○奥村展三君
質問していないところまで答えていただきましてありがとうございます。
確かに、財源
確保はわかるんですけれ
ども、現在、
平成十
年度の
予算、この健康
教育関係あるいは体育・スポーツ
関係、全部合わせましても五百二十億なんですよね。そして、この間の新聞を見ましたら、スポーツ
振興くじだけの取らぬ皮算用で
文部省がというようなことで、一千六百億から二千二百億円。当時一番この話が出たとき三千億と言われたんですよ、
文部省の方が。私が三年前に当選してきたときに言われたんです、三千億が目標だと。そんなばかな話があるかなというような思いを持っておりました。
しかし、だんだん狭めていって千三百億円だとかいろんなことになってきたわけでありますが、これはやっぱり私は、今
大臣がおっしゃったように、こんな
振興くじを当てにすることすらが間違っておって、
教育全体の
予算も、スポーツの
予算も、さっき申し上げたように何で
確保ができないか、一番歯がゆいと思うんです、
大臣も今まで
現場におられて。私立の問題も先ほど出ました。国公立の問題も出ています。結局、大蔵省の言いなりになっているんじゃないですか。こういう問題こそ私は、
教育というのは人間の尊厳を大切にする、この
基本をしっかりする
教育というものにもっとお金を入れなければだめだと思うんです。そのために私は、ぜひ
大臣により以上ひとつ頑張っていただいて、我々も本当にもうこれは大蔵省に談判して、本当にみんな国
会議員挙げて、超党派でひとつ
教育に力を入れよというぐらいの意気込みでやっていかなかったらだめだと思うんです。
だから、こういうスポーツ議員連盟ができて、この力によって
振興くじがこのように前向いて出てきました。しかし、青少年の健全育成だとかいろんなことからしますと、やっぱり非常に
心配なところがあるんです。私は当初反対しておりました。しかし、だんだんだんだん行って、五〇%返して、一七・五、一七・五、最後残った一五%を事務費に使うとおっしゃる。それだったら、人のふんどしで相撲をとるのと
一緒で、一体そればっかり
考えておって、
文部省みずからが
努力をしないということはだめだということで大分議論をしたんですが、結局、五〇%を四分割にして、地域体育だとかナショナルスポーツだとか、できるだけそういうようにやっていこうということになりましたから賛成をしました。
しかし、私もずっとスポーツをしてきたんですが、今やはり公共事業なんかでよく国土の均衡ある発展だとか言われるんですが、後で申し上げますが、国体なんかでも実際にそのときはいいんです。この間も横浜へ行って見せていただきました。立派なものができています。去年の大阪のなみはや国体、山下
先生おられませんが、大阪で約五千二百億使っておられるんですよ、施設つくるだけ、
運営費等で。こんなことをただ一回のためにやっていいかどうか。神奈川県はたくさんお金があるからあんな立派な競技場でやられるんだと思うんですけれ
ども、そんなことをこれからの高知県やら後の、この間の新聞を見ておりましたら、神奈川やら高知やら七府県が寄ってこれからもっと簡素合理化をしてくれというような話が出ていますが、そういうようなことを
考えますと、スポーツ
振興全体も
考え、
教育全体も
考えていくと、
教育予算、
文部省の
予算というのはしっかりと
確保していかなければならないというように私は力説をしたいんです。
そういう流れを
考えますと、今、橋本
先生おられませんし、江本
先生おられますが、こういうプロ野球の選手だとかオリンピックの選手が私の滋賀の田舎だったら来てくれないんですよ。それで、ようやく私の隣の町にサッカーの井原選手が出たんです。このおかげでもうサッカーブームです、今、私の地元は。そういうようにして有名な選手が出たらありがたいんです。
ということは、均衡ある発展と言いながら、これは公共事業だけじゃない、スポーツの面でも
教育の面でもそうなんですよ。だから、やっぱり肌で感じる、子供たちがオリンピックの選手と
一緒に泳げた、あるいは
一緒に走れた、ボールが投げられた、そういう思いを私はさせてやってほしいと思う。そういうためには、こういうスポーツ
振興くじを今後大いに活用していく。今、特別
審議会で御議論をいただいているようでありますが、ぜひこういう問題も今後
文部省としてもどんどん話をしながら、この
振興くじが有効に利用されるようにお願いをいたしたいと思うわけであります。
体育施設まで入りましたので何でございますが、体育
局長さんおいででございますが、今申し上げたように、地域のスポーツ
振興をいろいろ私もやってきました。
考えできますと、本当に格差があるんですよ。国体のときに立派な競技場をつくったが、種目によっては全然後に使われていないんですよ。大阪のところも、去年のところも新聞に先日も載っておったと思いますが、そういうよりなところがありますね、昨年のなみはや国体の後も。
だから、そういうことを
考えますと、神奈川を初めずっと後の七府県の方々がおっしゃっているように、ぜひひとつ簡素合理化の国体にしてほしい。私は、ここで申し上げてどんな答弁が出てくるのか知りませんが、マンネリ化した国民体育大会というのはもう今
考えるべきときに来ていると思うんです。これは一九四六年から京都から始まっているんですよ。それから一巡して沖縄が終わって、京都から二巡目が始まったあの段階で私は
考えるべきだったと思うんです。国体の問題になると、
局長さんが答えたらちょっと
日本体育協会やらいろんな競技団体からおしかりを受けるかもわかりませんので何ですが、ちょっとそこらの点、お
考えをお伺いしたいと思います。