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権藤委員 今まで申しましたような、そういうさまざまな問題に対する
対応について、結果としていろいろな批判は私
たちもできます。けれ
ども、これは一政党の問題じゃなくして、やはり日
本の国会として取り組むべきであろうというふうに私自身も思っておるところでございます。精いっぱい頑張ってまいるつもりでございますので、政権を担当していらっしゃる
橋本総理におかれましては、ぜひともそのことについては真剣に考えてほしい、このように思います。
ですから、そのような
事態に対して、
解決のおくれであるとかということが、政治に対する
不信、それから官僚に対する
不信、本当に国は我々の
生命を守ってくれるのかというような
不信、またこれが、経済的にも
日本は危ないから投資はできないのじゃないかというふうにも言う人もいらっしゃるわけであります。
古い話で恐縮でございますけれ
ども、ブレジンスキーさんが、これから先は、GNPでもってその国を知ることも大切であるけれ
ども、またGNS、安全度ということも考慮に入れていくべきじゃないか、その国の豊かさをはかるにはそういうことも必要じゃないかというふうに申されておるわけでございます。何も
アメリカの人ばかりじゃありません。
日本の将来を考える
人たちはそのようなことを言っていらっしゃいます。私もそのようなことを考えながら、これから先やってまいりたいと思っておる次第でございます。
それから、過日は、大変御多忙の中にもかかわりませず、トロントまで行かれまして、フジモリさんと会談をなされました。概要は文書でもって拝見させていただきました。今
解決に
努力をしておられる最中でございますから、このことについては深く聞くつもりはございませんけれ
ども、
毅然とした態度で臨んでいっていただきたい、このように思う次第でございます。ちょうどきようで六十四日になると思います。
日本海の重油流出も一月の二日でございましたから四十九日ぐらいになると思うわけでございます。被害を受けられた人やボランティア活動で一生懸命に
努力していらっしゃる方に敬意を表するとともに、再びこういうことが起こらないように、私は事前の
対応をぜひともしっかりとやってもらいたいと思う次第でございます。
それから、やはり
日本は火山列島でございますから、古い文献によりますと、天武天皇十二年の十月十四日、西暦六八四年でございますから今から約千三百年前、伊豆七島のことが詳しく文献に書かれております。どういうふうに書かれておりますかと申し上げますと、伊豆島西北に自然増、火山が噴火して島が一つふえたということであります。ますます三百余丈さらに一島をなすということが載っております。そうして、灰が降った、それによっていろいろな被害を受けたということも書かれております。
でありますから、何も
雲仙が初めてのことであるとか、
阪神大震災が初めてであるとかということは間違いでございます。自分が経験することが初めてであって、過去には、そういうものに対してどうしたらいいかということが莫大な資料として残されておるわけであります。
でありますから、先ほど申し上げましたように、
日本の
危機管理は一体どうなっているのだ、ああだこうだ、ああだこうだとその都度うろうろしている。
危機管理というものに対する概念を明確にして、きちっとした
定義のもとに政治を運営してもらいたいというふうに先ほどから申しておる次第でございます。
それで、一つだけお伺いいたします。
過日、同僚
議員の西村眞悟君がある一文を引いて、そうして横田めぐみさんが拉致されたのではないかということをこの
委員会の席で質問をいたしました。そのときに引用した文がいいとか悪いとかということで、予算
委員会やあるいは
理事会でかんかんがくがくの論議がなされておるわけでございます。
私
どもは、何も国によって差別をしようとか、そういう考えは毛頭持っておりません。でありますから、食糧についても、あるいは経済協力にしても、やはり同じ人間でございますから、ないそでは振れませんけれ
ども、やはり地域の平和と安全のためには必要であるという観点から、援助を惜しむ必要はありません。最大限の援助をする必要があると思うわけであります。でありますが、すべてそれは国民の税金でありますから、公開をして、裏でちょろちょろやるようなことはやめてほしい。
終戦になりまして、数十年たってなおかつ生まれた国に帰れないという
人たちがシベリアにたくさんいらっしゃいます。あるいは旧樺太にいらっしゃいます。
我が党の草川
議員や自由民主党の野中先生
たちは、この朝鮮人妻を一回韓国やあるいは
北朝鮮へ里帰りさせたい、私費を投じて大変な御
努力をなさって、そのような人道的活動をしていらっしゃるわけでございます。
だけれ
ども、それはそれ。あの横田めぐみさんの問題につきましては、最初からいろいろとうわさがございました。けれ
ども、新潟の
警察は、千数百名の人を動員して、あらゆる限りを尽くして捜索をしたけれ
ども判明しなかったということで、失踪
事件として取り扱った。
でありますけれ
ども、朝鮮民主主義人民共和国の元工作員であるという人が韓国に亡命をされて、そして韓国の安全企画部の人と亡命者と話をした中で、それらしい人がおるのではないかというような話が伝わってきたということで、
佐藤勝巳さんという人が、新潟に出かけ、いろいろな
関係者の話を聞いて、そうして、もしそうであるならば重大な問題である、
日本の主権を侵されて、何をやっているんだ、国民の人権をどうして守るのだというお話でございました。
そこで、
外務大臣にお伺いしますけれ
ども、安全企画部の方とその工作員の方がいろいろとお話をしていらっしゃるということでございますけれ
ども、在韓大使館の
人たちがその工作員の方と接触を持ったことはございますか。お聞きします。