○堂本暁子君 新党さきがけの堂本暁子です。
大変いい
法案と申し上げさせていただきますけれども、お出しいただいて喜んでおります。今までいろいろ
心配事、予算の問題、いろいろ出ていましたけれども、私は
心配事があればそれは乗り越えればいいんだと、そんなものを恐れていたら何にもできない。この
法案を出すことの方に
意味を大きく感じていますので、
心配事はここにいらっしゃる
先生方がその迫力と気迫でやっていただくということで、そういうことはもう一切
質問する気はありません。むしろ、これからどう前向きに取り組んでいかれるかということを伺いたいと思っています。
一番大事だと思っていることは、人の心の痛みがわかることも大事ですけれども、やはり
障害者を差別したり
高齢者を差別したり、そういうことが一番私は腹が立つことで、やはり
障害もその人の個性なんだ、年をとらない人はいないということをとことん
学校の
先生になる
人たちが肝に銘じて
教育に当たってくれない限り、今の子供は大変、横浜で例えば道にいる
人たちを差別したり、いろんな差別があります。その差別の原因はそういうところにあると思うので、すばらしい
法律を出していただいたというふうに
認識しております。
その中で大事なことは、多様な価値観を認めていくという、そういう人生観を
子供たちに教える教師をぜひ養成してほしい。唯一私が思いますのは、余り私は
秋葉先生や田中
先生のようにアメリカに住んだことはないんですが、アメリカに旅行で行って保育のことをずっと視察して歩いているときに、保育園に高校生とかアルバイトや
ボランティアで来ていました。どうしてこういうところに来ているのと言ったらば、兄弟が少ないのでうちで赤ちゃんを見ることがないからと。
私は、
高齢者の
介護とか
障害者の
介護も必要ですけれども、少子化の
時代にこれから教師になる
人たちが、男の
先生も特に保育や何かの経験を勇気を持ってするということが大変大事だと思っています。その
意味では、特別のその方
たちが福祉の
大学の方じゃない限り、これから
学校の
先生になるのであれば、私は三日ぐらい
高齢者の
施設へ泊まったことありますけれども、そう長くいる必要はない。むしろ邪魔になるんじゃないかとすら思いますから、三日
高齢者のところへ行ったら二日子供のところ、あと
障害者のところというふうになってもいいんではないか。あるいは週に一回ずつ七週間通ってもいいんじゃないか。それから、
施設ではなくて在宅の
高齢者の方を見てもいいんではないか。そういった
意味で、システムをつくるべきだという
お話がありましたけれども、私はシステムをつくらないで、それぞれの
教育委員会に逆に自由闊達に
考えさせるというのも
教育委員会を
教育する
意味ではいいんじゃないかとすら思っています。
それで
質問ですけれども、実際にこれからそういった多様な、単に
障害者と
高齢者でくくっていただきたくないという思いが非常に強うございますので、その点について発議者でいらっしゃる田中
先生に伺いたい。