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1999-03-31 第145回国会 参議院 本会議 第11号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十一年三月三十一日(水曜日) 午前十時一分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第十一号
平成
十一年三月三十一日 午前十時
開議
第一 新
東京国際空港周辺整備
のための国の財 政上の
特別措置
に関する
法律
の一部を
改正
す る
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第二
消防施設強化促進法
の一部を
改正
する法
律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第三
警察法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提
出、
衆議院送付
) 第四
土地
の再
評価
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
衆議院提出
) 第五
国立学校設置法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第六
日本学術振興会法
の一部を
改正
する
法律
案(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第七
裁判所職員定員法
の一部を
改正
する
法律
案(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第八
主要食糧
の
需給
及び
価格
の安定に関する
法律等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第九
国民年金法等
の一部を
改正
する
法律
の一 部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第一〇
特許法等
の一部を
改正
する
法律案
(内 閣提出) 第一一
都市開発資金
の貸付けに関する
法律等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院
送付
)
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件 一、
国家公務員等
の
任命
に関する件 一、
日程
第一より第一一まで 一、
国立国会図書館法
の一部を
改正
する
法律案
(
衆議院提出
) 一、
参議院事務局職員定員規程
の一部
改正
に関 する件 ─────・─────
斎藤十朗
1
○
議長
(
斎藤十朗
君) これより
会議
を開きます。 この際、
国家公務員等
の
任命
に関する件についてお諮りいたします。
内閣
から、
衆議院議員選挙
区
画定審議会委員
に
荒尾正浩
君、
石川忠雄
君、
内田満
君、
大林勝臣
君、
大宅映子
君、
塩野宏
君及び味村治君を
任命
することについて、本院の同意を求めてまいりました。 これより
採決
をいたします。
内閣申し出
のとおり同意することの
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
斎藤十朗
2
○
議長
(
斎藤十朗
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
斎藤十朗
3
○
議長
(
斎藤十朗
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百三十七
賛成
二百十三
反対
二十四 よって、同意することに決しました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
斎藤十朗
4
○
議長
(
斎藤十朗
君)
日程
第一 新
東京国際空港周辺整備
のための国の
財政
上の
特別措置
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
日程
第二
消防施設強化促進法
の一部を
改正
する
法律案
日程
第三
警察法
の一部を
改正
する
法律案
(いずれも
内閣提出
、
衆議院送付
) 以上三案を一括して
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
地方行政
・
警察委員長小山峰男
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
小山峰男
君
登壇
、
拍手
〕
小山峰男
5
○
小山峰男
君 ただいま
議題
となりました三
法律案
につきまして、
地方行政
・
警察委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 まず、新
東京国際空港周辺整備
のための国の
財政
上の
特別措置
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
は、新
東京国際空港周辺地域
における道路、
生活環境施設等
の
整備
を促進するための
補助率
の
かさ上げ等
の
特別措置
を行う同法の
有効期限
を五年間延長しようとするものであります。 また、
消防施設強化促進法
の一部を
改正
する
法律案
は、
人口急増市町村
の
消防施設
の
整備
に係る
補助率
の
特例措置
の
適用年度
を五年間延長しようとするものであります。
委員会
におきましては、両
法律案
を一括して
議題
とし、
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
に譲ります。
質疑
を終局し、順次
採決
の結果、両
法律案
はいずれも
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 次に、
警察法
の一部を
改正
する
法律案
は、近年の
情報化
の
進展
に伴い増加している
情報通信
の
技術
を利用する
犯罪等
に
効果
的に
対応
するため、
警察庁情報通信局
の
所掌事務
を改めるとともに、
関東管区警察局
の移転に伴いその位置を改めようとするものであります。
委員会
における
質疑
の詳細は
会議録
に譲ります。
質疑
を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
斎藤十朗
6
○
議長
(
斎藤十朗
君) これより三案を一括して
採決
いたします。 三案の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
