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鉢呂委員 昨年崩落した第二日糸トンネルは、ここの現道を
復旧することは難しいということで、第一日糸トンネルも含めて山側に迂回をする新しいルートで今トンネル建設に着工していただいております。私も、
現地は見られなかったのですけれ
ども、そこの所在する
地方自治体にも行きまして、その
状況についてお聞かせを願ってきたところであります。全長千七百二十五メーターの新トンネル、
事業費四十億で来年の四月の完成を目途に今進んでおるというふうに聞いておりますけれ
ども、そのとおりに進んでおるのかどうか、それが一点であります。
それから、二点目。したがって、現道も途絶をして通行どめということで、まさに全く迂回路がないわけでありまして、この周辺の住民の皆さんには大変生活の不便さを、あるいは
地域経済も火の消えたようなものになっています。
北海道は春から観光も含めて、あそこは非常にいそ釣りの本場でありまして、札幌付近から週末になりますと大型バスで三十台ぐらい入って釣りをするという
地域なのですけれ
ども、全く火の消えたような状態になっています。
そうはいってもやはり
経済は自分でやらなければならないということで、島牧村、瀬棚町という両町村を初め道庁も国の
北海道開発局も入りまして、協議会をつくってさまざまな取り組みをやっていることも事実でありまして、ぜひその支援をしていただきたい。
特に、
工事請負業者についてはぜひ
地元のいろいろな諸資材等を利用するように、これは発注者の
北海道開発局がそのようなことを言うのは、入札制でやっておるわけでありますからなかなか表向きは難しいというような話も聞いておりますけれ
ども、やはりそこは協力を願うということをぜひお伝えをしていただきたい。
同時に、開発局は入札を函館ですべて行っておるのですけれ
ども、
北海道庁あたりは、通常行うところと違って瀬棚町で行うとかということをやっていただいております。例えば、瀬棚町で国の
事業発注もやるとか、そういう入札の場所についても御
配慮を願いたいし、あるいはまた、開発庁は、通行どめという表示もしたりリーフレットも発行することになっておりますけれ
ども、それにもその周辺の観光等についてさりげなくPRをするとか、そういうことについても御
配慮をいただきたい。
同時に、町村は大変
努力をされておりまして、いろいろなイベントの企画をしたり、これはお金がかかるわけでありますけれ
ども、そういうことに対する
地方財政措置、きょうは自治省は呼んでおりませんからあれですけれ
ども、地財措置についても特別の御
配慮をいただきたい、これについてもぜひ一言御答弁いただきたいと思います。