○江本孟紀君 自由の会の江本です。よろしくお願いします。
今回の
大学の
教員等の
任期に関する
法律案というのは、私は
大学の中身というのは余りよくわからないので、この
任期制というものについて少しいろんな資料その他を集めて自分なりにいろいろ
考えたんですけれ
ども、どうもこの
法律案そのものは、
大学の
教員となっておりますけれ
ども、これはよく見てみると
大学教授のことを言っているんではないかな、対象にしているんではないかなというふうに私は思います。日ごろ
大学教授の人たちとつき合っているわけではありませんので、どんな職業なのかというふうなことでいいますと、私たちも非常に理解しづらいところもあります。そういうことで、私は
教授というふうに限らせてもらってちょっといろいろ調べてみたんです。
私たちのような職業の
人間も一応
スタッフがおります。御存じのように政策秘書がいて、その政策秘書が一応手足となってこういうときに資料をいろいろ集めてもらえるわけです。そういうことによっていわば学校で言う
研究みたいなことをするわけですが、
大学教授とは何かということで国会図書館と本屋もいろいろ見てみたんですが、どうも私が見る限りは、
大学教授は余りよくないというふうなことを書いてある本ばかりなんですね。そんなはずはないと。私は大体、
大学教授というとはなから立派な方だ、これはすばらしい方だというふうに思っておるんですけれ
ども、こうやって見てみると、本には余りいいことは書いてないんですね。
国会議員と一緒で、
国会議員はすばらしいと書いている本がほとんどないのと一緒で、ちゃんとしている仕事を理解されないで悪いことばかり恐らく書かれているとは思います。
そんなことで、きょうは悪いことが本当なのかどうかということを確認したいなというのがあります。というのは、この
審議は、今回これをやって、その後
参考人を呼ばれて、その後にもう一度
質疑をして採決するわけですから、そういう時間的な余裕もありますので、私は素朴な疑問も含めてお聞きしたいと思います。
新聞なんかを見ていましても、患者の楽園だとかいろんなことを書かれて
任期制の問題というのは随分出ておりまして、私も切り抜きをいろいろ見てみたんですけれ
ども、何度も言うようですけれ
ども、どうも私なりに今の時点で解釈するには、こういうことじゃないかなと。先ほどからお聞きしている
お答えの中には、それからまた衆議院の議事録等を読んでも、
任期制を
導入する目的は、
大学の
研究等を
活性化するということが最大の目的だということを
大臣も
局長も何度も言われております。でも、私なりに解釈すると、どうもこれは古くいつまでも居続ける厄介な
教授を追い出したいがための、そういう者を早く楽に追い出せるような
法律をつくるんじゃないかというのがどうも見え隠れしておるわけです、私には。私のこの
考えが間違っていればまた後ほど自分で理解し直すんですが。
そういうことも含めますと、
教授と言われる、または
教員と言われる人たちの職業、こういったものをもっと広く理解すべきだなと。そういうことを言いますと、
文部省の方としても十分そういう仕事がどういう仕事であるかということを御理解されていると思いますので、とりあえずお聞きしたいことが何点かございます。
一番目に、国公立、私立を合わせた
大学教授の平均的な月収、それから勤務時間、それから
退職年齢、こういったものをちょっとお教えいただきたいと思います。