喚起を図ってまいりたいと考えております。 あわせて、
住宅
・
社会資本整備
の担い手である
建設業者
の厳しい
経営環境
を踏まえ、円滑な
資金供給
や
信用補完
の確保、中小、
中堅建設業者
の
受注機会
の
確保等
の
対策
の的確な
実施
に取り組むとともに、透明で
競争性
の高い
市場環境
の
整備
を目指して、
建設業
の
構造改革
や
建設業者
の
経営改善
を
推進
してまいります。また、
不動産投資市場
の
活性化
につきましても積極的に取り組んでまいります。
行政改革
につきましては、来年一月六日の
国土交通省
への円滑な移行に向けて、準備に万全を期してまいります。
国土
の適正な
整備
、管理を担当する
国土交通省
が、その
行政機能
を的確に発揮し
国民
の期待にこたえるよう、
地方分権
の着実な
取り組み
とあわせて、
地方整備局
への事務の委任を的確に進めるとともに、
国土交通省
における新たな
政策展開
の
あり方
について
関係省庁
間で検討を進めるなど、統合のメリットを最大限生かしてまいる
所存
です。 以下、当面の諸
施策
について具体的に申し述べます。 まず第一に、大多数の
国民
の
生活
と
経済活動
の舞台である
都市
において、
都市基盤施設等
の
整備
、
土地
の
流動化
と
有効利用
、
中心市街地
の
整備改善等
を強力に
推進
することにより、二十一
世紀
にふさわしいすぐれた
機能
、
環境
を有する
都市
へと
再生
を図っていく必要があります。また、
地域
の
創意工夫
を生かした
まちづくり
を
促進
するため、
まちづくり
に関する
統合補助金
を創設するとともに、
地域
の
課題
に柔軟に対応できるよう、
都市計画制度
を抜本的に見直す
法律案
を提出することといたしております。 第二に、地球温暖化問題を初めとする
地球規模
での
環境
問題の
深刻化
に対応しつつ、
循環型社会
の構築に取り組んでまいります。特に
建設廃棄物
については、
資源
の
有効利用
を図る観点から、現場での分別やリサイクルの
推進
、必要な
技術開発
に
重点
的に取り組んでまいります。このため、新たな
法制度
を創設すべく、所要の
法律案
を今
国会
に提出することといたしております。 また、安心して暮らせる
生活環境
を確保するため、町の
歩行空間
を初めとした
生活空間
の
バリアフリー化
に一層取り組むとともに、ゆとりある
住生活
を
実現
するために、
高齢者
や
子育て世代
に対応した良質な
住宅
の
供給促進
、
住宅性能表示制度
の普及など、着実な
実施
を進めてまいります。 加えて、
大都市圏
を中心に厳しい状況にある
沿道
の騒音、
大気汚染
に対応し、
経済社会
を支える
道路
の役割と
沿道
の
生活環境
の保全との両立を目指してまいります。このため、
道路ネットワーク
の
整備
や
沿道環境対策
を
重点
的に
実施
するとともに、
関係機関等
とも
連携
し、総合的、
計画
的に
沿道環境
の
改善
に取り組んでまいります。 第三に、
国土
の均衡ある
発展
、
地域
の
競争条件
を確保し、
地域
間の
連携
、
交流
を
強化
する観点から、引き続き高
規格幹線道路
、
地域高規格道路等
の体系的な
整備
を
重点
的に進めてまいります。 また、
高度情報通信社会
に向けて、
公共施設管理用光ファイバー網
やその
収容空間
の
整備
を進めつつ、
高度道路交通システム
の
実用化
と
展開
、
研究開発等
を
推進
し、
スマートウェイ
の
早期実現
を目指してまいる
所存
です。 第四に、
災害対策
についてであります。
我が国
は、極めて脆弱な
国土条件
を有し、昨年六月末豪雨による西日本を中心とした
土砂災害
や
地下空間
の浸水、台風十八号による
高潮被害等
、毎年のように
全国各地
で
自然災害
が発生しております。 そこで、
被災地
の一日も早い
災害復旧
はもとより、
流域対策
と
連携
した
治水対策
や
被害
の発生を最小限にするための
情報収集伝達システム
の
整備
などを
推進
してまいります。また、
土砂災害
の
被害
の拡大を防止するため、特に危険な
地域
における
住宅等
の
立地抑制
を含めた総合的な
土砂災害対策
を
推進
してまいりたいと考えております。このため、所要の
