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1997-11-25 第141回国会 衆議院 本会議 第13号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成九年十一月二十五日(火曜日)     ―――――――――――――   平成九年十一月二十五日     正午 本会議     ――――――――――――― ○本日の会議に付した案件  大蔵大臣三塚博不信任決議案中野寛成君外   五名提出)  原子力委員会委員任命につき同意を求めるの件  地方財政審議会委員任命につき同意を求めるの   件     午後零時四分開議
  2. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) これより会議を開きます。      ――――◇―――――
  3. 田野瀬良太郎

    田野瀬良太郎君 議案上程に関する緊急動議提出いたします。  中野寛成君外五名提出大蔵大臣三塚博不信任決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。
  4. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 田野瀬良太郎君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 御異議なしと認めます。     ―――――――――――――  大蔵大臣三塚博不信任決議案中野寛成君   外五名提出
  6. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 大蔵大臣三塚博不信任決議案議題といたします。  提出者趣旨弁明を許します。岩田順介君。     ―――――――――――――  大蔵大臣三塚博不信任決議案     〔本号末尾に掲載〕     ―――――――――――――     〔岩田順介登壇
  7. 岩田順介

    岩田順介君 私は、新進党民主党太陽党を代表いたしまして、ただいま議題となりました大蔵大臣三塚博不信任決議案提案趣旨並びにその理由を御説明申し上げます。(拍手)  まず、案文を朗読いたします。     大蔵大臣三塚博不信任決議案   本院は、大蔵大臣三塚博君を信任せず。    右決議する。     〔拍手〕  以下、不信任理由を申し述べます。  先週来の、北海道拓殖銀行、さらに四大証券一つ山一証券経営破綻等、今日の金融不安は、政府の誤った金融対策にその責任があることは明白であります。新進党民主党太陽党野党各党が、事あるごとに金融機関不良債権実態を過小に見積もり過ぎていると指摘したにもかかわらず、不良債権処理は順調に進んでいるとの答弁を繰り返してきた橋本内閣、特に大蔵大臣である三塚博君の政治責任は極めて重いと言わざるを得ないのであります。  三塚博君は、構造改革に値しない財政構造改革法成立させようとし、消費の急激な冷え込み、株価の大暴落など、今日の日本経済の混迷を招いた責任者であります。さらに、三塚博君は、経済失政に対する反省もなく、長期的な経済財政改革はもとより、短期的な景気対策に対しても全く適切な対応を示すことができずにおります。もはや、三塚博君に日本経済財政政策責任者として大蔵大臣を続けさせることは到底できないのであります。  よって、大蔵大臣三塚博君の罷免を強く要求し、不信任決議案提出するものであります。  以上が本決議案提出する理由でありますが、若干の説明を補足させていただきます。  政府は、去る十七日、経営困難に陥った北海道拓殖銀行に対して業務改善命令を発するとともに、預金者保護のため、日本銀行から特別融資を実施すると発表いたしました。今回の拓銀経営破綻は、二十行の大手銀行一つもっぶさないとしてきた政府公約破綻であり、大蔵省護送船団行政自体破綻を示すものにほかなりません。拓銀金融機関経営者自身経営責任は言うまでもありませんが、同時に、なれ合いの検査によって不良債権実態を押し隠し、二〇〇〇年度末までの預金全額保護によって金融機関モラルハザードをもたらし、相変わらずのぬるま湯経営を許してきた大蔵省、とりわけその最高責任者である三塚博君は、経営破綻を招いた責任において同罪以上と言わざるを得ないのであります。(拍手)  しかるに、三塚博君は、いざ拓銀経営破綻すると、国際業務から撤退しているし、金融機能受け皿銀行に引き継がれているので、公約違反ではないと開き直りの発言に終始しております。このような論弁で乗り切ろうとする監督責任者の無責任姿勢こそ、我が国金融システムに対する内外信頼を失ってきた最大原因であります。  また、三塚博君には、経営破綻に陥った山一証券の飛ばしによる二千六百億円余に上ると言われる簿外債務や、先般発覚した昭和リースへの損失補てん事件金融機関各社総会屋に対する利益供与事件等について、適切な検査監督によってこれらを防止することを誤り、あるいは事実を知りつつこれを公表することを回避してきた重大な責任があります。  さらに、三塚博君は、財政構造改革の取り組みについても重大な誤りを犯しました。三塚博君が中心となって成立を目指している財政構造改革法案は、およそ構造改革の名に値するものとは言えず、新聞では財政構造温存法案であるとまでやゆされております。