○井上美代君 この問題は、細かくは、新聞に載ったり、私はちょっと聞き取ったりしておりますけれ
ども、何しろ
厚生省が
一定の努力をされているのも私は知っております。
例えば、この間レクをしてもらいましたけれ
ども、三市の選考基準の点数表というのがあるんです。これを見せていただきましたけれ
ども、この中に求職中等が保育所に入れる点数表の中にあるんです。私はそれでちょっとほっといたしましたけれ
ども、しかしながら大変点数が低いんです。だから、そういう点でもこの点数が二点とか、ほかのが十点近いんですけれ
ども、二点とかというふうに非常に低いわけです。だから、やはり点数も上げてほしいということですので、自治体の仕事ではありますけれ
ども、私は
厚生省にぜひそこを強化していただきたいというふうに思っております。
今、通達も出したいということを御
答弁くださいましたけれ
ども、やはり現場ではなかなか大変になっているわけです。だから、
厚生省は一歩前進されていると思いますけれ
ども、現場では大変ですので、そういう点でぜひ御指導、御援助、通達、見えるもの、伝わるもの、そういうものでやっていただきたいというふうに思います。
それでは、同じ件でですけれ
ども、労働省の方にお聞きしたいというふうに思います。今度は職安の方です。職を求めている子供連れの女性に対する職安の対応についてお聞きいたします。
一つは、まず職業紹介の際に子供を連れてきた女性に、子供はだれだれに預けるというメモを書かせているということです。このようなことがやられるのは私
ども女性にとってはおかしいというふうに思うんです。当然これはおかしいことなんです。それからもう
一つあります。それは
雇用保険の認定日、月に一回ですけれ
ども、職安へ来ます。子供を連れてきた女性が、職安には子供は連れてこない方がよい、こういうふうに言われたということです。子連れでは働く意思と能力がないと判断するのかということなんです。
職安でのこうした対応に対し、子連れだと煩雑になるので善意のアドバイスをしているというふうに言っている人がいます。また、企業の面接には子供連れで行かない、職安にもそれと同じ真剣さで来ていただきたい、このように言っておられますが、私はこれは働く女性を逆なでする内容だと思うんです。面接に行くときと、職安に本当に力になってほしい、だから相談に行く、これと同じに
考えるなどと言っておられる。私は、これは間違っているというふうに思います。本当に真剣に仕事を探して、今、女性たちは必死なんです。だから、そういう
意味でも私は労働省に力になってほしいというふうに思っております。こうした姿勢を改めてほしいというふうに思っておりますけれ
ども、いかがでしょうか。