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1997-01-29 第140回国会 衆議院 本会議 第4号
公式Web版
会議録情報
0
平成
九年一月二十九日(水曜日)
—————————————
平成
九年一月二十九日 午後四時 本
会議
—————————————
○本日の
会議
に付した案件
平成
八
年度
一般会計補正予算
(第1号)
平成
八
年度特別会計補正予算
(特第1号)
平成
八
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)
平成
八
年度
分として交付すべき
地方交付税
の総 額の
特例
に関する
法律案
(
内閣提出
) 午後七時三分
開議
伊藤宗一郎
1
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) これより
会議
を開きます。 ————◇—————
荒井広幸
2
○
荒井広幸
君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
平成
八
年度
一般会計補正予算
(第1号)、
平成
八
年度特別会計補正予算
(特第1号)、
平成
八
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)、右三案を
一括議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
伊藤宗一郎
3
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
荒井広幸
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊藤宗一郎
4
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 御
異議
なしと認めます。
—————————————
平成
八
年度
一般会計補正予算
(第1号)
平成
八
年度特別会計補正予算
(特第1号)
平成
八
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)
伊藤宗一郎
5
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
平成
八
年度
一般会計補正予算
(第1号)、
平成
八
年度特別会計補正予算
(特第1号)、
平成
八
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)、右三案を一括して
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
予算委員長深谷隆司
君。
—————————————
平成
八
年度
一般会計補正予算
(第1号)及び同
報告書
平成
八
年度特別会計補正予算
(特第1号)及び同
報告書
平成
八
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)及び同
報告書
〔
本号末尾
に
掲載
〕
—————————————
〔
深谷隆司
君
登壇
〕
深谷隆司
6
○
深谷隆司
君 ただいま
議題
となりました
平成
八
年度
一般会計補正予算
(第1号)外二案につきまして、
予算委員会
における審査の経過及び結果を御
報告
申し上げます。 まず、
補正予算
の
概要
について申し上げます。
一般会計予算
については、
歳出
において、
阪神
・
淡路大震災復興対策費
、
災害復旧等事業費
、
緊急防災対策費
など、特に緊要となった
事項
について
措置
を講ずるとともに、
既定経費
の
節減
及び
予備費
の
減額
を行うこととし、
歳入
においては、租税及び
印紙収入
の
増収等
を見込む一方、前
年度
剰余金
の受け入れを
計上
するほか、
公債金
の増額及び
特例公債金
の
減額
を行うことといたしております。 この結果、
平成
八
年度
一般会計補正
後の
予算
の総額は、
歳出歳入
とも当初
予算
に対し二兆六千六百六十三億円増加して、七十七兆七千七百十二億円となっております。
特別会計予算
については、
一般会計予算
の
補正
に関連して、
国立学校特別会計
、
道路整備特別会計
など二十
特別会計
において
所要
の
補正
を行うことといたしております。 また、
政府関係機関予算
については、
国民
金融公庫など四
政府関係機関
において
所要
の
補正
を行うことといたしております。 なお、
一般会計
及び
特別会計
において
所要
の
国庫債務負担行為
の
追加
を行うことといたしております。 この
補正予算
三案は、去る一月二十
日本委員会
に付託され、同月二十四日
三塚大蔵大臣
から
提案理由
の
説明
を聴取し、同月二十七日から二十九日までの三日間
質疑
を行い、本日
質疑終了
後、
討論
、
採決
をいたしたものであります。
質疑
は、
行財政改革
、
経済構造改革等
、
橋本首相
の掲げる六大改革の
あり方
、在
ペルー日本大使館公邸
における
人質事件
、
日本海沖
における
重油流出事故
の
対応策
と
被害補償
の
あり方
、
沖縄振興策
と米軍基地問題、
株価
、為替の下落と
我が国
の