斎藤十朗
7
○
議長
(
斎藤十朗
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
斎藤十朗
8
○
議長
(
斎藤十朗
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百四十
賛成
二百四十
反対
〇 よって、三案は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
斎藤十朗
9
○
議長
(
斎藤十朗
君)
日程
第四
土地
の再
評価
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
衆議院提出
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
財政
・
金融委員長勝木健司
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
勝木健司
君
登壇
、
拍手
〕
勝木健司
10
○
勝木健司
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、最近における
社会経済情勢等
にかんがみ、
土地
の再
評価
を行うことができる
期限
を一年間延長し、
税効果会計
を用いて再
評価差額金
を
貸借対照表
に計上するとともに、
公開会社
は再
評価差額金
をもって株式を消却することができることとする等の
改正
を行おうとするものであります。
委員会
におきましては、
発議者
を代表して
衆議院議員大原一三
君より
趣旨説明
を聴取した後、資産再
評価差額金
の
会計
上の扱いを変更した
理由
、
余剰利益
がない状況で
自社株
を消却する
理由
、今後の
土地
の
評価
の
あり方等各般
にわたる
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
に譲ります。
質疑
を終了し、
討論
に入りましたところ、本
法律案
に対し、
日本共産党
を代表して
池田幹幸理事
より
反対
する旨の
意見
が述べられました。
討論
を終了し、
採決
の結果、本
法律案
は多数をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
法律案
に対し、
附帯決議
が付されております。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
斎藤十朗
11
○
議長
(
斎藤十朗
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
斎藤十朗
12
○
議長
(
斎藤十朗
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
斎藤十朗
13
○
議長
(
斎藤十朗
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百四十
賛成
二百十八
反対
二十二 よって、
本案
は可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
斎藤十朗
14
○
議長
(
斎藤十朗
君)
日程
第五
国立学校設置法
の一部を
改正
する
法律案
日程
第六
日本学術振興会法
の一部を
改正
する
法律案
(いずれも
内閣提出
、
衆議院送付
) 以上両案を一括して
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
文教
・
科学委員長南野知惠子
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
南野知惠子
君
登壇
、
拍手
〕
南野知惠子
15
○
南野知惠子
君 ただいま
議題
となりました両
法律案
につきまして、
文教
・
科学委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 まず、
国立学校設置法
の一部を
改正
する
法律案
は、新潟大学医療
技術
短期大学部及び
鳥取大学医療技術短期大学部
を廃止するとともに、昭和四十八
年度
以降に設置された
国立医科大学等
に係る
職員
の定数を改めようとするものであります。
委員会
におきましては、
看護系大学
・大学院の
整備方針
、資質の高い
看護婦等
の養成の
あり方等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願いたいと存じます。
質疑
を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 次に、
日本学術振興会法
の一部を
改正
する
法律案
は、
学術
の
進展
に寄与するため、
日本学術振興会
が、業務として、
科学研究費補助金
の
審査
・
配分事務
を行うことができるようにするとともに、
規制緩和
の一環として、
余裕金
の運用の方法を拡大する等の
措置
を講じようとするものであります。
委員会
におきましては、二十一世紀における
学術
・
科学技術振興
の
あり方
、
科学研究費補助金
の
審査
、
評価
の
充実
のための方策、今後の
科学研究費補助金
の
あり方等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願いたいと存じます。
質疑
を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
法律案
に対して、
附帯決議
が付されております。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
斎藤十朗
16
○
議長
(
斎藤十朗
君) これより両案を一括して
採決
いたします。 両案の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
斎藤十朗
17
○
議長
(
斎藤十朗
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
斎藤十朗
18
○
議長
(
斎藤十朗
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百四十
賛成
二百四十
反対
〇 よって、両案は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
斎藤十朗
19
○
議長
(
斎藤十朗
君)
日程
第七
裁判所職員定員法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
法務委員長荒木清寛
