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1997-05-28 第140回国会 参議院 大蔵委員会 第14号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成九年五月二十八日(水曜日)    午前十一時十一分開会     —————————————    委員異動  五月十六日     辞任         補欠選任      梶原 敬義君     志苫  裕君     —————————————   出席者は左のとおり。     委員長         松浦 孝治君     理 事                 石川  弘君                 河本 英典君                 荒木 清寛君                 鈴木 和美君                 久保  亘君     委 員                 阿部 正俊君                 岡  利定君                 片山虎之助君                 金田 勝年君                 清水 達雄君                 楢崎 泰昌君                 岩瀬 良三君                 海野 義孝君                 白浜 一良君                 寺崎 昭久君                 益田 洋介君                 千葉 景子君                 吉岡 吉典君                 山口 哲夫君    国務大臣        大 蔵 大 臣  三塚  博君    政府委員        大蔵政務次官   西田 吉宏君        大蔵省銀行局長  山口 公生君    事務局側        常任委員会専門        員        小林 正二君     —————————————   本日の会議に付した案件 ○日本銀行法案内閣提出衆議院送付) ○参考人出席要求に関する件     —————————————
  2. 松浦孝治

    委員長松浦孝治君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。  委員異動について御報告いたします。  去る十六日、梶原敬義君が委員を辞任され、その補欠として志苫裕君が選任されました。     —————————————
  3. 松浦孝治

    委員長松浦孝治君) 日本銀行法案議題といたします。  政府から趣旨説明を聴取いたします。三塚大蔵大臣
  4. 三塚博

    国務大臣三塚博君) ただいま議題となりました日本銀行法案につきまして、提案理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、内外の経済社会情勢の変化に対応し、日本銀行通貨及び金融調節における独立性とその意思決定透明性を高めるとともに、日本銀行の適正かつ効率的な業務運営を確保する必要性にかんがみ、日本銀行の抜本的な改革を実施するため、日本銀行法の全部を改正することとし、本法律案を提出した次第であります。  以下、この法律案内容につきまして御説明申し上げます。  第一に、日本銀行は、我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融調節を行うほか、金融機関の間で行われる資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資することを目的とすることとし、また、通貨及び金融調節理念等について明確化することとしております。  第二に、政策委員会議決事項の拡充及びその組織の見直しを行うほか、通貨及び金融調節に関する事項議事とする会議議事要旨を速やかに公表する等の措置を講ずることとしております。また、通貨及び金融調節等についての報告書国会に提出するとともに、業務及び財産の状況について説明を求められたときは、総裁等国会出席しなければならないこととしております。  第三に、政策委員会政府代表委員制度を廃止し、通貨及び金融調節に関する事項議事とする政策委員会会議限り政府から出席することができることとし、政府からの出席者は、議案を提出し、または議決の延期を求めることができる等の措置を講ずることとしております。  第四に、役員の構成、任命任期等について、総裁、副総裁等任命に両議院の同意を要することとする等所要見直しを行うこととしております。また、役職員について、守秘義務等を定めるとともに、給与等の支給の基準及び服務に関する準則を作成し、公表しなければならないこととしております。  第五に、大蔵大臣の広範な業務命令権立入検査権等を廃止し、日本銀行または役職員違法行為等があったときに限り、大蔵大臣はその是正等を求めることができることとするとともに、監事の監査機能の活用を図っていくこととしております。また、経費の予算についても、大蔵大臣は、認可をしない場合にはその理由を公表しなければならないこと等を定めることとしております。  その他、所要の規定の整備を行うこととしております。  以上が、この法律案提案理由及びその内容であります。  何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願いを申し上げ、提案説明といたします。
  5. 松浦孝治

    委員長松浦孝治君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。     —————————————
  6. 松浦孝治

    委員長松浦孝治君) 次に、参考人出席要求に関する件についてお諮りいたします。  日本銀行法案の審査のため、必要に応じ日本銀行役職員参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 松浦孝治

    委員長松浦孝治君) 御異議ないと認めます。  なお、その日時及び人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 松浦孝治

    委員長松浦孝治君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時十六分散会      ——————————