運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
1998-06-10 第142回国会 衆議院 本会議 第45号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十年六月十日(水曜日)
—————————————
平成
十年六月十日 午後一時 本
会議
—————————————
○本日の
会議
に付した案件
会期延長
の件
科学技術会議議員任命
につき
同意
を求めるの件
宇宙開発委員会委員任命
につき
同意
を求めるの件
国会等移転審議会委員任命
につき
同意
を求めるの件
証券取引等監視委員会委員長
及び同
委員任命
につき
同意
を求めるの件
社会保険審査会委員任命
につき
同意
を求めるの件
漁港審議会委員任命
につき
同意
を求めるの件
日本放送協会経営委員会委員任命
につき
同意
を求めるの件
労働保険審査会委員任命
につき
同意
を求めるの件
国民健康保険法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
参議院回付
) 午後一時四分
開議
伊藤宗一郎
1
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) これより
会議
を開きます。
————◇—————
会期延長
の件
伊藤宗一郎
2
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
会期延長
の件につきお諮りいたします。 本
国会
の
会期
を六月十八日まで八日間
延長
いたしたいと存じ、これを発議いたします。 本件につき
討論
の通告があります。順次これを許します。
伊藤忠治
君。 〔
伊藤忠治
君
登壇
〕
伊藤忠治
3
○
伊藤忠治
君 私は、民主党を代表して、ただいま
提案
されました八日間の
会期延長
に対し、
反対
の
討論
を行います。(
拍手
)
反対
の
理由
の第一は、今回の
会期延長
が明らかに
国会軽視そのもの
であり、ひいては、
議会制民主主義
を否定するものであるからであります。
政府
・
与党
は、深刻の度を増す
不況対策
のために
平成
十年度
補正予算案
の
編成
が不可欠であると
主張
し、五月十一日に同
補正予算案
を提出したのであります。にもかかわらず、その後約一カ月間にわたってこれをたなざらしにし、
補正予算案
の
早期審議
を求める我々
野党側
の強い
要求
を無視して
予算委員会
の
開会
に応ぜず、その結果、
会期
内において
補正予算案
の
処理
が不可能となったために、
会期延長提案
の
事態
となったのであります。 こんなことは前代未聞であり、この間の説明も全くないまま、今日になって一方的に
会期
を
延長
するということは、全く
言語道断
であり、こんなことを許したら、
議会制民主主義
は死滅すると言わなければなりません。
自民党
・
橋本内閣
の暴挙に対して、ここに我々は強く抗議し、
会期延長反対
の
態度
を明らかにするものであります。 第二の
理由
は、今回の
会期延長
が、
自民党
の
党利党略
に基づく
国会対策
に終始した結果、
国民
が切望してやまない有効な
不況対策
が打てず、加えて、公正であるべき
国会運営
をじゅうりんしたことであります。
平成
十年度
補正予算案
と
財政構造改革法改正案等
は、まさに
不離一体
の
関連法案
であります。にもかかわらず、
関連法案
だけを先に
審議
、
成立
させ、
補正予算案
については、全く
審議
を行わず、たなざらしにしたまま、
参議院
において、
中央省庁等改革基本法案
の
審議
に集中したのであります。これは、
中央省庁基本法案
が
成立
しなければ
橋本内閣
はもたないという
党利党略
から
国会運営
が行われたのであり、
国民生活
より
橋本内閣
の延命を優先させた
自民党
の反
国民
的な
政治姿勢
を許すことができないのであります。 我々は、衆議院において、
補正予算案審議
のため
予算委員会
の
即時開会
を繰り返し
要求
してきたにもかかわらず、
予算委員長
の
都合
が悪い、理事がいないなどという全く不見識きわまりない
理由
を並べて
審議
に応じなかったのは、ほかならぬ
自民党
なのであります。そんなに
都合
が悪い