国と地方財政あり方公共事業あり方といった本質的な構造改革には全く触れず、医療、年金、雇用保険等改革の具体的な方向性も示せないままに予算の抑制だけを法律で先に決めるという今回の法案のやり方は、余りにも無責任と言わざるを得ないのであります。  そのほか、大蔵官僚業界関係者との醜い癒着、腐敗、堕落を放置してきた監督責任など、枚挙にいとまがありません。我が国経済を深刻な事態に陥れている三塚博君の責任は、断じて見過ごすわけにはまいりません。今や世論は、三塚博君を一刻も早く罷免することこそ最大経済対策になると見ているのであります。(拍手)  このような理由から、三塚博君は到底信任し得ず、本案を提出する次第であります。  以上申し上げまして、私の提案理由説明を終わります。(拍手)     ―――――――――――――
  8. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 討論の通告があります。順次これを許します。越智通雄君。     〔越智通雄登壇
  9. 越智通雄

    越智通雄君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました大蔵大臣不信任決議案に対し、反対討論を行うものであります。(拍手)  申すまでもなく三塚大蔵大臣は、我が国財政及び金融行政責任者であり、今日我が国が直面している内外の多難な諸情勢の中で、その責任を全うすべく全力を挙げてまいりました。  三塚大蔵大臣就任は昨年十一月七日でありましたが、既にその時点で、この一年間の激動の予兆はあったと私には思えるのであります。その中で三塚大蔵大臣は、精力的に難局に立ち向かい、次々と成果を上げてまいりました。  就任早々、総理からの指示を受けて金融システム改革に取り組み、さき通常国会では、そのフロントランナーと呼ばれた外為法改革を初め日銀法金融監督庁法成立を見ました。六月には、各金融関係審議会からの報告を踏まえ、金融システム改革のプランを発表し、今まさにその着実な実施に邁進しているところであります。  また、昨年末には、財政構造改革元年と言われる平成九年度予算を取りまとめましたが、さらに本格的に構造改革を進めるべく、財政構造改革会議の場で熱意あふれる姿勢で取り組んでおります。その成果が、まさに今国会提出されている財政構造改革法案であります。  一方、対外関係に目を転じれば、昨年暮れ、大変難しい日米保険交渉に当たり米国の理解を得つつ決着を図りましたが、その後も、数回のG7会議等で各国の大蔵大臣信頼関係を構築しつつ、為替相場の安定を図ってまいりました。  たまたま、この夏以来、成長著しかった東南アジア諸国において通貨不安や株式市場混乱が生じ、これをきっかけに我が国においても株価が激動し、まだ十分に回復していない我が国金融機関の中において急速に体力が低下するものが出る事態に至りました。  こうした中にあって、三塚大蔵大臣は懸命な努力を続け、北海道拓殖銀行破綻に際しても、北海道部分本州部分を切り離して処理するといった新しい手法を打ち出すことにより、金融システム北海道経済混乱を回避するなど適切に対処したところであります。さらに先般の三洋証券会社更生法適用申請に際しても、またこのたびの山一証券の問題においても、万全の投資家保護を講ずることにより証券市場の信認を確保するなど、我が国金融資本市場信用秩序維持のため大いに貢献しているところであります。  私の知る三塚博君は、政治家としての深い経験を持ち、そして、それに裏打ちされた確固たる信念と誠心誠意やり抜く粘り強さがあります。我が国が二十一世紀を迎えるに当たって直面している今日の難局を乗り切るため、三塚大蔵大臣が日夜懸命の努力を傾けておりますことは、我が国国民は言うに及ばず、世界じゅう関係者のひとしく認めるところであります。(拍手)  したがって、この重大な時期に当たって三塚大蔵大臣に対して不信任決議案提出されましたことは、まことに遺憾に思う次第であります。  さて、本決議案における不信任理由として、まず、金融機関不良債権実態を過小に見積もり過ぎているなどと、政府の誤った政策北拓経営破綻、ひいては近時の金融不安を招いていると主張されております。  しかしながら、さきにも申し上げたとおり、北海道拓殖銀行処理については、預金者保護や健全な融資先等取引に支障が生じないよう最大限配慮しており、同行が北海道において果たしてきた金融機能は今後も維持され、金融システム安定性は十分に確保されていくこととなるものであります。  また、三洋証券山一証券の問題につきましても、一つには、バブル期の後遺症ともいうべきものによるものであり、また、違法取引の疑いの濃い巨額簿外債務存在による等、極めて特異なケースとして生じているものであります。しかしながら、三洋証券については、投資家に何の混乱も生じておりません。山一証券については、最近において巨額簿外債務存在が明らかになったところであります。しかし、同社は債務超過の状態ではなくしたがって顧客、取引先損失を生じる事態ではないとのことでありますが、さらに万全を期すため、日銀特融の発動を行ったところであります。  いずれにせよ、三塚大蔵大臣指揮のもと、投資家保護信用秩序の維持安定を第一義として、万全の措置が講じられておると確信しているところであります。  