法律案
を今
国会
に提出いたします。
都市型災害
への
取り組み
につきましても、
防災公園
の
整備
、
都市
の
地下空間
の
浸水対策
、
密集市街地
の
整備改善等
を
推進
し、
都市
の
防災構造
の
改善
を図ってまいります。 また、吉野川第十堰の
事業
につきましては、流域全体の方々にとって重要な
施策
であり、広範囲な流域全体の
治水
に責任を持つ
建設省
として、従来に増して、対話を積み重ね、
治水
上の
安全性
を確保することに取り組んでまいります。 以上、
建設行政
の
推進
につきまして、私の
所信
の一端を申し述べました。
国民
の皆様の期待と信頼にこたえ、一層の御理解をいただけるよう、
国民
との対話を重視し、かつ、厳正な綱紀の保持になお一層努めつつ、引き続き
建設行政
の諸
課題
に
全力
で取り組んでまいる決意でございます。 今後とも、
大口委員長
を初め、
委員各位
の格別の御指導をよろしくお願い申し上げます。 次に、
国土行政
に関する
国土庁長官
としての
考え方
を申し述べたいと思います。 第百四十七回
国会
における御
審議
に当たりまして、
国土行政
に関する
所信
でございますが、二十一
世紀
という新しい
世紀
に向けて、豊かでゆとりがあり、安心して暮らせる
国民生活
と活力ある
経済社会
を
実現
するため、幅広い分野を担当する
国土行政
の役割はますます重要になると考えております。二十一
世紀
の新たな
発展基盤
を築くため、次の
施策
に
重点
を置いて
国土政策
を
展開
してまいりたいと考えております。 まず第一に、これからの
国土政策
の
基本
として掲げた多
軸型国土構造
の
形成
に向け、新しい
全国総合開発計画
である二十一
世紀
の
国土
の
グランドデザイン
を効果的かつ着実に
推進
してまいります。このため、
計画
に掲げた多
自然居住地域
の創造、
大都市
の
リノベーション
、
地域連携軸
の
展開
及び
広域国際交流圏
の
形成
の四つの
戦略
の具体的な
展開
を初めとして、
計画
の
具体化
に向けた各般の
施策
や
調査
に積極的に
取り組み
、参加と
連携
による
国土づくり
を
推進
するとともに、
地域づくり
を
支援
してまいります。また、
国土計画
の理念の
明確化等
の要請に対応するため、二十一
世紀
の
国土計画
の
あり方
について検討してまいります。
小渕内閣
の
重要施策
である
生活空間倍増戦略プラン
の一環として、各
地域
が広域的な
連携
のもとに主体的に策定した
地域戦略プラン
につきましては、引き続き
国土庁
を
総合的窓口
として、
関係省庁
が一体となった
推進体制
のもと、
事業
の円滑な
実施
を図ります。 第二に、
地方振興施策
につきましては、多
自然居住地域
の創造に向けて、先導的な
取り組み
を行う
地域
における
計画づくり
などへの
支援
、
地域
間の
連携
や
交流
の
促進
、
地域づくり
を担う人材の育成など、さまざまな
施策
に積極的に取り組んでまいります。また、東北、北陸、中国、四国及び
九州地方
の新しい
開発促進計画
について、それぞれの
課題
を踏まえつつ、その
具体化
を
推進
するとともに、新たな
地方産業振興
の
あり方
について検討してまいります。さらに、
過疎地域
、山村、半島、
豪雪地帯
、
離島等
の
特定地域
における
生活環境
や
産業基盤
の
整備等
を引き続き進めてまいります。特に
過疎対策
については、二十一
世紀
における
過疎地域
の新しい役割や位置づけを前提とした新たな
対策
の確立を図ります。 第三に、
大都市圏
の
整備
につきましては、安全で潤いのある
生活
と
国際競争
に対応できる
経済活動
とを可能にするため、
首都圏基本計画
並びに本年度中を目途に策定する
近畿圏
及び
中部圏
についての新しい
基本整備計画等
に基づき、
既成市街地等
において
都市空間
の修復、更新を行う
大都市
の
リノベーション
の
推進
と広域的な
圏域構造
の
再編整備
に取り組んでまいります。また、
業務核都市
の育成や国の
行政機関等
の
移転
などを引き続き進めてまいります。さらに、
公共
の利益となる一定の
事業
の円滑な遂行と大
深度地下
の適正かつ合理的な