予算委員長
は、全く
国政
のためにならず、直ちに辞表を提出していただきたい。 このように、不遜かつ理不尽きわまりない
国会運営
を行っている
自民党
・
政府
が、よくぞ臆面もなく、
会期延長
を
提案
できたものだ。絶対に容認することはできません。 第三の
理由
は、
提出法案
については
会期
内の
成立
に
全力
を尽くすのが
会期制度
の
原則
であり、
合理性
、
必然性
のない
会期延長
は許されないということであります。
我が国
の
国会
は、
会期制度
の
原則
にのっとり、
通常国会
は百五十日間と定め、その
会期
の
独立性
と
会期
不
継続
の
基本原則
で
議会民主主義
を構成しているのであります。不測の
事態
に匹敵するよほどの特別の事情とか、
必然性
、
合理性
があって
審議
が尽くせなかったなど、真にやむを得ないケース以外は
延長
しないというのが
会期制
の
原則
であります。 しかるに、みずからが強調した
緊急性
の高い
補正予算案
を一カ月間も放置していたこと、また一方では、
国鉄清算事業団法
や
国有林野改革法
、
情報公開法
、
労働基準法
などの
重要法案
を早々に
継続扱い
として
審議
を先送りしたことなど、
法案
の
審議
に対する
自民党
・
橋本内閣
の
基本姿勢
は
一貫性
がなく、場当たり、
日暮らし
型の
国会対応
だったのであります。これは、
後手後手
の
橋本内閣
に似て、理念なき
自民党
の
国会対策
であると断ぜざるを得ません。
会期延長
を
提案
することなど全くの筋違いであり、速やかに撤回されるよう、こちらから逆に
提案
をいたします。 最後に、はっきりさせておきたいことがあります。 もともと
政府
・
与党
は、
平成
十年度
予算案審議
の過程で、この
予算
は
最善
のものであると再三再四繰り返してきました。
自民党
の
国対委員長
は我々
野党
の
申し入れ
に対して、
補正予算
など全く検討していない旨を二月五日
付文書
で回答しているのであります。にもかかわらず、
平成
十年度
予算案
が
成立
した途端にその
態度
を一変させ、
補正予算編成
の
必要性
を説き出したのであります。これほど無定見かつ無
責任
な
対応
があるでしょうか。
予算
の
補正
はやらない、
減税
は必要ない、
財革法
は変えない、桜の咲くころには
景気
はよくなる、どこかでだれかからよく聞いた言葉であります。これらはすべて食言だった。
国会
の答弁に
権威
も
責任
もなくなってしまった。何のための
国会論議
なのか。まさしく
橋本内閣
は総
辞職物
であります。
現下
における
日本経済
は空前の
不況
であり、相次ぐ
企業倒産
と必死のリストラ、戦後
最悪
の
完全失業率
、
自殺者
の激増、加えて、とどまるところを知らない
円安傾向
は、
国民生活
にはかり知れない大きな不安と動揺を与えています。 このように、
橋本自民党内閣
がもたらした
責任
は極めて重大であり、
橋本内閣発足
以来最低の
支持率
が示すとおり、
国民
は
橋本内閣
に対して事実上の不信任を突きつけているのであります。我々
野党
や
国民
の声に謙虚に耳を傾け、
橋本内閣
が潔く
退陣
することこそが、
景気対策
、
不況脱出
への近道であることを声を大にして訴えたいのであります。 再度申し上げます。
会期
の
延長
は絶対に容認できません。今こそ
総理退陣
の決断が必要なのであります。 以上申し上げて、
会期延長
に対する私の
反対討論
を終わります。(
拍手
)
伊藤宗一郎
4
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
武部勤
君。 〔
武部勤
君
登壇
〕
武部勤
5
○
武部勤
君 私は、ただいま
議長
から発議されました今
国会
の
会期
を六月十一日から十八日まで八日間
延長
する件につきまして、
自由民主党
を代表して、
賛成
の
討論
を行うものであります。(
拍手
) 去る一月十二日に召集されました今
通常国会
におきまして、百数十件に及ぶ
法律案
や条約が
内閣
より提出され、また四十件近くの
議員立法
が与
野党
より提出されました。限られた日程の中、
情報公開法案
、
労働基準法案
、
組織犯罪法案
、
周辺事態措置法案
、
国鉄林野債務関連法案
などがまだ
審議