こうした状況にありながら、提案者が何ら確たる根拠もなく不信任決議案提出されたことは、我々の理解に全く反するところであります。  さらに、不信任決議案理由の中で財政構造改革法案について触れられておりますが、この法律案は、平成十五年度までに特例公債をゼロにすること等の財政健全化の目標を定め、さらに各経費の歳出の上限を設定するという極めて大胆な法律案であります。諸外国と比べても全く遜色のない、まさに構造改革の名に値するものであります。現在の財政状況をそのまま放置すれば、我が国経済国民生活破綻することは確実であります。財政構造改革推進が一刻の猶予も許されないことは、今や国民の間にも十分理解されるところとなっております。  三塚大蔵大臣が、このような状況にある我が国財政ひいては経済を立て直すため、本法案の取りまとめを初めとして先頭に立って財政構造改革推進してきたことは、さきに申し上げたとおりであります。  財政構造改革は緒についたばかりであります。三塚大蔵大臣は、各年度の予算編成において、さらにその推進に向けて全力を挙げてまいらねばならないのであります。  さらに我が自由民主党は、財政構造改革等との整合性を維持しつつ、第一次、第二次の緊急国民 経済対策を既に発表し、政府に対してその実行を要請いたしました。また、金融不安解消対策及び税制改正を含めた第三次の経済対策も現在検討しているところであります。  政府においても、このような中で先般二十一世紀を切りひらく緊急経済対策を決定されましたが、三塚大蔵大臣もまたこの間多大な努力を続けてきたのであります。また、今後の経済運営についても、財政金融行政担当大臣として責任ある対応を行う所信であり、不信任理由経済失政云々とあるのは全く理解に苦しむところであります。  いわゆるバブル経済の発生とその崩壊という経験を通じて、現在国民共通緊急課題となっているのは、我が国経済社会システム全体の見直しであり、その構造的な改革を断行することが急務となっております。  これらの大改革は、現在も責任を持って遂行している三塚大蔵大臣に対し、同大臣信頼し、支持し、その指揮のもとに金融当局全力を挙げて事態の解決に当たらせることこそ肝要であります。  このような重大な時期に当たって大蔵大臣不信任決議案提出されましたことはまことに遺憾であり、断固反対を表明するとともに、提案者に対し強く反省を求めて、反対討論を終わります。(拍手
  10. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 中村鋭一君。     〔中村鋭一登壇
  11. 中村鋭一

    中村鋭一君 私は、ただいま議題となりました三塚大蔵大臣に対する不信任決議案に対し、新進党民主党太陽党三党を代表いたしまして、賛成の立場から討論を行います。(拍手)  既に御承知のとおり、四大証券一つ山一証券はついに自主廃業のやむなきに至りました。年の瀬を控えまして、七千五百人を超える社員、従業員がまさに今その職を失おうとしています。  二千六百億円を超える簿外債務存在について、大蔵省は、最近知ったと述べておりますが、もしそうだとすれば、新聞雑誌等であれほど報じられておりました飛ばしの疑惑について何ら調査をしなかったということであり、怠慢、無能のそしりは免れません。  しかし他方では、知りながらこれを先送りしてきたと、複数の山一の役員の証言もありまして、事実とすれば、違法性のある損失隠し大蔵省が加担をしてきたことになります。しかるに三塚大蔵大臣は、大蔵省責任はないと認識すると、早くも、積極的に手を打つよりは、むしろ、まず責任逃れの言辞を弄しております。  さきには、三洋証券北海道拓殖銀行倒産があり、これらはすべて、大蔵省が一貫してとり続けた護送船団方式事前介入型行政をまざまざと見せつけるものにほかならず、大蔵省責任はきちっと問われなければ相なりません。さらにまた、当面する景気の低迷はいよいよ深刻となり、まさに一刻の猶予も許さない状況であります。  タイのバーツ危機に端を発し、香港、韓国を経て今や我が国をも襲いつつあります通貨不安は、アジアのみならず世界じゅうがかたずをのんで動向を注目しております。我が国拓銀山一等金融機関不良債権処理をどう急ぐのか。邦銀に対する不信感のあらわれであります外国銀行貸し出し上乗せ利率、いわゆるジャパン・プレミアムは〇・五%を超えるという異常な高さにまで拡大し、途上国向けと同水準に扱われているのであります。  国際市場において、融資残高国別トップであり、その約二割を占める我が国の影響の大きさは、幾ら強調しても強調し過ぎることはありません。世界は、東京発金融恐慌世界恐慌を危惧し、我が国の思い切った経済対策を厳しく求めているのであります。もし世界恐慌が現実となったとき、世界じゅう取引所が暗黒の日を迎え、その引き金を引いたのが日本であった、その状況を思えば、実に肌にアワの生ずる思いがいたします。  既に、本日の前場は七百円以上の下げを記録いたしました。一万六千円を切る寸前となっております。しかるに、政府与党の認識は、我が国経済に対する内外の深刻な懸念や忠告にもかかわらず、余りにも鈍感でスローでのうてんきとしか言いようがありません。  こうした積年の誤りに満ちた橋本内閣経済財政運営最高責任者三塚大蔵大臣であり、今こそ最も強力なリーダーシップを発揮すべきときであるにもかかわらず、自分が既に犯しつつある過ちや愚かさに一向気づかず、まさに夜郎自大、忠実にカビの生えた財政経済政策を踏襲し、現下の政策不況を助長して、みずから演出し、みずから主演して得々としているのが三塚大蔵大臣、あなた、その人であります。