運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1998-09-02 第143回国会 参議院 災害対策特別委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成十年九月二日(水曜日)    午後零時十分開会     —————————————    委員異動  九月一日     辞任         補欠選任      平野 貞夫君     鶴保 庸介君  九月二日     辞任         補欠選任      和田 洋子君     小川 敏夫君     —————————————   出席者は左のとおり。     委員長         海野 義孝君     理 事                 長谷川道郎君                 松谷蒼一郎君                 本岡 昭次君                 但馬 久美君     委 員                 市川 一朗君                 景山俊太郎君                 鈴木 正孝君                 田村 公平君                 森山  裕君                 脇  雅史君                 江本 孟紀君                 小川 敏夫君                 高嶋 良充君                 藤井 俊男君                 大沢 辰美君                 山下 芳生君                 大渕 絹子君                 鶴保 庸介君   国務大臣        国 務 大 臣        (国土庁長官)  柳沢 伯夫君    政府委員        国土政務次官   谷川 秀善君        国土庁防災局長  林  桂一君    事務局側        常任委員会専門        員        八島 秀雄君     —————————————   本日の会議に付した案件 ○災害対策樹立に関する調査  (平成十年八月豪雨による災害に関する件) ○委員派遣承認要求に関する件     —————————————
  2. 海野義孝

    委員長海野義孝君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。  まず、委員異動について御報告いたします。  昨日、平野貞夫君が委員辞任され、その補欠として鶴保庸介君が選任されました。  また、本日、和田洋子君が委員辞任され、その補欠として小川敏夫君が選任されました。     —————————————
  3. 海野義孝

    委員長海野義孝君) この際、柳沢国土庁長官及び谷川国土政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。柳沢国土庁長官
  4. 柳沢伯夫

    国務大臣柳沢伯夫君) 国土庁長官柳沢伯夫でございます。よろしくお願いいたします。  まず最初に、今般の各地で相次いだ集中豪雨により亡くなられました方々の御遺族に対しまして、深く哀悼の意を表しますとともに、被災者方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。  国土庁といたしましては、後ほど御報告申し上げますように、災害発生直後より関係機関と連携をとりながら総力を挙げて警戒応急対策に取り  組んでいるところでございます。  私といたしましても、防災行政責任者として所管部局を督励し、また関係省庁の協力を得まして、今回の災害はもちろんのこと、各種災害対策について常に緊張感を持って取り組んでまいる所存であります。  また、阪神・淡路地域の復興につきましても、引き続き取り組んでまいります。  委員長を初め委員各位の御指導、御鞭撻をお願い申し上げ、私のごあいさつとさせていただきます。  ありがとうございました。
  5. 海野義孝

    委員長海野義孝君) 続いて、谷川国土政務次官
  6. 谷川秀善

    政府委員谷川秀善君) このたび国土政務次官を仰せつかりました谷川秀善でございます。  このたびの各地での集中豪雨でお亡くなりになられた方々に対しまして、心からお悔やみを申し上げますとともに、被害を受けられた方々に対し、心からお見舞いを申し上げる次第であります。  もとより微力ではございますが、柳沢長官を補佐し、災害対策に全力を尽くしてまいる所存でありますので、海野委員長を初め委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。  どうぞよろしくお願いいたします。     —————————————
  7. 海野義孝

    委員長海野義孝君) この際、平成十年八月豪雨による災害により亡くなられた方々に対して、御冥福をお祈りし、謹んで黙祷をささげたいと存じます。  どうぞ御起立をお願い申し上げます。黙祷。    〔総員起立黙祷
  8. 海野義孝

    委員長海野義孝君) 黙祷を終わります。御着席ください。     —————————————
  9. 海野義孝

    委員長海野義孝君) 次に、災害対策樹立に関する調査を議題といたします。  平成十年八月豪雨による災害について、政府から報告を聴取いたします。柳沢国土庁長官
  10. 柳沢伯夫

    国務大臣柳沢伯夫君) 平成十年八月上旬豪雨及び八月末豪雨による災害状況及び政府対応状況について御報告申し上げます。  平成十年八月上旬豪雨及び八月末豪雨により各地で大きな被害が発生しております。  八月上旬豪雨による被害状況といたしましては、消防庁調べによりますと、人的被害は、死者二名、軽傷者三名。住家被害として、全壊家屋三棟、半壊三棟、一部破損三十五棟、床上浸水二千五百五十三棟、床下浸水一万四千四百八棟等となっております。  また、八月末豪雨による被害状況としましては、同じく消防庁の本日十時現在の調べによりますと、人的被害は、死者十八名、行方不明者四名、重傷者六名、軽傷者三十七名。住家被害として、全壊家屋五十五棟、半壊家屋八十九棟、一部破損百三十二棟、床上浸水三千四百六十五棟、床下浸水八千九百四十五棟等となっております。  政府といたしましては、八月上旬豪雨による災害に対しまして、国土庁防災局担当審議官団長とする関係十一省庁から成る調査団新潟県の現地に派遣するとともに、厚生省による災害救助法新潟県内市町村への適用自衛隊災害派遣や、警察庁、消防庁等、各省庁において災害発生直後から総力を挙げた対応を行ったところであります。  また、八月末豪雨に対しましては、内閣総理大臣が福島県及び栃木県の現地に赴き、被災現場をつぶさに視察するとともに、被災者へのお見舞いと激励をいたしました。私も同行をいたしました。これに先立ち、国土政務次官団長とする関係十五省庁から成る政府調査団現地調査を行っております。  また、厚生省による災害救助法の五県十市町村への適用自衛隊災害派遣等、各省庁において総力を挙げた対応を行ってきたところでありますが、現時点においても行方不明者の捜索、救出、被災者に対する救助等を引き続き行っております。  八月三十一日には、内閣総理大臣を会長とする中央防災会議を開催し、厳重な警戒と適切な避難措置の実施、適切な応急対策被災地早期復旧について重点的に実施していくことが決定されております。  なお、これらの措置に万全を期するため、中央における総合防災訓練を取りやめることといたしました。  災害復旧に関しましては、関係省庁による現地調査等を踏まえ、公共土木施設農地等被害状況早期把握を行っているところであり、被災地の速やかな復旧に努める所存であります。  なお、激甚災害の指定につきましては、被害状況被害を受けた自治体の財政状況被災地農業所得状況等に照らし最終的に判断することとなりますが、最近の前線による豪雨各地に大きな被害をもたらしていることを考慮し、早急に検討してまいる所存であります。  また、被災者生活再建支援法の趣旨を踏まえ、今回の災害における被災者支援策について、内閣総理大臣の指示により現在関係省庁において検討を進めております。  今後とも、関係省庁が緊密に連携し、防災体制に万全を期するとともに、被災地の一日も早い復旧政府が一丸となって対応することといたしております。  以上でございます。
  11. 海野義孝

    委員長海野義孝君) 以上で政府からの報告の聴取は終わりました。     —————————————
  12. 海野義孝

    委員長海野義孝君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。  平成十年八月豪雨による被害実情調査のため、委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 海野義孝

    委員長海野義孝君) 御異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員派遣地派遣期間等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 海野義孝

    委員長海野義孝君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時十八分散会