経済運営
の
あり方
、
オレンジ共済事件
及び
泉井石油商会
をめぐる疑惑問題、
平成
八
年度
補正予算
の
妥当性
、
補正予算
と当初
予算
の
あり方
、
阪神
・
淡路大震災復興対策
の拡充の
必要性
、
住宅
・
都市整備公団利子補給金等
の是非、
臨時福祉特別給付金
の
性格等
、国政の各般にわたって行われたのでありますが、その詳細は
会議録
により御承知願いたいと存じます。 本日
質疑終局
の後、
補正予算
三案を一括して
討論
に付しましたところ、
自由民主党
及び
社会民主党
・
市民連合
を代表して
藤井孝男
君から
政府原案
に
賛成
、
日本共産党
を代表して
穀田恵二
君から
政府原案
に
反対
の意見が述べられました。
討論終局
後、
採決
の結果、
平成
八
年度
補正予算
三案は
原案
のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
—————————————
伊藤宗一郎
7
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
平成
八
年度
一般会計補正予算
(第1号)外二案に対しては、
中野寛成
君外十名から、三案につき
撤回
のうえ
編成替え
を求めるの
動議
が提出されております。 この際、その
趣旨弁明
を許します。
石田勝之
君。
—————————————
平成
八
年度
一般会計補正予算
(第1号)、
平成
八
年度特別会計補正予算
(特第1号)及び
平成
八
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)につき
撤回
のうえ
編成替え
を求めるの
動議
〔
本号末尾
に
掲載
〕
—————————————
〔
石田勝之
君
登壇
〕
石田勝之
8
○
石田勝之
君 私は、
新進党
、
民主党
、
太陽党
を代表いたしまして、
平成
八
年度
補正予算案
外二案につき、
政府
が
撤回
のうえ
編成替え
を求めるの
動議
について、
提案理由
及び
概要
の御
説明
をいたします。
説明
に先立ち申し上げますが、本日の
予算委員会
、
地方行政委員会
においで、
与党
は、
新進
、
民主
、
太陽
の三党の
委員
の
出席
を待たず一方的に
委員会
を開会し、
審議
、
採決
を強行いたしました。我々は、かかる
委員会運営
に対し強く抗議するとともに、
反省
を促すものであります。(
拍手
) さて、提出された
平成
八
年度
補正予算案
は、
緊急性等
を隠れみのにし、その
内容
は、本質的には
旧態
依然たる
公共土木事業中心
の
歳出
と一・六兆円の
国債発行
に依存した
歳入
によるものであります。これでは、当面する
財政再建
及び
財政改革
の道に全く逆行するものと言わなければなりません。 本来、
補正予算
とは、
財政法
二十九条に規定されておりますように、当初
予算
が作成された後に生じた
事由
に基づいて、特に緊要となった
経費
に限定し
措置
されるべきものであります。にもかかわらず、本
補正予算
の
内容
は、全般的に
補正措置
としての
妥当性
に乏しく、
シーリング逃れ
の粉飾的なものとなっています。実質的には
平成
九
年度予算
に盛り込むべきものを前倒ししたものであり、その
意味
では、本
補正予算
は、八
年度
補正
というよりも、むしろ九
年度
補正
の前
年度
前倒しという
性格
を強くするものであります。 また、本
補正予算
は、総
選挙
前後の経緯からも、
与党
内の
報復予算
の発言にも象徴されますように、
公共事業
の
内容
においても
問題点
が多いものとなっております。 この際、当初
予算編成
後の特別な
緊要性
という
補正予算
の本来の
趣旨
に照らして、
歳出
を思い切って縮減し、これに伴う
国債
の
発行額
の大幅な
削減
を行うとともに、むだのない効率的な
補正予算
に
組み替え
るべきであります。(
拍手
) よって、
政府
に対し、
新進党
、
民主党
、
太陽党
の三党は、
共同
して、以下の
重点事項
について
組み替え
を行うことを求めるものであります。
組み替え
の
重点事項
は、以下のとおりであります。 まず第一は、
緊急防災対策費
の
削減
であります。
緊急防災対策費
は「
地震等
による
災害
の
防止
のため緊急に
対応
すべき
事業
に必要な
経費
」とされておりますが、その多くは当初
予算
において
計上
すべきもので、
緊要性
に乏しいものであります。
財政再建
及び
財政改革
の観点に照らして、少なくとも
当該経費
の
半減
を
目途
として
組み替え
るべきであります。 第二は、
ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策費
の
見直し
であります。 同
対策費
は、
ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策大綱
に基づく
経費
の
計上
でありますが、既に三年目を迎えており、
日本農業
の将来に対する明確な展望や具体的な
農業改革
の道筋を欠いたまま、惰性的に
予算
をつぎ込むことには問題があると言わなければなりません。本
補正予算
に盛り込まれた
内容
を、高
生産性農業
の
基盤整備
としてより
効果
的な