中となってはおりますが、
預金保険法
、
金融機能安定化法
、大店法、
中心市街地法
、
国連平和維持活動法
など、数々の
重要法案
が
成立
いたしました。 わけても、
橋本内閣
の掲げる六つの
改革
の最
重要課題
ともいうべき
金融システム改革法
や
中央省庁再編法
などが、熱心な
論議
の末に昨日
成立
に至りました。このことは、来るべき二十一世紀に向けた
国家システム
再
構築
へ大きく踏み出す
第一歩
として高く評価されるべきであり、極めて意義深い
国会
であったことを雄弁に物語るものであります。ここに改めて、
議員各位
の御精励に敬意を表したいと存じます。 しかしながら、
財政構造改革法
など
総合経済対策
のための
関連法案
の
成立
を見ながら、その根拠となる
平成
十年度
補正予算
はいまだ
成立
いたしておりません。戦後
最悪
の
経済危機
、
景気低迷
という国難を克服し、
国民生活
を守り、
経済対策
をしっかりと補完していくためには、何としてもこの
補正予算
の
成立
を図ることが肝要であります。これこそが
現下
の我々に課せられた最大の責務であります。 時代は、まさに変革期であります。
国会
は、その
権威
にかけて
政治
の復権を図っていかなければなりません。
国会
に与えられた今日的使命は、
国家
再
構築
への礎となる
構造改革
の断行であり、また、それに伴うところの
国民生活
に資する
予算
や
法律案
を
審議
し、その
成立
を期することであります。その
論議
の場をつくり、
全力
を挙げて諸問題の解決に取り組むことは、この議場に会するすべての
議員
にとって至極当然の理と言わなければなりません。 もとより、我が
自由民主党
は、
国政
を担う
責任政党
として
懸案事項
の
処理
に
全力
を尽くす所存であります。
国民生活
に支障を来さぬよう間断のない
措置
をとるべき
現状
を思うに、もし
野党
の皆さんに良識があるならば、この
会期延長
に決して
反対
できるはずはないと考えるものであります。 また、
報道
によりますと、
野党側
は
補正予算
について十分な
審議
時間を求めていくであるとか、
審議
を通じて
総理
の
経済対策
を追及するとのことを伝えておりますが、これは明らかに
会期
の
延長
を
前提
とした
補正予算
の
審議
にかかわるものであります。であるならば、やはり論争の場をつくり、堂々と
審議
を尽くしていくことこそが
議会制民主主義
のあるべき姿でありましょう。 以上申し上げましたとおり、もって
国民
の負託にこたえるべく、私は、
議長
の
提案
に賛意を表し、八日間の
会期延長
がぜひとも必要であることを強く
主張
いたしまして、
賛成討論
を終わるものであります。(
拍手
)
伊藤宗一郎
6
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
青木宏之
君。 〔
青木宏之
君
登壇
〕
青木宏之
7
○
青木宏之
君
自由党
の
青木宏之
であります。 私は、
自由党
を代表いたしまして、ただいま議題となっております
会期
を八日間
延長
することに対し、
反対
の立場から意見を表明いたします。(
拍手
)
反対
する
理由
の第一は、今
国会
を通じて
政府
・
与党
が二枚舌を使って
国民
と我々
野党
をだまし続けてきたあげくの、
補正予算
を
審議
せんとするための
会期延長
であり、絶対に認めるわけにはいかないということであります。 すなわち、
政府
・
与党
は、
平成
十年度
予算
が
成立
するまでは、一貫して、十年度
予算
は
最善
でありその
補正
は検討していないと言い続けてきた、その舌の根も乾かぬうちに
補正予算
を提出し、
審議
を求めているからであります。
年明け早々
の一月七日、
額賀官房
副
長官
が
スパークリング大統領補佐官ら米政府高官
に対し、
平成
十年度
予算成立
直後の四月に
大型補正
を行うということを密約していたとの
報道
がありました。また、
加藤幹事長
や
山崎政調会長
など
自民党
の
最高幹部
から、次々と
大型補正予算
の
編成
を示唆する
発言
が相次ぎました。
政府
・
与党幹部
の
発言
が事実とすれば、
政府
は、最初から
補正
することを
前提
としたいわば
欠陥予算案
を
国会
で
審議
させようとするものであり、
国会
