○川橋幸子君 ただいま
議題となりました
承認案件につきまして、交通・情報通信
委員会における
審査の
経過と結果を御
報告申し上げます。
本件は、日本放送協会の
平成十年度収支予算、事業
計画及び資金
計画について、国会の
承認を求めるものであります。
その概要は、まず、一般勘定事業収支におきまして、収入六千二百四十六億円、支出が六千百五十六億円となっており、この結果、九十億円の事業収支差金が生じております。この収支差金は、全額を債務償還のために使用することとしております。
また、事業
計画の主なものは、公正な報道と多様で質の高い放送番組の提供、新放送技術の研究開発への積極的な取り組み、デジタル放送時代への基盤
整備、効率的な業務
運営の徹底、受信契約の増加と受信料の確実な収納の
確保などとなっております。
なお、本件には、経費の増加の圧縮に努めつつ、必要な施策を
計画しており、おおむね適当なものと認める旨の郵政大臣の
意見が付されております。
委員会におきましては、デジタル時代における公共放送の役割、スポーツ番組の放映権料の高騰問題、青少年
犯罪とテレビメディアの
あり方、在日米軍のNHK受信料問題への対応等について
質疑が行われましたが、その詳細は
会議録によって御承知願います。
質疑を終了し、
採決の結果、本件は
全会一致をもって
承認すべきものと決定いたしました。
なお、本件に対し、八項目から成る
附帯決議を行いました。
以上、御
報告申し上げます。(
拍手)
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