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伊藤(茂)
委員 もう一問だけ
質問をさせていただきます。
河野大臣からも
お話がございました、今回のサミットでの
IT革命と言われるものに対します
先進国の
対応の問題でございます。
先ほど御答弁いただきました
途上国との情報
格差解消の
努力というのもあるわけでございますけれ
ども、やはり次の
時代におきまして非常に大きな課題になっている。やはり後々振り返ってみても、二〇〇〇年サミットの特徴の
一つとして位置づけられるテーマであろうというふうに思います。
たくさんの事件が既に発生をしているわけでありまして、アイ・ラブ・ユーの侵入が大きな問題になりました。それぞれ
対応をどうするのか、各国ともまた共同して
努力をしているということになっているわけであります。ただ、そういういろいろな問題が発生しておりますが、この
時代の節目に当たってのサミットでございますから、もちろん、当面発生していることに共同でどう
対応しようかというだけにはとどまらない、何か
努力をしなければならないというふうに思います。
日常社会にも非常に大きなあれで、次世代携帯電話がどうなってとか、私はまだカラーは持っておりませんけれ
ども、いろいろな変化が毎日の市民生活にも、あるいはトランスワールドの関係でのさまざまの
仕事、
活動にも、みんな日々影響しているということでございまして、それら
考えますと、この際、こういう
IT革命の進行、あるいは予想される大きなさまざまの
技術開発や変化というものについてのお互いのプリンシプルと申しましょうか
考え方、あるいはそういうものについてお互いにいい意見交換をしながら共同でやっていく仕組みとかいうふうなことの提起あるいは確認が非常に大事であろうというふうに思います。
医学の方のヒトゲノムの問題もそうでありまして、これが変な形で企業
開発、
特許の方だけ走ったら非常におかしなことになる。
アメリカも
我が国も含めまして情報公開、それから国際的なやはり公開というものを含めまして、
ルールがついてリーダーが発言をされているというのは適切なことですが、同じようなことが言えるのではないだろうか。
そういうふうに
考えますと、そういう大事なときの議長国、またその
外務大臣ということのポジションになるわけでありまして、何かやはりそういう
意味で、トランスワールドの新しい
ルール、仕組み、プリンシプルとかいうものを確認し合って、サミットはトップですから、そこで確認したことに基づいてさまざまの
努力が共同でなされるという形がふさわしいことであろうというふうに思いますし、アイ・ラブ・ユーなど起こった問題
対応は
対応ですが、それだけではない次への展望を議長国としていい提起をするということが求められていることではないかと思いますが、いかがでしょうか。