及び
国民
をまさに愚弄せんとするものであります。 この点から、我が党は、他の
野党
とともに、再三再四、
政府
・
与党
に対しその事実関係をただしたのでありました。それに対し、
自民党
は、
保利国会対策委員長名
で、
平成
十年度
予算
が
最善
のものと認識しており、
平成
十年度
補正予算
については全く検討されておりませんと回答し、
国会
においては、
総理
を初め閣僚はこぞって十年度
予算案
は
最善
の
予算案
であると答弁するなど、
政府
・
与党幹部
の
発言
を明確に否定し続けてきたのでありました。 しかるに、
橋本総理
は、
平成
十年度
予算
が
成立
した直後の四月九日、それまでの
態度
を一変させ、十六兆円
規模
の
総合経済対策
を実施せんと、そのための
大型補正
を行うことを明らかにしたのであります。まさに、
政府
が否定していた、
額賀官房
副
長官
を初め
政府
・
与党幹部
の
発言
こそ本当であったことが明らかになったのであります。同時に、
総理
を初め
橋本内閣
は、
予算審議
を通じ
国会
と
国民
をだまし続けていたことがはっきりとしたのであります。
総理
、
総理
が
国政
の
最高責任者
として、本当に国の将来を考え、
我が国経済
の
現状
を考え、
国民
の
生活
のことを考え、本当に
景気対策
が必要と考えていたならば、体面にこだわらず十年度
予算
を出し直し、堂々と
抜本的対策
を講ずべきでありました。それこそ
国政
の
最高責任者
にふさわしい道であったのであります。
国会
、ひいては
国民
をだまし続けた
橋本総理
の
態度
は、まことに
こそく
であり、
議会制民主政治
のルールを踏みにじる許しがたきものと断ぜざるを得ないのであります。このような
総理
の
こそく
なやり方こそが
日本
をおかしくしてしまうのであります。私は、
会期延長
を諮る前に、
橋本総理
、
橋本政権
がとってきたこれまでの行動を
国民
に
謝罪
をし、その
責任
をきっぱりとおとりになるべきであると考えるものであります。私は、この意味において、
補正予算審議
のための
会期
の
延長
に
反対
する次第であります。
反対
する第二の
理由
は、
景気対策
のため
会期
を
延長
し
補正予算
の
審議
を進めるより、
橋本内閣
がさっさと
退陣
した方が
景気対策
になると思うからであります。
平成
十年度
予算案審議
の際、我々
自由党
を初めとする
野党
は、本
予算
が不十分であるなら撤回の上再提出するべきであると
主張
をいたしましたが、
橋本総理
は、本
予算案
が
最善
のものであると言い続け、
与党
も、
補正予算
など一切検討していないと回答しておりました。我々
野党
が提出した
予算組み替え要求
も否決をしたのであります。
総理
が我々の
主張
を虚心坦懐に受け入れて
予算
を修正していれば、
会期延長
など必要なかったはずであります。
総理
は、この危機的な
経済状況下
にあっても、
我が国
の行く末や
国民生活
よりもみずからのメンツや
政権維持
の方を大切にし
会期延長
を強行されんとするのは、失政の帳じり合わせ以外の何物でもなく、許しがたいと断ぜざるを得ないのであります。 また、
会期延長
をして何の
反省
もない従来型の
ばらまき予算
を決めるより、
橋本総理
がお
やめ
になることが一番の
景気対策
であります。 去る四月八日、九八年度
予算
が
参議院
で通過する直前、マーケットには
橋本首相辞任
とのうわさが飛び交いました。
市場
はまことに正直であります。
株価
は四百円、円は一円近く上昇いたしたのであります。しかしながら、翌日、
橋本総理
が
総合経済対策
を発表した後、円はずるずると下がり、一円安くなったのであります。
株式市場
は半年先の
経済
を予見するといいますが、その後、今日に至るまで、
株式市場
は一万五千円
台前半
の
低空飛行
を続けており、先行き不安を如実に示しております。
為替相場
は、ついに昨日、七年ぶりに百四十一円まで下落をいたしました。
失業率
は
史上最高
の四・一%を記録し、さらに更新の勢いであります。
総理
の
総合経済対策
は全く評価されていないし、現実に実績が何も出ておらないし、先行き全く不安な
状況
なのであります。
総理
は、
予算委員会
において、私が
やめ
れば
景気
がよくなって
株価