利用
を図るため、今
国会
に大
深度地下
の
公共的使用
に関する
特別措置法案
を提出いたします。
首都機能移転
につきましては、東京一極集中を是正し、
国土
の
災害対応力
を
強化
し、東京に潤いのある
空間
を回復することに寄与するとともに、
国政全般
の改革と深くかかわりのあるものであります。昨年末に
国会等移転審議会
の
移転先候補地
の選定に関する答申が出され、
国会
に報告されたところでありますが、
首都機能移転
に向けて引き続き検討を行うとともに、
国民
の
合意形成
を図るため、議論の一層の盛り上げに努めてまいります。 第四に、
土地政策
につきましては、
土地
の
有効利用
を図るため、
土地情報
の開示、提供や収益を重視した
不動産鑑定評価
の充実など総合的な
政策
を
展開
してまいります。また、今
国会
に
国土調査促進特別措置法
の一部を改正する
法律案
及び
国土利用計画法
の一部を改正する
法律案
を提出し、
平成
十二年度を初年度とする新たな
国土調査事業
十カ年
計画
の策定により
地籍調査等
を積極的に
促進
するなど、適正な
土地利用
の
推進
に取り組んでまいります。 第五に、安心、安全な
国土づくり
に向けた
災害対策
を
推進
してまいります。 昨年も、
全国各地
で豪雨や台風による大きな
災害
が発生いたしました。
我が国国土
が
自然災害
に対して脆弱であることを改めて認識したところであります。申すまでもなく、
災害
から
国民
の生命、身体、財産を守ることは政府の最も重要な責務の一つであると認識しております。このため、
防災行政
の
責任者
として常に
緊張感
を持って、引き続き
災害発生
時の迅速な
初動対応
に努めるとともに、
災害
に強い
まちづくり
の
推進
、
災害情報
の
収集伝達体制
の
強化
、
激甚災害制度
の充実など、総合的な
災害対策
の一層の
充実強化
に
全力
を挙げて取り組んでまいります。 また、これらとあわせて、阪神・
淡路地域
の復興につきましては、今月二十三日に
復興対策本部
の
設置期間
が満了いたしますが、その後におきましても、今後設置される
関係省庁連絡会議
を活用するなど、
関係
各
省庁
の
施策
が円滑に
実施
されるよう配慮するとともに、引き続き必要な
支援
を行ってまいります。 第六に、
水資源政策
につきましては、健全な
水循環系
の確立を目指した
政策
の
展開
により、渇水に強い豊かで潤いのある
社会
の
実現
に努めてまいります。このため、新しく策定した
全国総合水資源計画
を踏まえ、七水系における
水資源開発基本計画
の策定を進めるとともに、
水資源開発
、水の
有効利用
、
水源地域対策
などに総合的に取り組んでまいります。 最後に、二〇〇一年一月、
国土庁
、北海道開発庁、運輸省及び
建設省
の四
省庁
を母体として、
国土交通省
が誕生します。
計画
から
事業
の
実施
までの
連携強化
により、
国土行政
がこれまで以上に的確に進められるよう、積極的に取り組んでまいる
所存
であります。 以上、
国土行政
に関する
所信
を申し述べました。これら
施策
の
推進
に
全力
を挙げて取り組んでまいりますので、
委員長
を初め
委員各位
の一層の御理解と御協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、
所信
の披瀝といたしたいと存じます。 ありがとうございました。(
拍手
)
大口善徳
6
○
大口委員長
次に、
平成
十二年度
建設省関係予算
、
平成
十二年度
国土庁関係予算
及び
国土交通省関係予算
について、それぞれの
概要説明
を聴取いたします。
建設政務次官加藤卓二
君。
加藤卓二
7
○
加藤政務次官
建設省関係
の
平成
十二年度
予算
について、その
概要
を説明いたします。 まず、
一般会計予算
は六兆六千六百八十七億円を計上いたしておりますほか、
道路整備特別会計
、
治水特別会計
、
都市開発資金融通特別会計
、
特定国有財産整備特別会計
について、それぞれ
所要額
を計上しております。 また、
財政投融資計画
については、当
省関係
の
公庫公団等分
として十四兆三千七百四億円を予定しております。
建設省
といたしましては、以上の
予算
によりまして、
