○山下栄一君
平成会の山下でございます。
法案の質問に入ります前に、本日、
委員会の冒頭で
石井長官に述べていただきました
飯能中央病院並びに
後援会の
党費負担といいますか、問題を四つにつきまして取り上げたいと思うわけでございます。
冒頭、非常に丁寧に御
報告いただいたわけでございますけれ
ども、御
報告を受けながら私、気づく範囲で、気がついた点、ちょっとこれはおかしいなと思った点等もございます。詳しくはまたきょうの
内容を検討させていただきまして後日質問させていただきたいと思いますけれ
ども、以下の点につきまして、今から申し上げる点につきまして
長官からさらに御
報告をいただければなと、こう思いますもので、ひとつ聞いていただきたいと思うわけでございます。
初めの問題は、これは
長官が理事長をやめられてからの話ですけれ
ども、
病院の事故にかかわることで、転落事故の
お話がございました。九十一歳のおばあちゃんでしたですか、その件につきまして、まず、これは私厚生省の方に確認しましたんですけれ
ども、御
報告を受けたところによりますと、この事故について、ことし一月十八日の事故について、
看護日誌に事故そのものについての記載がないというふうに、厚生省を通しての
報告でございます。ちょっときょうは厚生省に来ていただいておりません、また今度質問しますけれ
ども。
タイムカードとかその他調べられているわけですけれ
ども、
看護日誌に記載があってしかるべき
事項であるにもかかわらず、ないと。
これは
長官に本当に調べていただきたいんですけれ
ども、本当に
看護日誌に記載が、厚生省からそれは聞いているんですけれ
ども、だからこの事故について
報告がちょっと余り、信憑性にかかわる話ですので、
看護日誌にすら記載がないというのはおかしいんじゃないかなと私は思いますもので、この点確認をお願いしたいということです。
それから、
当直医師が本当にいらっしゃったのかなという疑問の問題でございますが、これは先ほどの御
報告、たしかこうだったと思うんですけれ
ども、午前五時に
看護婦さんが処置の治療に関してお医者さんに連絡をとったという。そのお医者さんは、
当直医師じゃなくて
主治医に連絡をとったと。先ほどの御
報告でたしかそうだったと思うんです。じゃ、そのとき
当直医師はどうしていたんだと。本来は
当直医師に連絡をとるべきところを、なぜそんな午前五時の段階で
主治医に連絡をとったのかということが、ますますちょっとこれは疑問になってくるわけです。これは非常に大事な問題でございますので御
報告をお願いしたいと思うわけでございます。
それから二点目、
薬剤師の問題でございますけれ
ども、これは
平成四年から八年の五年間ちょっと不足していたと。それでそれを、たしかことしだったと思いますけれ
ども、先ほどの
報告では、常勤の方一人、非常勤が二人ですか、という形できちっともう充足したということだったんですけれ
ども、この五年間にわたって一生懸命、人手不足で困ったけれ
どもなかなか見当たらなかった、やっとことし資格ができたと。
これに関連して、先日も私質問させていただきましたけれ
ども、
病院がお休みのときに五人の方でローテーションを組んで担当していたと。ことしの一月の時点ではそのローテーションの中に一人、まだ充足前だったので、
薬剤師の資格を持っていない方が入っていらっしゃった、正規のローテーションの中に。
だから、これは資格のない人が調剤した疑いがあるということについて質問させていただきましたが、このローテーションはどういう形で行われていたのかということです。その日は一日じゅうその方がやるのか、それとも時間でローテーションを組んでいるのか。休日ですから、月間の休日
体制でローテーションを組んでいたのかというそのローテーション、これも無資格の調剤にかかわる大事な問題点でございますので、お調べいただきたい。そのローテーション、無資格の方が正規のローテーションに入っていたのはいつからいつまで、いつまでというのはことしの一月までですけれ
ども、いつからだったのかということも御
報告をお願いしたいと思います。
それから、
看護婦さんの数の話なんですけれ
ども、先ほど三・五対一という
ルールの規則といいますか、これはちゃんと充足していたという
お話がございましたが、大変申しわけございません、ちょっと詳しく御
報告願わにゃならぬと思うんです。
これは
診療報酬にかかわることでございまして、
診療報酬の問題は私の出身の大阪でも今非常に大きな問題になっていまして、つい先日も大きく取り上げられておりました。医療法の違反それから健康保険法違反ということで、この大阪の
病院は非常に悪質だったので警察の捜査が入るというふうなことも言われているわけですけれ
ども、保険医の指定取り消しとかいうようなことも大阪府は考えているとかいうような報道がありました。
これも三・五対一は充足しているということでございますけれ
ども、ちょっと詳しく御
報告をお願いしたい。それは
看護婦さんの内訳なんですけれ
ども、正
看護婦、准
看護婦、
看護補助要員がそれぞれ何人いらっしゃるか。それと、今度はそれぞれ正看、准看、
看護補助要員の常勤、非常勤の内訳、これも
診療報酬にかかわることでございますので、その内訳別の
看護婦さんの数を教えていただければなと思います。
これは
基本的に何か四月一日に毎年
診療報酬の
関係で
報告することになっているらしいんですけれ
ども、ことしもう四月一日を過ぎましたから、これもできましたらことしも含めて過去三年間の
看護婦さんの内訳別の数、正看、准看、
看護補助要員、常勤、非常勤、これも
診療報酬の問題で非常に報道等その他でいろいろ言われておりますもので、その疑念を晴らす意味でも御
報告を願えればと思います。
それからアスベストの問題、これは
環境行政そのものにかかわることでございますので、今
アセスメント法の
審議をやっておりますけれ
ども、これもやはり
病院の中にいらっしゃる
患者さんの健康にかかわる、
環境影響評価にかかわる、また
工事をやりますとその周辺の
住民の
環境影響評価にもかかわることでございます。
アスベスト
工事は既に終了したわけでございます。この問題も
長官が理事長時代のことでございますので、先ほど御
報告がございましたが、すべて
囲い込み方式だったと。封じ込めとか除去というのではなくて
囲い込み方式で行ったという御
報告を先ほどしていただきました、たしかそうだったと思いますが、中央
病院のアスベスト
工事は全部
囲い込みでアスベスト
工事をやられたのかどうか。これもちょっと疑問が私ありますもので、具体的な、すべて
囲い込み方式でやられたのかということを、ほかのやり方はなかったのかということをお聞きしたいと思います。
それに伴いまして、施工業者、
法律では
事業者ということだと思いますけれ
ども、
工事の施工
計画書、それから
工事記録、これも労働安全衛生法上、
調査義務と保管義務があるそうなんですが、
工事記録。それからアスベストの濃度測定記録、これも
事業者がやる必要があるそうなんですけれ
ども、これはもうまさに
環境行政そのものにかかわり、今回の
法律にもかかわることでございますので、きょう朝
報告していただいたんですけれ
ども、詳しい御
報告をお願いできればなというふうに思っております。
以上、
ベッド転落事故の問題、
薬剤師の問題、
看護婦の数の問題、それからアスベスト問題、以上四点にわたりまして、非常に疑いがさらに深まるような
内容もございましたので、さらに御
報告をいただきたいと、こういうふうに思いますけれ
ども、
長官、いかがでしょうか。