○
山下八
洲夫君 ただいま
議員発議で提案されましたいわゆる
宝くじ法案につきまして、私はどちらかと申し上げますと
賛成でございますが、その上に立ちまして、どうも気になる点、あるいはまた
要望等を含めまして若干
質問させていただきたいと思います。
質問に入る前に、例の
サッカーくじが
成立をしておりまして、またこれも
スタートをするわけでございますが、私はこの
サッカーくじにつきましてはずっと
反対の
立場で、今も
反対の
立場でございます。だが、今回のこの
宝くじ法案につきましては
賛成ということでございます。
どこが違うかというのが私は一番大きな問題だと思うんです。特に
サッカーくじの場合は、御
案内のとおり、
選手、いわゆる人間が試合を行う。そういう中で、それに対しまして、この
サッカーくじで何とか当てたいとやっぱり購入される、あるいはまたサポーターの
皆さんも自分の
ひいき選手を応援する。いろいろなことがあるわけでございまして、この場合で言いますと、仮に
購入者が、もう少しで当たるというところで、絶好の
シュートチャンスのところで
選手が失敗をしたというようなときなんかに、一つ間違うと
サッカー自身を曲げてしまう、こういうことも起きるんではないかなというような危惧をいたしております。これはいまだにいたしております。ですから、私はなかなかこの
サッカーくじについては納得できないわけでございます。
その点、
宝くじにつきましては、今日まで歴史も随分古いわけでございますし、私も、余りたくさんは買っていませんけれども、年末
ジャンボなんかは数回買った経験もございます。そういう中で、
国民の
皆さんにある
意味では夢も随分今日主で与えてきて、できれば
一等が当たりたい、こういう夢を見ながら、特に年末
ジャンボなんかはそういう
国民の
皆さんが多いのではないか、こういう気がしております。そういう中で私はこの
法案をある
意味では一つの
理由として支持をしているわけです。
二つ目は、何といっても道路やあるいは教育、福祉、いろんな面の施策に対して
貢献をしてきておりますし、また、これからも
貢献していただかなくてはいけない。特に自治体や
地方に対しましては大変な
貢献をいたしておりますので、そういう観点から、私は、この
宝くじ法案につきましてはできる限り育成もしていきたいというふうに
考えております。
そこで、
発議者にぜひお伺いしておきたいんですが、私が一番危惧いたしておりますことは、何といっても、今回、
郵便局でも販売することが可能になってくるという点でございます。
なぜかと申しますと、今日、
銀行不祥事その他で、ある
意味では、
郵政省バッシングといいますか
郵便局バッシングといいますか、これは静まっておりますが、それこそ、特に
バブル時代を中心にしまして
金融界の景気のいいころは、
郵便局が例えば貯金や保険やそういうことをやらぬでもいいではないか、あるいは宅急便を含めたあの
郵便配達についてもいろいろな
バッシングが起きたりしたわけでございます。今こういうふうで、
銀行がとにかく
国民の
信頼を失っている
関係か知りませんけれども、その
バッシングも随分静かになったなというような気はいたしておりますが、いずれにいたしましても、今回、
郵便局で
発売できるということについては、現在、全国で千二百八十七
市町村がとにかく
宝くじを
発売する
空白地になっている、そこを何とか
郵便局でお助けいただきたいという
趣旨のようでございます。
その
趣旨の
考え方としては私は受け入れるわけでございますけれども、特に、もしそういうところで
郵便局に
お願いをするんであれば、私の気持ちとしては、
公示期間を例えば三カ月あるいは六カ月ぐらい、その
地域においては徹底的にしていく。その間、できれば
啓蒙活動といいますか、あるいは、ぜひ
宝くじを販売したい、そういう
民間の方がいらっしゃいましたら
民間の方に優先をきせていく、このようなことを行う、このことが主ず大事ではないか。そのことを行った上で
郵便局に
委託をしていく、こういうふうに私は
考えるわけですが、
発議者の方はどのようなお
考えか、その辺について
確認をとっておきたいと思います。