○石井(紘)
委員 これはやはり非常に無責任でありまして、こうした孫会社を一生懸命つくって、そういうところにこの三団体がそれぞれ大量の、先ほどの、官公庁から受けた予算を使って
発注し合っているわけですよ。
例えば
日本林業技術協会、
最初私ちょっと間違えて林業土木技術協会と申し上げましたが、
日本林業技術協会ですね、これがつくった、例えばグリーン航業なんという会社に対しては、一億二千万円もの
事業の
発注が行われている。これは
林野弘済会から
発注されるというふうに、こっちの団体が会社をつくって、こっちの団体が
発注する。あるいは、興林コンサルタンツなんという
株式会社は、
日本林業技術協会とそれから
林野弘済会がそれぞれ出資し合って、ここに私はこの会社の
企業情報も持っておりますけれども、大株主というのはこの二団体なんですね。この二団体がこういう会社をつくって、そして一方の
林野弘済会から二億二千万円もの
事業の
発注をする。
しかも、今挙げた四十社近い子会社、それからまた、
最初に申し上げたこれらの財団
法人とか社団
法人、こういうものから政治家に対する献金が莫大に行われているわけですね。ですから、これは明後日、私は農水
委員会でもっと詳しく出しますけれども、
国民のお金、税金が予算という形でもって、そうした外郭団体を通したりあるいは直接だったりしながら、回り回って政治家に献金が行っている。このことは私は明後日もっと具体的に明らかにいたしますが、こうした指導
基準というものがつくられているにもかかわらず、それが守られない。これは所管は総理府であります。また、それぞれの省庁であるわけですから、こうした点について、やはりきちっとした対応をされるという官房長官の
答弁があったわけです。
私は、さらにさまざまな問題がございまして、官房長官をきょうはこの
委員会に
出席するように要請をしましたところが、官房長官は、四時四十五分から記者会見があるので、何とかひとつ私の
質問時間の前半部分でやってくれないかという要請が来ましたので、私も、
委員会でありますから本来出られるべきでありますが、それでは事情を酌んで官房長官への
質問は冒頭にやりましょうということにしておいたのでありますけれども、きょうになって、総理の臨時代理になったから出られないということであるわけです。
しかし、こうした
実態、それから、総理が二日の深夜に急遽体調を悪くされて入院をされた。いろいろな
報道によると、大変深刻な
事態であるということも言われておる。これは、今日の厳しいさまざまな問題が噴出している
状況の中では、私ども国
会議員が、あるいは国会が、そうした
状況を一刻も早く知らなければならないという
事態があるわけですね。
にもかかわらず、きょうも官房長官は出てこない。何をやっているのかということを私は聞きたいと思うわけで、確かにそれはいろいろどたばたしていると思いますけれども、しかし、出てこないということは、
国民に対してのこの
事態の説明は四分間の記者会見だけだったわけですから、国会に対してはいまだ一言も何の説明もないわけでありますから、こういうことではどこかの独裁国家と同じで、二十二時間以上もこれを伏せておった、総理のそうした重大
事態を伏せておったということは、これは大変大きな問題なわけであります。
ですから私は、これは非常に大きな
政府の責任であるし、また、重大な深刻な問題を引き起こした、
政府が引き起こしておるということを申し上げたいと思うんです。
官房長官がお見えになりませんので、私はこれ以上
質問をすることができませんので、残りの時間を残して、ここでもって、きょうの
質問はこれ以上できないということで終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。