が上昇するのであれば即刻かわる、しかしそういう問題ではないと強弁しておられますが、まだお気づきになられないのでありましょうか。
総合経済対策
を実施するよりも、
口先介入
を行うよりも、
総理
がお
やめ
になることが唯一にして確実な
景気回復策
、
経済対策
なのであります。(
拍手
) また、みずから招いたこの
不況
に、
反省
も
謝罪
もいまだありません。それどころか、
総理
は、果たすべき
責任
を果たすことが
責任
のとり方だと言われます。これは、開き直り、居直り、
責任逃れ
の論理であります。
政権
を維持するために詭弁を弄し続けるのはもうお
やめ
いただきたい。
平成
八年度に三・二%成長まで回復した
日本経済
を〇%にたたき落としたことだけでも、
責任
をおとりになる
理由
は十分ではないでありましょうか。
総理
は、
経済運営
に完全に失敗をしたのであります。敗軍の将は兵を語ってはならないのであります。もはや、
橋本内閣
が続けば続くだけ
日本
がだめになっていくのであり、
橋本内閣
の
退陣
、次に大胆な
政策転換
こそが
経済再建
の道であり、
日本
再
構築
の
第一歩
であります。
反対
の第三の
理由
は、
橋本総理
の
ODA疑惑
や
自民党山崎政調会長
の
献金疑惑
などの
真相解明
に対し、
政府
・
与党
が積極的に
協力
をしていれば、
会期延長
しなくても
疑惑
の
解明
ができたということであります。 これまでの
国会
の
審議
を通じ、
橋本総理
の
中国人女性
との交際問題は、その
女性
がスパイであったかどうかの問題にとどまらず、
我が国
の中国への
無償援助
の配分にかかわる大いなる
疑惑
の問題であることが判明をいたしました。
伊藤宗一郎
8
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
青木宏之
君、
申し合わせ
の時間が過ぎましたから、なるべく簡単に願います。
青木宏之
9
○
青木宏之
君(続) 我が党は、その
疑惑解明
に真剣に取り組んでおりますが、
政府
・
与党
は、これに
協力
するどころか、各
省庁
に箝口令をしき、
情報
の提供を妨げようとする動きすら感じられるなど、逆に妨害しようとさえしているのであります。
自民党山崎政調会長
の
石油卸商泉井
氏からの
献金疑惑
については、我々のたび重なる
証人喚問要求
を拒否し、
会期
末になって
政治倫理審査会
での
弁明
に応じ、一方的な
弁明
によってこの問題に幕を引こうとしているのであります。まことに
言語道断
であります。
伊藤宗一郎
10
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
青木宏之
君、
申し合わせ
の時間が過ぎましたから、なるべく簡単に願います。
青木宏之
11
○
青木宏之
君(続)
政府
・
与党
の
協力
があれば、これら一連の
疑惑
は
会期
内において十分
解明
されたと存じます。
政府
・
与党
の猛省を促すとともに、仮に
会期延長
が
自民党
の多数により強行された場合は、我が党として、
橋本総理
の
ODA疑惑
や
自民党山崎政調会長
の
疑惑
の
徹底究明
に
全力
で取り組む決意であることを申し述べ、私の
討論
を終わります。(
拍手
)
伊藤宗一郎
12
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
中林よし子
君。 〔
中林よし子
君
登壇
〕
中林よし子
13
○
中林よし子
君 私は、
日本共産党
を代表して、
会期延長
に対して、
反対
の
討論
を行います。(
拍手
) 昨日、
自民党
が、
議長
に
会期延長
の
申し入れ
を行いました。その
理由
として、「議案の
審議状況
に鑑み、」としていますが、その内実は
補正予算
の
審議
であることは明白です。
政府
が提出した
補正予算
は、
規模
は大きいけれども、
総合経済対策
とは名ばかりです。
景気対策
といって、国と
地方
の借金をふやし、既に
破綻
が明らかになった
ゼネコン奉仕
の従来
型公共事業
に重点を置いたものです。
補正
での
公共事業積み増し
は、むだと浪費を助長する禁じ手です。しかも、その手法は
景気対策
としても効果がなく、結局
財政破綻
をつくり出しただけだったと一
たん総理
