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中野参考人 お答えいたします。
先生御
指摘のように、三月十一日に発生いたしましたアスファルト固化処理
施設の火災爆発事故及びその後の不手際につきましては、ここにいらっしゃる先生方を初め、地元並びに
国民の皆様に大変な御迷惑と御不安をおかけしまして、この場をおかりし、深くおわびを申し上げます。
また、法令報告、それから国会等での発言、その他事故
調査委員会等での取り調べに対する発言の中に誤りがあったということが後ほど発覚したわけでございますけれ
ども、これにつきましても大変申しわけないというふうに思っておるところでございます。
正確に申し上げますと、法令報告の本文の四の「概況」の中で、「十時二十二分頃に操作区域から、目視により消火していると判断した。」としておるわけでございますが、その後の
調査の結果、こういう事実がなかったというわけでございまして、
先ほど大臣からもございましたが、水戸
労働基準
監督署に対しましても、三月二十五日付で同様な誤った事項が入った報告書を提出いたしております。まことに申しわけないと思っております。
そこで、まず、なぜそのような事態になって、そして今後どうしていくかということでございますが、当初、私
ども、この事故が発生いたしまして、直ちに、従来ああいった東海事業所のようなところで事故が発生をいたしますと時系列班というのをつくりまして、すぐその当事者たちからその時系列を聞くわけでございます。
一つ一つの事象に対して、黒板にそれを記入していきながら後でそれを整理するということを行っております。
その整理をした際に、どうもこの一項が入っておりまして、それがそのまま四月の八日まで来てしまったということでございます。
かなりその後チェックを現場ではしたつもりではございますが、結果としては抜けがあったということでございまして、四月八日には本社で独立した特別
調査班を結成いたしまして、その後、鋭意もう一度一から出直しをいたしまして、原因の
調査それから時系列の
調査に当たっておるところでございます。
先ほど片山課長からございました法令報告の御指示を昨日いただいたわけでございますけれ
ども、できるだけ早い時期にこれに基づいて御報告申し上げたい、御訂正申し上げたい、そう思っておるところでございます。まことに申しわけございません。