○森本晃司君 ぜひ大臣も先頭に立って、お若い大臣ではございますけれ
ども、親しみを
皆さんに与えることができると思います。
きのう、おととい私は京都におりましたが、ことしの春は雪が降ったり大変寒かったりしたわけでございますけれ
ども、今、春一番が吹いております。春の話題は
地域振興券と「だんご3兄弟」と言われて、非常に明るい話題を
提供しております。
NHKとしては、まさに棚からぼたもちではなしに
テレビからだんごということで、副
収入もあったことかと思っておりますが、ことしの秋にはぜひそういった高齢者の
皆さんに優しい体操が普及して、またすばらしい秋のスタートをできるように私も念願しているところでございます。
最後の
質問になりますが、先日、私は兵庫県の
NHKの神戸
放送会館へ行ってまいりました。
平成七年の一月、阪神大震災がございました。このときに
NHKの果たされた
役割は大なるものがあったと思っております。また、
NHKが全国九十カ所に設けられたスキップバックレコーダーというので、VTRと地震の感知センサーとそれから
テレビカメラとが一体となって災害が起きたときにその発生する前から起きた瞬間まで放映することができた。あのときの神戸会館のスキップバックレコーダーが果たした
役割は非常に大きい。どこも神戸の震度についてはかることができませんでしたけれ
ども、専門家があの
NHKの映像を見てこれは大変なことだということを認識し、私たち国民も認識したわけでございます。
そういう
役割を果たされた
NHKが、神戸会館も震災に遭ってつぶれてしまったということで、
平成七年四月に神戸駅前のハウジング・デザイン・センタービルへ移転をされたようでございます。それから今日まで四年間、今も「復興99」として、日曜日の七時四十五分からだったと思いますが、あの震災を忘れないように、また今どういう状況になっているかということを毎週神戸
放送局から神戸発の発信をしておられること、私は大変そのことに対して敬意を表するわけでございます。
しかし、私は、その今の仮住まいのところへ行って状況を見ていろいろと不安も覚えましたし、一日も早く新しい神戸会館を建てなきゃならないのではないかなということを痛感したわけです。それは、
一つは緊急
報道に非常に不安がある。
報道車も徒歩十分の別のところにある。国民の生命と財産を守る
放送をする
NHKですから、これでは私はいざというときに大変だなということを思いましたし、スタジオも
一つしか今のところないわけでございまして、緊急の場合の
放送もなかなかできないんじゃないだろうか。
それから、ビルの特徴で、
NHKの表示ができないということでありますし、二十四時間ビルでもないし、それからびっくりしたのは、水曜日にはそのビル全体がお休みになりますから、
視聴者の方々は通用口から入らなければならないという状況にもなっております。また、小学校五年生の教科書には
NHKを見学するということが書かれているわけでございますけれ
ども、今の神戸会館は子供たちが見学できるような状況にはなっていないなということを痛感している次第でございます。
〔理事寺崎昭久君退席、
委員長着席〕
再建に当たり、県と市と
NHKが一緒になっていろいろ協議をされているようでございますし、会長も、再建に当たって
視聴者と共生できる会館をつくるんだ、
受信料が生かされる会館をつくるんだ、そういう
お話もあったように伺っておりまして、まさにそのとおりではないかと思っております。
旧神戸会館のあった位置は異人館通りのすぐそばで、神戸の中でも中山手通りの圧倒的に観光客の多い場所でもございますし、私もぜひあの位置で、国民に親しまれる
NHK、そして災害に対応できる、あるいは緊急時に対応することのできる新神戸会館が一日も早く建つように、大変財政難のときではございますけれ
ども望んでいるものでございますが、会長のお
考えをお伺いしたいと思います。