も認めたことではないですか。また、
地方
に一兆五千億円
規模
の
単独事業
を押しつけようとしていることも重大です。これでは、
地方
自治体の
財政
をますます
危機的状況
に追い込むことになります。こうした
補正予算
は、
我が国
を困難から救うどころか、ますます窮地に追いやるものです。
補正予算
の
審議
を今になって言い立てているのにも道理はありません。
政府
が五月十一日、
国会
に提出したとき、
野党各党
は、まず
補正予算
の
審議
を十分行うことを
主張
しました。にもかかわらず、今日まで
補正予算
をたなざらしにしてきたのは
政府
・
自民党自身
ではないですか。しかも、
野党
の強い
反対
を押し切り、
特別委員会
まで設置して、
補正予算関連法案
を異例の
一括先行審議
で強行しました。
補正関連法
が
成立
した後にも、
野党
が
補正予算審議
を求めたにもかかわらず、
行政改革
に何ら役立たない
省庁再編基本法案
を先行させ、今日に至ったのです。今になって
政府
・
自民党
が
補正予算審議
のため
会期延長
を言うこと自体、
国会審議
を
党利党略
に利用したものであり、断じて許されません。(
拍手
) 今、
景気対策
を言うならば、
消費税減税
です。最近の
世論調査
でも、
景気対策
に何を望むかとの質問に対して、六割の人が
消費税減税
を求めており、まさに
国民
の圧倒的多数の声ではありませんか。
政府
の
統計
でも、ことしの四月の
家計消費支出
は、
消費税増税
による
駆け込み反動
で落ち込んだ昨年四月に比べて二・一%もマイナスとなっています。また、日銀も、
家計消費
の
低迷
の主な原因が
消費税引き上げ
などの
負担増政策
にあったことを認めています。 四月の
完全失業率
が
統計史上最悪
の四・一%になっているように、今日の
不況
は極めて深刻です。この
不況
から
国民生活
を守るために、緊急かつ抜本的な
対策
を行うことが求められています。それは、
消費税
を三%に戻し冷え込んでいる
消費
を直接拡大すること、庶民に手厚い二兆円
規模
の
所得税減税
の
恒久化
をすること、昨年九月からの
医療費値上げ
を
改悪
前に戻すこと、強力な
行政指導
で銀行の貸し渋りを
やめ
させること、
中小業者
への
緊急融資
、
中小企業者向け官公需
の
引き上げ
、また、
首切り自由化
、
サービス残業合法化
の
労働法制
の
改悪
を中止することなどです。
政府
が今日の深刻な
不況
から
国民生活
を守るために必要な手だてを打てずに、従来型の
補正予算
を無
反省
に繰り返しているのは、
橋本内閣
・
自民党
に
不況打開
の意思も能力もないことの証明です。
橋本内閣
に求められていることは、
補正予算
の
審議
ではなく、
経済政策破綻
などの
責任
をとり、直ちに
退陣
し、解散・総選挙により
国民
の審判を仰ぐことです。そのことを強く申し述べ、
会期延長
の
反対討論
を終わります。(
拍手
)
伊藤宗一郎
14
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) これにて
討論
は終局いたしました。
—————————————
伊藤宗一郎
15
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 採決いたします。
会期
を六月十八日まで八日間
延長
するに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
伊藤宗一郎
16
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
起立
多数。よって、
会期
は八日間
延長
することに決まりました。(
拍手
)
————◇—————
科学技術会議議員任命
につき
同意
を求めるの件
宇宙開発委員会委員任命
につき
同意
を求めるの件
国会等移転審議会委員任命
につき
同意
を求めるの件
証券取引等監視委員会委員長
及び同
委員任命
につき
同意
を求めるの件
社会保険審査会委員任命
につき
同意
を求めるの件
漁港審議会委員任命
につき
同意
を求めるの件
日本放送協会経営委員会委員任命
につき
同意
を求めるの件
労働保険審査会委員任命
につき
同意
を求めるの件
伊藤宗一郎
17