(拍手)  以下、具体的に大蔵大臣不信任案賛成する理由を申し述べます。  まず第一の理由は、今年度、消費税率引き上げ特別減税の廃止、医療保険料自己負担引き上げなど空前のデフレ予算を編成して、国民に約九兆円の負担増を強いていることであります。加えて、公共投資を削減して、せっかく芽生えかけていた景気回復の芽を摘み取ってしまいました。これこそが、相次ぐ金融機関破綻の大きな背景であります。  しかもその上に、これが不信任案賛成する第二の理由でありますが、今国会財政構造改革推進法案提出し、二〇〇三年までに、毎年毎年赤字削減を義務づける結果、さなきだに暗雲垂れ込める感のある景気の先行きをますます暗くいたしまして、企業の設備投資国民消費意欲に頭から冷たい水をぶっかけたことであります。財政構造改革推進法案は、名称とその実態とは全く逆の、まさに財政破綻させ、日本経済を破滅に導く改革逆噴射、政策不況国民圧迫だめ押し法案であります。  不信任案賛成する第三は、金融行政における致命的な失敗であります。  橋本連立内閣は、昨年の住専予算で、密室処理によって国民税金を使って住専破綻処理を行いました。預貯金を取り扱わない住専に六千五百億を超える巨額投入したのでありますから、九割を超える国民の批判と反発を招き、まさに怨嗟の声はちまたに満ち満ちたのであります。  かくのごとく三塚大臣は、旧来の陋習を踏んで失政を続け、直近の山一証券三洋証券北海道拓殖銀行等破綻については茫然自失、ほとんどなすところを知らぬていたらくであります。  大体三塚大臣、あなたは、ことしの二月、主要二十行はつぶさないと約束したのじゃありませんか。明言をしたでしょう。金融行政透明化ルール化を明言したにもかかわらず、今また本国会預金保険法改正案という、その答弁とは百八十度違った行政裁量権の拡大を図ろうとする時代逆行提案をしております。ディスクロージャーを徹底し、破綻した金融機関経営責任を明らかにする一方で、国民預貯金を全額保証する仕組みを今日まで制度化しないだけでなく、不良債権問題を放置したまま行政裁量権を拡大し、再び密室処理世界にこもろうとする三塚大蔵大臣態度は、到底容認できるものではありません。こんな事態を放置しながら、三塚博君は、債権処理は順調に進んでいるなどと、これはもう強弁であります。全く許しがたい言動であります。(拍手)  さらに、金融自由化に当たって、景気回復セーフティーネットの強化などないままに外為法改正金融機関に対する早期是正措置を導入し、来年四月かち実施することにしておりますが、これらの措置信用の収縮を招き、金融不安を助長させる結果、金融機関だけでなく産業界全体に経営危機を招き、史上最悪倒産、失業の増大を招くなど、経済情勢を一層困難にさせるのみであります。  このような失敗をどこまで続ければ気が済むのか。当事者はもう悲鳴を通り越し、あきれ返っております。これらの監督の任に当たる三塚大蔵大臣責任はまことに重大であります。重大であるにもかかわらず、本人がその重大さに気づいていないところが、まさに三塚本人の重大な欠陥であります。  これまで、たとえ一度でも政治家としての三塚君がその先見性判断力や決断を示したことがあったでしょうか。答えは、徹底的に否であります。  私は、予算委員会等でしばしば大蔵大臣としての三塚君の答弁に接しておりますが、まあその言うところは、無関係なことや一般論を行きつ戻りつ行方も知らぬありさまで、ただただ多弁を弄して、結局は何を言おうとしているのかわからぬ、全く一時を糊塗してよしとするその場逃れ答弁は、あきれるばかりのいいかげんさと言うほかはないのであります。その上、三塚君は、政府委員に代弁をさせる機会が甚だ多い。知らないから答えられないのか、自信がないのか、それとも責任逃れか、これまた政治家としての資質を疑わざるを得ないのであります。  我々新進党は、議員同士政策論争を一層充実させ、国権の最高機関として国民の負託にこたえるため、民主党太陽党とともに政府委員による答弁を廃止する法案を今国会提出しております。政府委員答弁にひたすら頼るあなたの姿は、これだけでも新しい時代大蔵大臣としては全くふさわしくないとこれまた断言せざるを得ないのであります。この辺は、一度、世界的格付機関でありますムーディーズに、橋本政権三塚大蔵大臣率いる大蔵省そのもの格付を聞いてみたいものであります。  連立政権の、目を覆うばかりの失政路線を……
  12. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 中村鋭一君、申し合わせの時間が過ぎましたから、なるべく簡単に願います。
  13. 中村鋭一

    中村鋭一君(続) 忠実に踏襲する三塚君は、もはや大蔵大臣として日本経済財政運営責任者たるに値せず、全く適格性を欠くことは完膚なきまでに証明をされたと思います。  不信任に足る理由の数々はかくのごとく白日のもとにさらされたのでありますから、ただいま本院議場にある議員の皆様におかれましては、与党たると野党たるとを問わず、国家を憂い、国民を思う烈々たる真情をもって、こぞって本不信任案賛成されますことを心からお願いを申し上げまして、私の賛成討論を終わるものであります。ありがとうございました。(拍手
