○菅川健二君 参議院の会の菅川健二です。
まず、続
長官には、私、新進党のとき以来いろいろ御指導いただいているわけでございますが、大変
地方行政のベテランでありエキスパートでございまして、このたび
行政改革の総元締めに御就任なされたということは、大変私、最適任者だと思っておるわけでございまして、その御活躍に
期待いたしたいと思います。
そこで、
行政改革の今の現状でございますが、私は、まんじゅうの皮ができたばかりでございまして、あとどういうあんこを詰めるかというのはこれからの作業ではないかと思うわけでございます。テレビのドラマではございませんが、扇屋一心堂のおかめまんじゅうのようなおいしいまんじゅうになるのか、私は食ったことがないからわかりませんけれ
ども、広島のもみじまんじゅうも大変おいしいわけでございますが、あるいは単なる駄菓子になるのか、そういった分かれ目のときだと思うわけでございまして、御手腕に大変
期待いたしたいと思うわけでございます。
そこで、私はさきの行財政
特別委員会におきまして幾つか
質問をした中で、
独立行政法人の統合の問題について御
質問を申し上げたわけでございます。それは、類似
業務につきましては、その当時八十六、八十九とも言っておりましたけれ
ども、そういった事業について、その事業の中身を見ますと、非常に中身が濃くてしかも人員も数千人おるようなものから、人員が数十名しかいないような非常に小ぶりなもの、しかも中身としては非常に単純なものと千差万別の中で、やはり
独立行政法人として、独立体として維持存続あるいは発展させるためには一定のボリュームなり質を持つ必要があるんじゃないか。そういった面で、類似
業務、類似事業については統合して一つの法人をつくっていくべきではないかということを御提言申し上げたわけでございます。
その結果ということでもあるかと思うわけでございますが、八十六事務事業というのが五十九法人にまとめられたということはそれなりに私は
評価いたしたいと思うわけでございます。その中でも二つ私は具体的に
指摘いたしたわけでございますが、農林関係の試験
研究機関については、いろいろ作物ごとに分かれた試験
研究機関が一本化されておるということもございますし、それから文部省関係におきまして、美術館関係について一部やはり大ぐくりになっておるということもあるわけでございます。そういった面では私は
評価いたしたいと思うわけでございますが、しかし、いろいろまたこれらの法人の中身を見まして、まだまだ統合しかつ
効率化するような単位にするものがあるのではないかと思うわけでございます。
とりあえず、まず統合について、どういった方針でどういった統合をされたかについて概要をひとつお聞きいたしたいと思います。