○有働正治君 自治
大臣の積極的な御答弁、それを前向きに本当に精力的に御尽力いただくことを、そして東京都の本当に長年の苦労を、自治権の拡充、そして
住民自治の発揮の
方向で実現されるよう、
政府として、自治省として対応されることを強く改めて要望しておきます。
次に、JR駅のトイレの
一般開放問題について一、二お尋ねいたします。
JR九州ですけれ
ども、会社の方針といたしまして、駅を新改築する際に、従来
一般に開放されていましたトイレを、原則として乗降客以外に使えないように改造することとしていると私は聞いているわけであります。その理由は、会社としてのJRとしての
事情、理由はいろいろある。その内容についても私はお聞きしているわけでありますが、歴史的に見ましてJRの駅というのは御存じのように公共性が強いわけであります。
住民の方々、地元商店街の方々、あるいはバス、タクシー
関係者、それから
自治体の方々、いわばみんなが力を合わせながら駅を発展させてきた経緯があるわけであります。
その点で、
住民や地元商店街、
自治体の意向をも無視した一方的なやり方ではないか。これについては
かなり厳しい
自治体住民の批判、意見が出されて、私のところにもそれが届けられているわけであります。
JR九州のトイレ
整備計画によりますと、五百六十七駅のうち毎年十駅前後を新改築しておられます。その結果、具体例といたしまして、私の郷里の南熊本駅では、昨年末、JRが外側のトイレ入り口にさくを
設置しまして、改札口を通らないとトイレが使えないようになりました。また、門司駅の公衆トイレは昨年九月に取り壊されました。両駅とも改札口で
申し出があれば
一般にも使用は認めるというように措置されたやに承知していますけれ
ども、南熊本駅では商店街にトイレを借りに駆け込む市民もおられます。熊本市当局も、JRに対しまして、駅周辺
整備に多額の公費を投入した公共性の高い
事情から、柔軟に対応していただきたいと
自治体としても御要望を出されているわけであります。
そこで、運輸省にお尋ねします。JRの南熊本駅それから門司駅のトイレについて、これまでトイレを利用していた市民に不便をかけないよう、
申し出れば利用できるとの看板その他を大きく出していただいて、JRとして柔軟に対応し、市当局、駅周辺の
住民の方々の要望を最大限生かせるように対応できないだろうか、これが一点であります。
第二に、今後JR各社が
全国的に駅トイレの新増築を進める際に、
住民の方々が不便になる場合に、市民サービスを重視して、各駅の実情に照らして、
関係住民、
自治体とよく協議して、合意と納得の上で進めることが私は望ましいと思うわけでありますけれ
ども、ここらあたりについて運輸省、いかがでございましょうか。