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政府委員(
阿部正俊君)
総務政務次官に任ぜられました
阿部正俊でございます。よろしくお願い申し上げます。
言うまでもなく、
北方領土問題を
解決するということは国民的な大変重要な
課題であろうと存じます。現在、そのためにさまざまな
平和条約の
締結に向けた
努力がされておるわけでございますけれ
ども、私
どもも、そうした
問題解決のために一翼を担って、
国民世論のもっともっと
高揚した状況をつくるというふうなことも含めまして、力いっぱい
努力してまいりたいというふうに思っております。
また、その中で私
どもが直接担当しております
北方四島とのいわゆる
ビザなし
交流という
事業につきましては、
平成四年に開始されてから既にもう七年余りになるわけでございますけれ
ども、双方の
訪問者が五千人を超えるという域にまで達してまいりました。
このような中で、先ほど大臣からお話がございましたように、せんだって、
委員長あるいは
福本理事と御一緒させていただきまして私自身も初めて
北方四島、
色丹島でございますが、訪れてまいりました。
短期間ではございましたけれ
ども、いろいろ考えさせられるところがございましたけれ
ども、行
政府の
方々との打ち合わせあるいは多くの
島民の
方々との直接の対話、あるいは直接お宅にお邪魔してのホームステイなど、大変貴重な
経験をさせていただき、これからの仕事に生かせるための心の準備というものができたことは大変うれしく存じております。
そんな中で、
島民の
方々からさまざまな御
要望も拝聴してまいりましたし、特に
日本語講座、ことしの
ビザなし
交流から
専門家を派遣して
日本語講座も開いておりますけれ
ども、そうしたものの
拡充などを初め一層の
拡充を求める声が多くございました。さらには、
北方領土問題につきましても、
色丹島についてはもう日本に返すべきだというふうな
島民の直接の言葉も何度か聞いてまいりましたし、この
ビザなし
交流が領土問題の
解決に向けて大きな流れになってきているということを改めて感じてきた次第でございます。今後も、こうしたことの
経験を生かしまして取り組んでまいりたいというふうに思っております。
微力ではございますけれ
ども、
太田長官のもとで、
委員長、
理事、
委員の
先生方の御
協力を得まして一生懸命取り組んでまいりたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。(
拍手)