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) お諮りいたします。
内閣
から、
科学技術会議議員
宇宙開発委員会委員
国会等移転審議会委員
証券取引等監視委員会委員長
及び同
委員
社会保険審査会委員
漁港審議会委員
日本放送協会経営委員会委員
及び
労働保険審査会委員
に 次の
諸君
を任命することについて、それぞれ本院の
同意
を得たいとの
申し出
があります。
内閣
からの
申し出
中、 まず、
科学技術会議議員
に
井村裕夫
君を、
証券取引等監視委員会委員
に
高橋武生
君を、
漁港審議会委員
に
飯田満
君、
植村正治
君、
大海原宏
君、
岡野勉
君、
久野隆作
君、
坂口享子
君及び
中村尋子
君を、
日本放送協会経営委員会委員
に
大下龍介
君、
平岩弓枝
君及び
矢野征男
君を、
労働保険審査会委員
に
岡田潤
君及び
氣賀澤克己
君を 任命することについて、
申し出
のとおり
同意
を与えるに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊藤宗一郎
18
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 御
異議
なしと認めます。よって、いずれも
同意
を与えることに決まりました。 次に、
宇宙開発委員会委員
に
長柄喜一郎
君を、
国会等移転審議会委員
に
濱中昭一郎
君を、
証券取引等監視委員会委員長
に
佐藤ギン子
君を、 同
委員
に
川岸近衛
君を、
社会保険審査会委員
に
大槻玄太郎
君を、
漁港審議会委員
に
佐藤稔夫
君及び
藤野慎吾
君を、
日本放送協会経営委員会委員
に
鳥井信一郎
君及び
松野春樹
君を 任命することについて、
申し出
のとおり
同意
を与えるに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
伊藤宗一郎
19
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
起立
多数。よって、いずれも
同意
を与えることに決まりました。 次に、
国会等移転審議会委員
に
森亘
君を任命することについて、
申し出
のとおり
同意
を与えるに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
伊藤宗一郎
20
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
起立
多数。よって、
同意
を与えることに決まりました。
————◇—————
伊藤宗一郎
21
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) お諮りいたします。
参議院
から、
内閣提出
、
国民健康保険法等
の一部を改正する
法律案
が回付されております。この際、右回付案を議題とするに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊藤宗一郎
22
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 御
異議
なしと認めます。
—————————————
国民健康保険法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
参議院回付
)
伊藤宗一郎
23
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
国民健康保険法等
の一部を改正する
法律案
の
参議院回付
案を議題といたします。 採決いたします。 本案の
参議院
の修正に
同意
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
伊藤宗一郎
24
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
起立
多数。よって、
参議院
の修正に
同意
することに決まりました。
————◇—————
伊藤宗一郎
25
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 本日は、これにて散会いたします。 午後一時四十五分散会