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
荒木清寛
君
登壇
、
拍手
〕
荒木清寛
20
○
荒木清寛
君 ただいま
議題
となりました
裁判所職員定員法
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、
法務委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
下級裁判所
における
事件
の適正迅速な処理を図るため、
裁判所職員
の
定員
を改め、
裁判官
につき
判事補
の
員数
を三十人、
裁判官
以外の
裁判所職員
の
員数
を十九人、それぞれ増加しようとするものであります。
委員会
におきましては、
司法機能
の
充実強化
に向けた
裁判所
の取り組み、
司法制度
をみずから改革する
必要性
、
事件数
の動向に基づく
裁判官増員システム
の
抜本的見直し等
につきまして
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
により御承知願います。
質疑
を終わり、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
法律案
に対して、
附帯決議
が付されております。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
斎藤十朗
21
○
議長
(
斎藤十朗
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
斎藤十朗
22
○
議長
(
斎藤十朗
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
斎藤十朗
23
○
議長
(
斎藤十朗
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百三十九
賛成
二百三十九
反対
〇 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
斎藤十朗
24
○
議長
(
斎藤十朗
君)
日程
第八
主要食糧
の
需給
及び
価格
の安定に関する
法律等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
農林水産委員長野間赳
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
野間赳
君
登壇
、
拍手
〕
野間赳
25
○
野間赳
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
米穀等
についての
関税措置
への切りかえに伴い、輸出入の
許可制
の廃止、
輸入
に係る
納付金制度
の
創設等
の
措置
を講ずるとともに、
関税率
の
設定等
を行おうとするものであります。
委員会
におきましては、
参考人
を招致してその
意見
を聴取するとともに、
関税措置
への切りかえ
決定
に至る
経過
、
関税化
に伴う
国内農業
、
国民生活
への影響、
譲許表
の
改正手続
と
国内法
との
関係
、三カ国一
地域
の
異議申し立て等
の
内容
とこれへの
対応
、
次期WTO農業交渉
に臨む
政府
の
基本姿勢
、
関税化
された場合の
国内対策
、
関税化
に伴う米の
輸入見通し等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終了し、
討論
に入りましたところ、
民主党
・
新緑風会
を代表して
和田理事
より
反対
である旨の、
日本共産党
を代表して
大沢委員
より
反対
である旨の、社会
民主党
・
護憲連合
を代表して
村沢理事
より
反対
である旨の
意見
がそれぞれ述べられました。
討論
を終わり、
採決
の結果、本
法律案
は
賛成
多数をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
斎藤十朗
26
○
議長
(
斎藤十朗
君)
本案
に対し、
討論
の通告がございます。発言を許します。
小川敏夫
君。 〔
小川敏夫
君
登壇
、
拍手
〕
小川敏夫
27
○
小川敏夫
君 私は、
民主党
・
新緑風会
を代表して、
主要食糧
の
需給
及び
価格
の安定に関する
法律等
の一部を
改正
する
法律案
に
反対
の
立場
から
討論
を行います。 まず第一に、今回の
関税化措置
について、十分な
議論
がなされていないことを指摘します。
我が国
において、米は
国民
の食生活に欠かすことのできない最も
基本
的な穀物であり、その地位は将来も変わることはないと考えられます。したがいまして、米の自給は将来にわたり、
我が国
の
食糧政策
の
基本
でなければならないと考えられます。 今回の米の
関税化措置
による
輸入
の
自由化
の実施に当たっては、米が抱えるこうした
基本
的な位置づけを考慮し、
国民
の間で将来をも見据えた十分な論議を積み重ねることがひときわ重要であったと思われますが、残念ながら今回の
関税化決定
は余りにも唐突になされ、
国民
の間における
議論
はなかったに等しいものでした。
政府
、与党、全中の三
者協議
による
合意
が成立したことをもって
国民
の
合意
がなされたという
説明
では、
国民
の納得を得られるはずがありません。
農業従事者
の多くは、
議論
に参加したことはなく、決まった結果を知らされただけだと訴えております。また、米を消費する
立場
の
国民
の声は、一体どこでどのようにくみ上げられたのでしょうか。 昨年十二月十八日に
関係閣僚会議
で米の
関税化措置
が
決定
されましたが、
委員会
における
参考人質疑
では、
主婦連役員
の
参考人
は、
決定
がなされた後の昨年十二月二十四日に初めて
説明
を受けたと述べておりました。今回の
決定
が、米を食べる側の
消費者
の
意見
は聴取すらされずになされたという、恐ろしいほどに
消費者
すなわち大多数の
国民
の声を無視したものであることに私は強く抗議をいたします。 さらに、
国会
はこれまで三度にわたり
決議
を行うなど、
国民
の主食であり、
我が国農業
の中核である米の問題について重大な関心を持って
対応
してまいりました。しかし、この問題の
議論
のため、与野党の要求により
農林水産委員会
が開催されたのは、三
者合意
がなされた日の翌日の半日のみであり、
国会
で十分な
議論
を行う時間
的余裕
すらありませんでした。これは
国会軽視
も甚だしく、極めて遺憾であります。
国民
の食糧問題について、今まさに新しい
農業基本法
による
議論
が始められているのですから、その根幹をなす米の
関税化
については、その中で十分かつ慎重な
議論
を経ることが適切であったと思われます。 次に、今回の
