○三沢
委員 次に、アメリカにおきまして、
賃金の決定三
原則がありまして、まず
一つは内的公正の
原則。これは、私も難しいことはちょっとわからなかったのですけれども、担当職務の価値ですね。同じ職場ですけれども、いろいろな、重要なところとそうでないところと言ったらおかしいのですけれども、
政府でいえば政策の立案とか計画、これは重要なポイントになってきますけれども、こういうランクで重要なところはやはりたくさん
賃金をもらわなければいけないのじゃないかというのが、まずこれは内的公正の
原則。
そして二つ目が、個人間公正の
原則。これは、同じ仕事場で同じような仕事をする人が同一
賃金ではおかしいのじゃないか、特に、同じ仕事でも、片方はミスをいっぱいしているのに、片方は短期間でぱっと手早く仕事をしてしまうというのは、同じ
賃金ではちょっとおかしいのじゃないかということ。
三つ目が外的公正の
原則。これは、
民間の相場といいますか
賃金と同じように
公務員の皆さんにも支払うということであるのですけれども、日本の場合は、
民間の
給与と同じようなレベルで上げていきましょうというのは保たれているのですけれども、この一番と二番、前の
委員会でも質問しましたけれども、やはり能力がある、仕事がてきぱきできる人にはお金を多く出してあげる方がいいのじゃないか。
この二番目の、同じ仕事をやっていましても、同じ仕事をやっててきぱきいろいろなことを早く仕事をしても同じ給料でしたら、これは手抜きをするのです。僕は野球をやっていまして、いつもそういう話ばかりでいかないのですけれども、やはり自分が頑張れば上がるから一生懸命頑張るのですけれども、同じ給料でしたら必ず手を抜きます。そして、人に自分の仕事を押しつけようと思います。だから、ずる賢くて、その仕事場というのは能率が上がっていかないのじゃないか、そういうふうに思います。
ぜひその辺の
公務員制度といいますか、職能給的要素といいますか、大変だと思うのですけれども、アメリカなんか年俸制度になっておりますので、人事考課制度といいますか、能力において評価して
賃金を出してあげるというような、その辺のことがこれから必要じゃないかと思います。
ただし、いつも言われるのですけれども、
民間でもそうですけれども、年俸制になりまして、それじゃだれが評価をするのだ。人間が人間をだれが評価する、その基準はどこにあるのだという難しさもあるのですけれども、その辺のことも考えて
公務員制度というのを考えていかれまして、
公務員の皆さんも、頑張れば自分は給料をたくさんもらえるのだ、早く仕事をすれば自分は給料をもらえる、重要なポストについて仕事をすればたくさんもらえる、そういうふうな制度はお考えになっていないか、お聞きしたいと思います。
〔
委員長退席、植竹
委員長代理着席〕