  14. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 佐々木陸海君。     〔佐々木陸海登壇
  15. 佐々木陸海

    佐々木陸海君 私は、日本共産党を代表して、大蔵大臣不信任決議案に対し、賛成討論を行います。(拍手)  日本経済は、今大変深刻な事態を迎えています。それに対処すべき大蔵大臣の責務が極めて重大であることは論をまちません。私は、不信任案賛成する理由として、日本経済の今日の事態を生み出した三塚大蔵大臣の三つの政治責任を指摘したいと思います。  第一に、金融政策にかかわる責任の問題であります。  何よりも、今焦点となっている山一証券経営破綻に関して言えば、二千六百億円と言われる簿外債務存在破綻の重要な原因でありますが、山一証券の飛ばし疑惑についてはずっと以前から指摘されてきたものであり、その不正を見逃してきたことは重大であります。その結果、七千五百人もの労働者を不安に陥れているのであります。大蔵大臣責任は極めて重いと言わなければなりません。  北海道拓殖銀行破綻根本原因は、紛れもなくバブル期乱脈経営であります。しかしながら、破綻原因の究明は何もなされていません。さらに、当該金融機関債権債務内容不良債権と言われるものの内容は、国民の前に何一つ具体的に公表されていないのであります。しかも、ここでも五千五百人の労働者が職を奪われようとしています。さらに、日産生命に関しては、三塚大蔵大臣の言明に反して、契約者に甚大な損害が押しつけられようとしています。  金融ビッグバンと称して、内外巨大金融機関の横暴を一層野放しにする自由化を強引に進めていることが、深刻な金融不安に拍車をかけ、国民損害を与えているのであります。今こそ、歴代自民党政府の大銀行優遇政策住専破綻処理への六千八百五十億円の税金投入や超低金利政策による大銀行への特別利益供与など、こうした自民党政策を引き継ぎ、積極的に推進してきた大蔵大臣責任が厳しく問われるべきであります。(拍手)  金融機関癒着し、これら金融機関態度を容認し、実態を隠すことにきゅうきゅうとしてきた大蔵行政責任も極めて重大であると言わなければなりません。この大蔵行政誤りにも何らのメスが入れられていません。金融機関への天下りなど、大蔵省金融機関との癒着を断ち切る措置も何らとられてはいないのです。これらの根本問題は、すべてあいまいにされたままです。  その一方で、一連の金融機関破綻を口実にして危機感をあおり、公的資金国民の血税の投入を画策するなどということは、まさしく論外のさたと言わなければなりません。金融機関破綻には、国民は何の責任もないのであります。公的資 金投入は、結局、その国民に多大な犠牲を押しつけ、その上にごく一部の巨大金融機関を救済し、てこ入れする策にしかならないではありませんか。  三塚大蔵大臣政治責任の第二は、今年度予算において、戦後の政治史上いまだかつて例のない九兆円の国民負担増という、日本経済の現状に照らして全く誤った方策を立案し、その実行の先頭に立って不況を深刻化させ、日本経済の進路を誤らせてきたこと、その責任であります。  消費税増税で五兆円、特別減税の廃止で二兆円、そして医療費の二兆円の負担増、これらが景気最大の支えである個人消費を冷やし、中小企業を痛めつけて日本経済に大きな打撃を与えつつあることは、既にだれも否定できない厳然たる事実になっております。我々がその実施以前から国の経済の進路を誤るものであると厳しく警告してきた、まさにそのとおりになっているではありませんか。多くの国民が、このような負担増に対し、数千万の請願署名をもって反対を表明してきたではありませんか。そういう誤りの立案と強行の中心に座ってきた三塚大蔵大臣責任が今厳しく問われるのは、当然至極と言わなければなりません。(拍手)  政治責任の第三は、みずからも立案、推進の一端を担った経済政策がこのように不況を深刻化させ、日本経済に重大な事態を生み出しているにもかかわらず、それを反省するどころか、国民の福祉や暮らしにかかわる予算をこの先何年にもわたって削減し続け、国民をさらに苦しめる財政構造改革法案成立を所管大臣としてあくまでも強行しようとしているその責任であります。  既に我々が繰り返し明らかにしてきたように、この法案は、今日の財政状況を招いた元凶である公共事業や軍事費などの浪費構造は温存し、国民生活に直接かかわる分野の予算を二十一世紀にまでわたって大きく削減し、医療や社会保障、年金など多くの制度の改悪を不可避とさせる内容のものであります。こうした内容からいっても、また、これから先の国会予算審議権などを侵害するというその形式からいっても、この法案は全く道理のないものであり、こんな法案を強行することは断じて許せるものではありません。(拍手)  しかも、大蔵省の予測によっても、この法案に沿って国民生活に痛みと苦しみを押しつけても財政赤字が解消される見通しがないのであります。国民生活をさんざんに痛めつけたあげくに消費税再増税という危険さえ強めるもの、それがこの法案の本質ではありませんか。現に三塚大蔵大臣自身、本院の委員会質疑で消費税再増税の可能性を否定しなかったのであります。  このような途方もない国民負担増の方向が日本経済の見通しをさらに暗くして、不況に一層の冷や水を浴びせる結果になることは目に見えているのであります。三塚大蔵大臣に今後の日本経済を任せることができないことは明らかであります。  日本共産党は、以上の三点の理由から三塚大蔵大臣不信任案賛成するものであることを表明し、討論を終わります。(拍手
