○伊藤(茂)
委員 国連のマニュアルが活用されているかどうかというふうに伺ったのですが、やはり国際的な水準におきまして、
日本の各分野で先進的な努力をされるというふうにさらにお願いしたいと思います。
限られた時間でございますから、あと一、二だけ伺います。
昨年の十一月に、国連人権
委員会におきまして、
日本からの第四回報告につきましての議論があり、また、それについての最終見解が採択をされました。読んでみましたが、三十五項目、随分たくさんのことが書いてございます。
まだまだ
日本でも注文されることが多いのかなというのが率直な印象なんですが、その中で一、二だけ申し上げますけれども、例えば、その報告書の中の第九、第十パラグラフに
関連をいたしますが、独立した仕組みが必要ではないか。例えば会計検査院のようなことになるんでしょうか、独立した仕組み、今の人権擁護
委員制度だけではないものが必要ではないかという指摘がございます。私は、結構なことじゃないかというふうに思いますが、これらをどうお
考えか。
それから、二つ目には、代用監獄の問題と起訴前勾留。
二十三、二十二パラグラフに書いてございまして、聞きましたら、代用監獄という
日本語は国際語になっているとかと言う人がいましたが、私も、この十年、二十年、随分弁護士の方から聞かされる言葉でございまして、何でいつまでもこんなことがあるのか。しかも、国際的にも言われるようなことをなぜやるのか。それは
制度の理解が悪いのか、運用が悪いのかと感ずるわけでございまして、やはりこういうことがなくなるような、国際的にも指摘されることがなくなるような状況を早くつくるということを、精力的な努力をなされるべきであるというふうに思いますが、この二点。
つけ加えまして、もう一つ、NGOとの
関連、三十四パラグラフに書いてございますが、いろいろな意味で大事なことだろうというふうに思います。
これらについて、三点、いかがでしょうか。