関税化措置
が実行されても、真の意味での食糧農業問題の解決には結びつかない点を指摘します。 今回、
国民的議論
を省略して
関税化
を導入しても、その後の
関税措置等
の
あり方
は
次期WTO農業交渉
の結果によることになるもので、将来に及んで具体的に確定した
内容
による
措置
が今ここで定まるものではありません。この点について、
政府
の
姿勢
も不明確であります。 その結果、
農業従事者
から見れば、米の高
関税
が絶対的に保証されたわけではなく、牛肉の
輸入自由化
がたどったように、
関税
が順次引き下げられ、
国内
の
肉牛生産農家
が大きな打撃をこうむったことの二の舞にならないかとの不安を解消することができません。また、
消費者
から見るなら、今回の
措置
によっては実質的にその実態は何一つ変わらないということになります。結局は、今回の
関税化措置
は、
生産者
、
消費者
が求める良質な米の
安定供給
という、
米づくり農業
のあるべき姿の構築に寄与するものではないということに帰着します。 最後に、
ウルグアイ・ラウンド対策費
との
関連
について指摘します。
ウルグアイ・ラウンド
に
対応
するため、
政府
は六兆百億円もの巨費を投じて
事業
を展開してまいりましたが、これだけの規模を持った
関連対策
も、
公共事業
を主体とした従来型の
事業内容
とかわりばえせず、ほとんど
効果
を上げていないことであります。本
対策事業
はこれまでに三分の二程度が執行されているにもかかわらず、多くの
稲作農家
は
基盤整備
のための新たな
負担金
を課されるなどにより、以前にも増して厳しい経営を余儀なくされているのが
実情
であるとも言われております。こうした
実情
からすると、
我が国農業
の体質を強化するための具体的な
政策
が明確にされないまま、安易に
関税化
を認めるわけにはいかないのであります。 今回の米の
関税化決定
について、
WTO交渉
との兼ね合いや、
国内
、
国際世論
を勘案するなら、その
基本
を全否定しようというのではありませんが、右に述べたとおり、今回の
関税化決定
には
反対
せざるを得ません。 以上をもって
反対
の
討論
といたします。(
拍手
)
斎藤十朗
28
○
議長
(
斎藤十朗
君) これにて
討論
は終局いたしました。 ─────────────
斎藤十朗
29
○
議長
(
斎藤十朗
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
斎藤十朗
30
○
議長
(
斎藤十朗
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
斎藤十朗
31
○
議長
(
斎藤十朗
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百三十四
賛成
百四十二
反対
九十二 よって、
本案
は可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
斎藤十朗
32
○
議長
(
斎藤十朗
君)
日程
第九
国民年金法等
の一部を
改正
する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
国民福祉委員長尾辻秀久
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
尾辻秀久
君
登壇
、
拍手
〕
尾辻秀久
33
○
尾辻秀久
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
国民福祉委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。
国民年金
の
保険料
の額につきましては、
平成
六年の
国民年金法等
の一部を
改正
する
法律
に基づいて、毎
年度
、
平成
六
年度
の
価格
で
月額
五百円ずつの
引き上げ
と
物価スライド
が実施されることとなっております。これにより、
平成
十
年度
は
月額
一万三千三百円であり、
平成
十一
年度
は
月額
一万四千円となるところであります。 本
法律案
は、現下の
社会経済情勢
にかんがみ、
平成
十一
年度
以降の
保険料
の額を
平成
十
年度
と同額としようとするものであります。
委員会
におきましては、
保険料凍結
の
理由
と
期間
、
基礎年金
の
国庫負担
の
引き上げ
と
税方式
への移行の
必要性
、無
年金障害者対策等
の諸問題について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終わり、
採決
の結果、本
法律案
は多数をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
斎藤十朗
34
○
議長
(
斎藤十朗
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
斎藤十朗
35
○
議長
(
斎藤十朗
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
斎藤十朗
36
○
議長
(
斎藤十朗
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百三十九
賛成
百六十八
反対
七十一 よって、
本案
は可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
斎藤十朗
37
○
議長
(
斎藤十朗
君)
日程
第一〇
特許法等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
経済
・
産業委員長須藤良太郎
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
須藤良太郎
君
登壇
、
拍手
〕
須藤良太郎
38
○
須藤良太郎
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
経済
・
産業委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
特許出願
の
審査請求期間
の
短縮
、
特許権等
の侵害に対する
救済措置
の
拡充等
により、権利の広く強く早い保護の実現を図るとともに、
マドリッド協定議定書
に加入するための
国際商標登録出願
に係る
手続
を
整備
し、あわせて
特許料
の
引き下げ等
を行おうとするものであります。
委員会
におきましては、
審査請求期間短縮
への
対応
、
商標制度
の
国際的課題
、
知的財産権
に係る
総合的取り組み
の