事業内容
にすべきであります。 第三は、
住宅
・
都市整備公団補給金等
の凍結であります。
住宅
・
都市整備公団
については、以前から、その使命は終わったとの声が強く、
事業
の継続の
必要性
を含めて
役割全般
の
見直し
が必要なところであります。また、同
公団
が
経営破綻状態
にあるのに反し、同
公団
から多くを受注している
関連子会社
が
黒字経営
を続けるなど不透明な分野が少なくないことなどから、当面、
補正予算
における
補給金等
の
計上
を凍結し、
公団
の
あり方
を含め、その抜本的な検討を行うべきであります。 第四は、
タンカー重油流出事故緊急対策費
の
追加計上
であります。
島根
県沖の
日本海
で沈没した
ロシア船籍
の
タンカー
からの
重油流出事故
の
被害
は拡大の一途をたどっており、今後どのように広がるか、予想もつかない
状況
にあります。
政府
の
対応
はすこぶる鈍く、現地などからも速やかな
対応
が切望されております。当面の
事故対策
とあわせて、
被害地
及び
被害者
、
ボランティア活動
などの
重油除去作業
に要する
支援体制
のための
経費
を含めて
計上
すべきであります。 以上が、
動議
の
概要
であります。 当面する最
重要事項
であります
財政再建
と
財政健全化
に即応した
補正予算
とすべく、
議員各位
の御理解、御賛同を賜りますようぜひともよろしくお願いし、私の
説明
を終わります。(
拍手
)
—————————————
伊藤宗一郎
9
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) これより、
補正予算
三案に対する
討論
と、
動議
に対する
討論
とを一括して行います。順次これを許します。
高橋一郎
君。 〔
高橋一郎
君
登壇
〕
高橋一郎
10
○
高橋一郎
君 私は、
自由民主党
、
社会民主党
・
市民連合
を代表して、ただいま
議題
となっております
平成
八
年度
補正予算
(第1号)三案に対し、
賛成
の
討論
を行うものであります。(
拍手
) 今回の
補正予算
は、
阪神
・
淡路大震災
の
被災地
の
復興対策
や
災害復旧等
の特に喫緊となった
事項
について必要な
措置
を講じたものであり、まことに時宜を得た適切な
補正予算
であると評価することができるものであります。(
拍手
) 以下、
賛成
する主な
理由
を申し述べます。
賛成
の
理由
の第一は、今回の
補正予算
においては、次に述べるように、
追加
の
内容
について十分吟味した上で、緊急かつ真に必要な
経費
を
計上
していることであります。
阪神
・
淡路大震災
の
復興
に関しては、
阪神
・
淡路復興対策本部
において
平成
七年七月に決定され た
阪神
・
淡路地域
の
復興
に向けての
取組方針
を踏まえつつ、
事業
の
進捗状況
を勘案し、
阪神
・
淡路地域
の
復興
が一日も早く進められるよう、緊急に必要な
復興関連事業等
を推進するための
阪神
・
淡路大震災復興対策費
を
計上
しております。 さらに、
阪神
・
淡路大震災
及び最近の
トンネル崩落事故等
の教訓を踏まえ、新たな
知見技術
を新
年度
を待つことなく直ちに個々の
防災対策
に反映させ、これらを一層充実した
効果
的なものとするため緊急に
措置
を講ずる必要のあるものについては、
緊急防災対策費
が
確保
されております。
ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策事業
については、今
年度
における
執行状況
を踏まえればさらに円滑な
執行
が可能な
状況
であることから、
対策
の
事業効果
の
早期発現
を図るため、
事業
を間断なく
執行
し得るよう
所要額
を
計上
しております。 また、現在、
我が国
の
経済
は、国際的な大
競争時代
の到来や急速な
高齢化
の
進展
など、大きな転換期にありますが、このような内外の諸
情勢
にかんがみ、
我が国
の
経済
の活力を維持するため、緊急に
経済構造改革
を実施する必要があります。今回の
補正予算
においては、
先端的研究開発
及び
研究基盤
の
整備等
を推進するために緊急に必要な
経費
として、
緊急経済構造改革対策費
を
計上
しております。 さらに、本年四月の
消費税率
の
引き上げ等
に伴う
老齢福祉年金
の
受給者等
の
生活
の安定と
福祉
の
向上等
に資するための
臨時福祉特別給付金
の
支給等
を実施するための
税制改革関連対策費
、
病原性大腸菌O
157等による
食中毒
の
発生状況
にかんがみ、
食中毒
の
予防等
を図るために必要な
病原性大腸菌O
157
関連緊急対策費
、
沖縄
に関する
特別行動委員会
の
最終報告
に盛り込まれた
措置
を的確かつ迅速に実施するための
日米特別行動委員会
、いわゆる
SACO関連経費等
の
沖縄関連経費
を
確保
しているほか、
所要
の
経費
を
計上
しております。これらいずれの
措置
につきましても適切な
措置
であると考えます。
賛成
の
理由
の第二は、
我が国財政
にとって
財政構造改革
が喫緊の課題となっていることを踏まえ、適切に
財政健全化措置
を講じていることであります。 すなわち、今回の
補正予算
においては、
建設公債
を
追加
発行しているものの、
