○江本孟紀君 この
法案の中身は一応手続上の事務的なことですので、私は反対する
理由はありませんけれども、もう既にいろんな御
質問されておりますので、私は簡単にちょっと聞いていただきたいと思いますけれども、この
放送大学は他の
大学に先駆けて任期制をとっておりまして、これはしかし、それ自体は私はいいことだと思うんですけれども、一律に五年というのはちょっと長過ぎないかなと思います。
というのは、テレビでこれを
放送するわけでして、毎度毎度同じ方がしょっちゅう出てきて同じことを言われるというのは、それぞれせっかくのこういういろんな
意見を、いろんな
考え方を皆さんに聞いてもらえるという場所でもありますから、できたら一律に五年というのではなくてどんどん入れかえをしていただきたい。それともう
一つは、いろいろこれ見ていますと、今の段階で非常に必要以上の役員やスタッフがいるんではないかなというふうに思いますので、私はその辺も検討していただきたいと思います。
それから著作権のこともお聞きしたがったんですけれども、この次の
法案のこともありますので、でもまあそれは
先ほどお尋ねになったときにいろんなお答えをしておりましたので、これは省きます。
最後に、最後といいますか、この
放送大学についての、これも
先ほどどなたかお聞きになりましたけれども、
国民のその認知度、
理解度、こういったものがやっぱり非常に薄い。ましてや全教科を履修している、全教科を履修しないと
卒業できませんので、そういう
目的の人がいるんですが、この約二万五千人ぐらいですね、その二万五千人の方のために百五億円もの補助金が出されているというようなことはもう全く知らないと思います。
私は、この
放送大学は、ちょっと例えが悪いですけれども、テレビ局をつくるんじゃないかということでいいますと、テレビ局というのは大体ようもうかっていまして、次々に新社屋がどんどんできるぐらいですから、そういうことでいいますと、これは単なる
教育に関することだからその補助をどんどん出してもいいんだというような
考え方ではなくて、
先ほどの
質問にもございましたけれども、
自己収入比率が二三%、これは先々いってもそれぐらいじゃないかなという気がするんですね。そうすると、大きくなればなるほどどんどんまたその補助をしていかなければいけないというようなことでいいますと、
特殊法人の
整理合理化が問われている今日ですから、これが別のふうに問われないように、例えば
文部省の優良天下り
機関ではないかとか、そういうふうに言われないようにひとつ十分その辺を踏まえて運営していただきたい。
幕張のこの立派な
施設なんかも、初めて私はこれで見させていただきましたけれども、なかなかすばらしい
施設があります。三百二十何人のためのグラウンドも立派に備えてありますけれども、これは体育実習の中でここでするわけじゃありませんね。だからそういったこともいろいろ、これ嫌みで言っているようなものですけれども、こんなことを言われないようにひとつこの
施設も立派に
活用していただいて、すばらしい運営をしていただきたい、こう思います。もうお答えはいいです。
突然ですけれども、実はきょうの朝の新聞に、体協の常務理事さんが盛岡
大学のスポーツ系
学部新設のために六千三百万というお金をいただいていたというような記事が載っておりまして、この体協の常務理事さんは
文部省の出身の方ですけれども、これは個人的な問題として私はとらえたいと思うんです。
ところが、新聞によってはどうもこれは、きょう午後からスポーツ振興投票
法案成立総決起集会というのがあるわけですけれども、当然私も参加するんですが、きょう開かれるのに、そのことに対して、この問題とリンクしているんじゃないかというような書き方をされる。例えば、こういうことがあるからスポーツ振興くじなんかだめなんだというような、いかにもそういうこととリンクしたような書き方をされたりなんかしておるわけですね。
本来、今度のスポーツ振興
法案というのは議員立法ですから、
文部省関係のOBの方のこういう問題とこれを結びつけられるというのは、これはまことに遺憾なわけです。新聞の記事によりますと、「ある幹部は「
文部省と体育協会の関係で、後ろ暗いところがあるというイメージを与えかねない」」というようなことを話されたというようなことなんですけれども、こういうことはちょっと問題じゃないかなと思うんですね。そこら辺を踏まえて、ひとつこの辺についてお答えしていただきたいと思うんです。