必要性等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終わり、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
改正案
に対して、六項目の
附帯決議
を行いました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
斎藤十朗
39
○
議長
(
斎藤十朗
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
斎藤十朗
40
○
議長
(
斎藤十朗
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
斎藤十朗
41
○
議長
(
斎藤十朗
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百三十七
賛成
二百三十七
反対
〇 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
斎藤十朗
42
○
議長
(
斎藤十朗
君)
日程
第一一
都市開発資金
の貸付けに関する
法律等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。国土・環境
委員長
松谷蒼一郎君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔松谷蒼一郎君
登壇
、
拍手
〕
松谷蒼一郎
43
○松谷蒼一郎君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、国土・環境
委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、民間
事業
者によって行われる都市の再開発を促進するため、市街地再開発
事業
等に対する
都市開発資金
の無利子貸付制度の創設、民間
都市開発
推進機構の
土地
取得業務に係る取得
期限
の延長、
土地
区画整理
事業
と市街地再開発
事業
の一体的施行制度の
創設等
、所要の
措置
を講じようとするものであります。
委員会
におきましては、
都市開発
関連
四法の
改正
を一括提案した背景、再開発
事業
等における地方分権及び住民参加の
あり方
、民間
都市開発
推進機構の行う
土地
取得譲渡業務の現状と課題等について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終了し、
討論
に入りましたところ、
日本共産党
を代表して緒方理事より
反対
の
意見
が述べられ、次いで
採決
の結果、本
法律案
は多数をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
法律案
に対して
附帯決議
が付されております。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
斎藤十朗
44
○
議長
(
斎藤十朗
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
斎藤十朗
45
○
議長
(
斎藤十朗
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
斎藤十朗
46
○
議長
(
斎藤十朗
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百三十九
賛成
二百十七
反対
二十二 よって、
本案
は可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
斎藤十朗
47
○
議長
(
斎藤十朗
君) この際、
日程
に追加して、
国立国会図書館法
の一部を
改正
する
法律案
(
衆議院提出
)を
議題
とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
斎藤十朗
48
○
議長
(
斎藤十朗
君) 御異議ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。議院運営
委員長
岡野裕君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔岡野裕君
登壇
、
拍手
〕
岡野裕
49
○岡野裕君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、議院運営
委員会
における
審査
の
経過
と結果を
報告
申し上げます。 本
法律案
は、国立
国会
図書館における図書館サービスを改善するため、他の図書館及び個人に頒布する印刷目録票等に関する規定を
整備
いたしますとともに、児童書に関する図書館サービスを国際的な連携のもとに行う支部図書館として、新たに国際子ども図書館を置くこととするものであります。
委員会
におきましては、
審査
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
をいたしました。 以上、
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
斎藤十朗
50
○
議長
(
斎藤十朗
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
斎藤十朗
51
○
議長
(
斎藤十朗
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
斎藤十朗
52
○
議長
(
斎藤十朗
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百四十
賛成
二百三十八
反対
二 よって、
本案
は可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
斎藤十朗
53
○
議長
(
斎藤十朗
君) この際、
参議院事務局職員定員規程
の一部
改正
に関する件についてお諮りいたします。
議長
は、本件につきまして議院運営
委員会
に諮りましたところ、議席に配付いたしました
参議院事務局職員定員規程
の一部を
改正
する規程案のとおりとする旨の
決定
がございました。 ───────────── 〔
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
斎藤十朗
54
○
議長
(
斎藤十朗
君) 本規程案に
賛成
の諸君の起立を求めます。 〔
賛成
者起立〕
斎藤十朗
55
○
議長
(
斎藤十朗
君) 過半数と認めます。 よって、本規程案は可決されました。(
拍手
) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時三十九分散会 ─────・─────