  16. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) これにて討論は終局いたしました。
  17. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 採決いたします。  この採決は記名投票をもって行います。  本決議案賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。  氏名点呼を命じます。     〔参事氏名を点呼〕     〔各員投票〕
  18. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。――議場開鎖。  投票を計算させます。     〔参事投票を計算〕
  19. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 投票の結果を事務総長から報告させます。     〔事務総長報告〕  投票総数 四百七十三   可とする者(白票)       二百十四   否とする者(青票)      二百五十九     〔拍手
  20. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 右の結果、大蔵大臣三塚博不信任決議案は否決されました。(拍手)     ―――――――――――――  中野寛成君外五名提出大蔵大臣三塚博不信任決議案を可とする議員の氏名       安倍 基雄君    青木 宏之君       青山  丘君    青山 二三君       赤羽 一嘉君    赤松 正雄君       東  祥三君    井上 喜一君       井上 義久君    伊藤 英成君       池坊 保子君    石井 啓一君       石井  一君    石垣 一夫君       石田 勝之君    石田幸四郎君       一川 保夫君    市川 雄一君       岩浅 嘉仁君    上田  勇君       漆原 良夫君    江崎 鐵磨君       遠藤 乙彦君    遠藤 和良君       小沢 一郎君    小沢 辰男君       大口 善徳君    大野由利子君       太田 昭宏君    近江巳記夫君       岡島 正之君    長内 順一君       加藤 六月君    鍵田 節哉君       川端 達夫君    河合 正智君       河上 覃雄君    河村たかし君       神崎 武法君    神田  厚君       木村 太郎君    北側 一雄君       北脇 保之君    旭道山和泰君       久保 哲司君    草川 昭三君       倉田 栄喜君    小池百合子君       木幡 弘道君    古賀 一成君       古賀 正浩君    今田 保典君       権藤 恒夫君    左藤  恵君       佐々木洋平君    佐藤 茂樹君       佐藤 敬夫君    斉藤 鉄夫君       坂口  力君    坂本 剛二君       笹木 竜三君    笹山 登生君       塩田  晋君    島   聡君       島津 尚純君    城島 正光君       白保 台一君    菅原喜重郎君       鈴木 淑夫君    田中 慶秋君       田端 正広君    高木 義明君       達増 拓也君    谷口 隆義君       玉置 一弥君    冨沢 篤紘君       富田 茂之君    中井  洽君       中川 正春君    中田  宏君       中西 啓介君    中野 寛成君       中野  清君    中村 鋭一君       永井 英慈君    並木 正芳君       二階 俊博君    西  博義君       西岡 武夫君    西川太一郎君       西川 知雄君    西田  猛君       西野  陽君    西村 章三君       西村 眞悟君    野田  毅君       原口 一博君    平田 米男君       福岡 宗也君    福島  豊君       福留 泰蔵君    藤井 裕久君       藤村  修君    二見 伸明君       冬柴 鐵三君    桝屋 敬悟君       松崎 公昭君    松沢 成文君       松浪健四郎君    丸谷 佳織君       三沢  淳君    宮地 正介君       宮本 一三君    村井  仁君       矢上 雅義君    山中 燁子君       山本 孝史君    吉田  治君       吉田 幸弘君    米津 等史君       若松 謙維君    鰐淵 俊之君       安住  淳君    赤松 広隆君       伊藤 忠治君    家西  悟君       池田 元久君    池端 清一君       石毛 鍈子君    石橋 大吉君       岩田 順介君    生方 幸夫君       枝野 幸男君    