我が国経済
を新生し、本格的な
回復軌道
に乗せるとともに、豊かで活力ある二十一
世紀
の
経済社会
を
構築
するための
基盤
となる質の高い
住宅
・
社会資本整備
を的確に
推進
してまいる
所存
であります。 特に、
平成
十二年度におきましては、 一、
産業構造転換等
に対応した
都市
の
再生
、再
構築
を
推進
する
都市再生推進事業
の
創設
、
地域
の
創意工夫
を生かした
まちづくり
を
推進
するための
まちづくり総合支援事業
の
創設
など
経済新生
を支える
都市
の再
構築
と
地域
の
活性化
二、高
規格幹線道路等
の
整備
の
推進
、
踏切道等総合対策事業
、
交通結節点改善事業
の
創設
、
光ファイバー収容空間
の
整備
、
スマートウェイ
の
展開
など
連携
、
交流
を支える
ネットワーク
の
整備
三、
高齢者向け公共賃貸住宅
の
整備
、
歩行空間
の
バリアフリー化等
の
推進
、
本格住宅ストック
の
形成
、維持、流通の
促進
など本格的な
少子高齢社会
の到来に備え、生涯の
生活
に
安心
を実感できる
生活空間づくり
四、良好な
水環境
、
生態系
の
保全等
を図るための
河川
、
下水道事業
の
推進
、
沿道環境改善事業
の
推進
など
環境
への負荷の少ない
経済社会
の
実現
五、総合的な水害、
土砂災害対策
の
推進
、
地下空間
、
床上浸水対策
の
強化
、
防災公園
、
密集住宅市街地
の
整備
の
推進
など安全で
安心
できる
国土づくり
、
地域づくり
の
推進
など
現下
の
重要課題
に対応した
住宅
・
社会資本整備
を
戦略
的、
重点
的に
推進
することといたしております。 また、
公共事業予算
の効率的、
効果的執行
と
事業
の
透明性
の
向上
を図るため、
コスト縮減
、
事業
間の
連携
、費用対
効果分析
を含めた
事業評価
などを積極的に
実施
することにいたしております。 なお、
事業別
の
重点施策
の
概要
につきましては、お
手元
に配付しております
平成
十二年度
建設省関係予算概要説明
によりまして御
承知
願いたいと存じます。 以上、よろしくお願いいたします。(
拍手
)
大口善徳
8
○
大口委員長
国土政務次官増田敏男
君。
増田敏男
9
○
増田政務次官
国土庁関係
の
平成
十二年度
予算
について、その
概要
を御説明いたします。
国土庁関係
の
一般会計歳出予算
は、四千六百三十五億六千百万円を計上しております。
国土庁
といたしましては、以上の
予算
によりまして、二十一
世紀
の展望を開く
国土政策
を積極的に
推進
してまいる
所存
であります。 具体的には、 一、二十一
世紀
の
国土
の
グランドデザイン
の
戦略的推進等
の
国土計画
の
推進
二、
地域戦略プラン
の
推進
三、
土地
の
有効利用
を図るための総合的な
土地対策
の
推進
四、健全な
水循環系
の
確立
を目指した総合的な
水資源対策
の
推進
五、新たな
基本計画等
に基づく三
大都市圏
の
整備
の
推進
及び
首都機能移転
に向けた
検討等大都市圏整備
の
推進
六、多
自然居住地域
の
創造等
による
国土
の均衡ある
発展
と活力ある
地域社会
の
形成
を図るための
地方振興
の
推進
七、
阪神
・
淡路大震災
の教訓を踏まえ、地震、津波、噴火、
洪水等
の
災害
から
安心
して暮らせる安全な
国土づくり
に向けた総合的な
災害対策
の
推進
に
重点
を置くことといたしております。
事業別
の
重点施策
の
概要
につきましては、お
手元
に配付しております
平成
十二年度
国土庁関係予算概要説明
によりまして御
承知
を願いたいと存じます。 なお、
中央省庁
の
再編
に伴う
平成
十三年一月以降の
国土交通省所管
の
一般会計歳出予算
は、三千三百七十三億五千万円を計上しております。 以上、よろしくお願いいたします。(
拍手
)
大口善徳
10
○
大口委員長
以上で
大臣
の
所信表明
並びに
関係予算
の
概要説明
は終わりました。 次回は、来る二十四日木曜日午前八時五十分
理事会
、午前九時
委員会
を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時十七分散会