○角田義一君 民主党・新緑風会の角田義一でございます。
法案についてお尋ねする前に、現下の緊急問題になっております
人事院勧告について
総務庁長官に二、三お尋ね申し上げたいと思います。
長官が所管大臣として大変御苦労されておるということについては心から敬意を表するものでございます。御案内のとおり、ここ十年間ぐらい
人勧は
完全実施をされておると同時に、
長官もう既に御
承知だと思いますけれども、一昨年は十月に差額が精算をされて、十一月からは新しい賃金が支払われているという
ような歴史的な
経過もございます。ここ三年ぐらいはもう九月中には
閣議決定がされておる、こういう実績が積まれておるわけであります。
これは村山連立政権、さらには橋本連立政権と、こういう
状況の中での出来事ではございますけれども、いずれにいたしましてもこれらの実績は高く評価をされておるし、
総務庁もその辺を踏まえて対応するということを再三にわたっていろいろな機会に歴代の
長官は表明されておる、こういう歴史的な
経過もあるわけで、それは私どもも大事にしなきゃならぬというふうに思っております。
先ほどの
長官の
お話を承りますと、一両日中に何としても決めていきたいという
ようなことで
努力を今ぎりぎりやっておるということですから、大変微妙な時期に来ておるなということは私もよくわかるのでありますが、ちょっと気になりますのは、
先ほどの
長官の言葉の中に、
早期という言葉はございましたけれども完全という言葉が抜けておるんですね。この辺は、
長官とすれば
完全実施をやりたいんだけれどもいろいろあるんだということなのか、
内容についていろいろ問題があるということなのか、微妙なところでございますが、私どもにとってはこれは大変なことなんでありまして、その辺はどういうことになっておるのか。
長官とすれば
完全実施をやりたいんだというお気持ちなのかどうなのか、私はこの点はきちっと聞いておきたい、こう思っておるんです。