小沢 鋭仁君       大畠 章宏君    海江田万里君       金田 誠一君    川内 博史君       菅  直人君    北村 哲男君       桑原  豊君    玄葉光一郎君       小平 忠正君    小林  守君       五島 正規君    近藤 昭一君       佐々木秀典君    佐藤謙一郎君       坂上 富男君    末松 義規君       仙谷 由人君    田中  甲君       辻  一彦君    中桐 伸五君       中沢 健次君    葉山  峻君       鉢呂 吉雄君    鳩山 邦夫君       鳩山由紀夫君    日野 市朗君       肥田美代子君    藤田 幸久君       古川 元久君    細川 律夫君       前原 誠司君    松本 惟子君       松本  龍君    山花 貞夫君       山元  勉君    山本 譲司君       横路 孝弘君    渡辺  周君       石井 郁子君    大森  猛君       金子 満広君    木島日出夫君       児玉 健次君    穀田 恵二君       佐々木憲昭君    佐々木陸海君       志位 和夫君    瀬古由起子君       辻  第一君    寺前  巖君       中路 雅弘君    中島 武敏君       中林よし子君    春名 直章君       東中 光雄君    平賀 高成君       藤木 洋子君    藤田 スミ君       古堅 実吉君    松本 善明君       矢島 恒夫君    山原健二郎君       吉井 英勝君    粟屋 敏信君       岩國 哲人君    奥田 敬和君       熊谷  弘君    小坂 憲次君       羽田  孜君    畑 英次郎君       堀込 征雄君    前田 武志君       吉田 公一君    上田 清司君       北橋 健治君    樽床 伸二君       土肥 隆一君    平野 博文君       細川 護煕君    渡部 恒三君  否とする議員の氏名       安倍 晋三君    相沢 英之君       逢沢 一郎君    愛知 和男君       赤城 徳彦君    浅野 勝人君       麻生 太郎君    甘利  明君       荒井 広幸君    新井 将敬君       井奥 貞雄君    伊藤 公介君       伊吹 文明君    飯島 忠義君       池田 行彦君    石川 要三君       石崎  岳君    石破  茂君       石橋 一弥君    石原 伸晃君       稲垣 実男君    稲葉 大和君       今村 雅弘君    岩永 峯一君       植竹 繁雄君    臼井日出男君       江口 一雄君    江渡 聡徳君       江藤 隆美君    衛藤征士郎君       衛藤 晟一君    遠藤 武彦君       遠藤 利明君    小川  元君       小此木八郎君    小里 貞利君       小澤  潔君    小野 晋也君       小渕 恵三君    尾身 幸次君       越智 通雄君    大石 秀政君       大島 理森君    大野 松茂君       大野 功統君    大原 一三君       大村 秀章君    太田 誠一君       奥田 幹生君    奥野 誠亮君       奥山 茂彦君    加藤 紘一君       加藤 卓二君    嘉数 知賢君       柿澤 弘治君    梶山 静六君       粕谷  茂君    金子 一義君       金子原二郎君    金田 英行君       亀井 静香君    亀井 久興君       亀井 善之君    川崎 二郎君       河井 克行君    河村 建夫君       瓦   力君    木部 佳昭君       木村 隆秀君    木村 義雄君       岸田 文雄君    岸本 光造君       北村 直人君    久間 章生君       久野統一郎君    鯨岡 兵輔君       熊谷 市雄君    熊代 昭彦君       栗原 博久君    栗原 裕康君       栗本慎一郎君    小泉純一郎君       小杉  隆君    小林 興起君       小林 多門君    古賀  誠君       河野 太郎君    河野 洋平君       河本 三郎君    高村 正彦君       佐田玄一郎君    佐藤 孝行君       佐藤 静雄君    佐藤 剛男君       佐藤  勉君    斉藤斗志二君       坂井 隆憲君    坂本三十次君       阪上 善秀君    桜井 郁三君       桜井  新君    櫻内 義雄君       桜田 義孝君    笹川  堯君       自見庄三郎君    実川 幸夫君       島村 宜伸君    下地 幹郎君       下村 博文君    白川 勝彦君       新藤 義孝君    菅  義偉君       杉浦 正健君    杉山 憲夫君       鈴木 俊一君    鈴木 恒夫君       鈴木 宗男君    砂田 圭佑君       