○笹野貞子君 私は、新しい民主党を代表いたしまして、
大臣に御質問させていただきます。
私たち、四月二十七日に四つの政党が集まりまして新しい民主党という政党をつくりました。きょうの質問は、新しい民主党としての質問をさせていただきたいというふうに思います。私たちの政党は、
保守とか革新とかというもうちょっと聞き飽きたような範疇ではなくて、民主中道という非常に常識的なバランス感覚を持った政党としてこれから国会活動をしてまいりたいというふうに思いますので、
大臣もどうぞ末永くよろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。
そして、きょうはまた非常に記念すべき
沖縄復帰二十六年目を迎えるちょうど五月十五日という日に当たります。そういう日にこの
委員会が開かれまして
沖縄の問題が討議されるということは、これから二十一
世紀に向けて、何か私たちに大きな
政治的課題が課せられているような気がいたします。
まず、
大臣は
所信の中でこのようにお述べになっていらっしゃいます。「
沖縄県の方々には長年にわたり大変な御負担をお願いしており、
政府としてはその御負担を国民全体で分かち合うことが大切であると
考えております。」というこの文言、私はこの文言を聞いて、大変心優しき
大臣であるというふうに思いますが、「御負担を国民全体で分かち合う」というこの文言は非常に心優しききれいな言葉なんですが、これは
具体的に何を分かち合おうと
大臣は御発言なさっているのか、まず第一。
それから、
基地の問題が今硬直状態になっております。私といたしましても非常に気になるところでございますが、先ほどの
板垣先生の御発言の中にもありますように、これはとても重大ですし
解決しなければならない問題ですが、まだ
総理と
大田知事との
会談が成っていない。聞くところによりますと、
新聞紙上で見ますと、四月中旬に両者が会うと言われたにもかかわらず、それもできず、何か参議院
選挙後になるのではないかというそんなこともうわさされております。
まず、この両者が会見するという日程は決まったんでしょうか決まらないんでしょうか。そしてまた、こういう硬直状態について
大臣としてはこれからどのような
具体的な打開策の御
努力をなさるか、それをお聞きしたいと思います。