住  博司君    関谷 勝嗣君       園田 修光君    田中 和徳君       田中 昭一君    田中眞紀子君       田邉 國男君    田野瀬良太郎君       田村 憲久君    高市 早苗君       高鳥  修君    高橋 一郎君       滝   実君    竹下  登君       竹本 直一君    武部  勤君       橘 康太郎君    棚橋 泰文君       谷  洋一君    谷垣 禎一君       谷川 和穗君    谷畑  孝君       玉沢徳一郎君    近岡理一郎君       中馬 弘毅君    津島 雄二君       塚原 俊平君    戸井田 徹君       東家 嘉幸君    虎島 和夫君       中尾 栄一君    中川 昭一君       中川 秀直君    中島洋次郎君       中曽根康弘君    中谷  元君       中野 正志君    中村正三郎君       中山 太郎君    中山 利生君       中山 成彬君    中山 正暉君       仲村 正治君    長勢 甚遠君       丹羽 雄哉君    西川 公也君       西田  司君    根本  匠君       能勢 和子君    野田 聖子君       野田  実君    野中 広務君       野呂田芳成君    葉梨 信行君       萩山 教嚴君    蓮実  進君       浜田 靖一君    林  幹雄君       林  義郎君    原 健三郎君       原田昇左右君    原田 義昭君       桧田  仁君    平沢 勝栄君       平沼 赳夫君    平林 鴻三君       深谷 隆司君    福田 康夫君       藤井 孝男君    藤本 孝雄君       二田 孝治君    船田  元君       古屋 圭司君    保利 耕輔君       穂積 良行君    細田 博之君       堀内 光雄君    堀之内久男君       牧野 隆守君    増田 敏男君       町村 信孝君    松岡 利勝君       松下 忠洋君    松永  光君       松本 和那君    松本  純君       三ツ林弥太郎君    三塚  博君       御法川英文君    宮澤 喜一君       宮路 和明君    宮下 創平君       武藤 嘉文君    村岡 兼造君       村上誠一郎君    村田敬次郎君       村田 吉隆君    村山 達雄君       目片  信君    持永 和見君       望月 義夫君    茂木 敏充君       森  英介君    森  喜朗君       森田  一君    森山 眞弓君       八代 英太君    谷津 義男君       保岡 興治君    柳沢 伯夫君       柳本 卓治君    山口 俊一君       山口 泰明君    山崎  拓君       山下 徳夫君    山本 公一君       山本 有二君    与謝野 馨君       横内 正明君    吉川 貴盛君       吉田六左エ門君    米田 建三君       渡辺 具能君    渡辺 博道君       渡辺 喜美君    綿貫 民輔君       萩野 浩基君    伊藤  茂君       北沢 清功君    土井たか子君       中西 績介君    畠山健治郎君       濱田 健一君    前島 秀行君       村山 富市君    横光 克彦君       園田 博之君    武村 正義君       今井  宏君    土屋 品子君       山本 幸三君      ――――◇―――――  原子力委民会委員任命につき同意を求めるの件  地方財政審議会委員任命につき同意を求めるの件
  21. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) お諮りいたします。  内閣から、  原子力委員会委員に遠藤哲也君及び木元教子君を、  地方財政審議会委員に川上均君、鹿谷崇義君、竹村晟君、野沢達夫君及び林健久君を任命したいので、それぞれ本院の同意を得たいとの申し出があります。  まず、原子力委員会委員の任命について、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  22. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 起立多数。よって、同意を与えることに決まりました。  次に、地方財政審議会委員の任命について、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  23. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 起立多数。よって、同意を与えることに決まりました。      ――――◇―――――
  24. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 本日は、これにて散会いたします。     午後一時六分散会      ――――◇―――――