既定経費
の
節減等
を可能な限り
追加財政需要
に対する
財源
としております。さらに、
年度
途中に生じた
税収増
から
地方交付税交付金
を控除した金額については、
特例公債
の
発行予定額
を
減額
しております。一また、
平成
七
年度
に発生した
新規剰余金
のうち、
財政法
第六条の純
剰余金
について、その二分の一を
公債
の
償還財源
に充てるため、
国債整理基金特別会計
へ繰り入れることとしております。その残余の額については、
昭和
六十
年度
の
財政運営
に必要な
財源
の
確保
を図るための
特別措置
に関する
法律
及び
昭和
六十一
年度
の
財政運営
に必要な
財源
の
確保
を図るための
特別措置
に関する
法律
に基づき
減額
を行った
政府管掌健康保険事業
に係る
国庫負担金
の繰り入れについて、
昭和
六十
年度
についてはその
減額分
を、
昭和
六十一
年度
については
減額分
の一部を、同法に基づき
厚生保険特別会計
へ繰り入れることとしております。また、
平成
六
年度
における
財政運営
のための
国債整理基金
に充てるべき資金の繰入れの
特例等
に関する
法律
に基づき、
自動車損害賠償責任
再
保険特別会計
から
一般会計
に繰り入れた額の一部を同
特別会計
へ繰り入れることとしております。
賛成
の
理由
の第三は、今回の
補正予算
が
平成
八
年度
末から九
年度
当初にかけての
需要下支え
の
効果
を持つことであります。九
年度
当初
予算
と合わせて切れ目のない
予算
の
執行
により、適切な
経済運営
を進めることが可能になるものと思われます。 以上、三点にわたり
賛成理由
を申し述べましたが、私は、本
補正予算
がこのように必要かつ不可欠なものであるとして
賛成
の意を表するものであります。現在、
民需中心
の
自律的回復
への
基盤
が整いつつある
我が国経済
への信認を高めるためにも、本
補正予算
の速やかな成立を期するものであります。 また、
新進党
、
民主党
、
太陽党提出
の
平成
八
年度
補正予算
(第1号)三案の
組み替え動議
につきましては、緊急に必要となる
経費
の
削減
を求める等の
内容
であって、
見解
を異にするため、
反対
をいたします。 なお、この三党のうち、
新進党
につきましては、
平成
七
年度
補正予算
(第2号)三案の
採決
に際して、約五兆円の
政府案
に対し、
公債
を
追加
発行してでも、
一般公共事業
、
防災関連公共事業等
を約十四兆円に
追加
して
景気
を刺激するべきであるとして
補正予算
の
組み替え動議
を提出しておられましたが、わずか一年余りの間に基本的な考え方が大きく転換したことに対しては驚きを禁じ得ません。 また、本日の
委員会審議
に当たり、
理事会
において円満に合意した日程にもかかわらず、
新進党
、
民主党
、
太陽党
の各党が
出席
いただけなかったことは甚だ残念であり、三党に対し
議会制民主主義
を守る
立場
から
反省
を促し、私の
賛成討論
を終えたいと思います。(
拍手
)
伊藤宗一郎
11
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
太田昭宏
君。 〔
太田昭宏
君
登壇
〕
太田昭宏
12
○
太田昭宏
君 私は、
新進党
を代表して、ただいま
議題
となっております
政府提出
の
平成
八
年度
補正予算
三案に対して
反対
、
新進党
、
民主党
、
太陽党提出
の
組み替え動議
に
賛成
の
立場
から、
討論
を行います。(
拍手
) まず初めに、本日の
予算委員会
、
地方行政委員会
において、
与党
は、
新進
、
民主
、
太陽
の三党の
委員
の
出席
を待たず一方的に
委員会
を開会し、
審議
、
採決
を強行いたしました。我々は、かかる
委員会運営
に対し強く抗議するとともに、
反省
を促すものであります。(
拍手
) 第一の
理由
は、
補正予算
にかこつけた
ばらまき対策
が
中心
となっていることであり、その点を正す必要があるからです。
政府
は、
補正予算
の
公共投資
は
災害対策
や
構造改革
などのためと
説明
してきました。しかし、ことしに入って
株価
が急落し、
景気回復
の見通しが遠くなるや、急速、講演で
大蔵大臣
が、
景気
もしっかりにらんで
総合景気対策
として
補正
を組んだと演説して軌道修正するなど、
政府
は無節操な
姿勢
を示しています。
ウルグアイ・ラウンド対策
についても、
WTO発足
以来の
国際化
の
進展
と国内の
産業構造
の変化の中で、
生産者
の
自主性
を生かし、
食糧自給力
の
向上
を図る
効果
的な
事業内容
に改めるのが理想であり、当初
予算
に盛り込むのが筋でございます。
緊急防災対策費
も、本来は当初
予算
に盛り込むべきものであります。
地震等
による
災害防止
のためと
説明
されていますが、
文教施設
や
国立病院
・
療養所施設
の
整備
、官庁の
営繕費
、
公務員宿舎
なども盛り込まれています。
緊急防災対策費
は、少なくとも
経費
の
半減
を
目途
として
組み替え
るべきであります。 また、
住宅
・
都市整備公団
に対して、
平成
七
年度
決算で生じた借入金の
利子補給金等
を
計上
していますが、
公団
の
役割
、
あり方
が厳しく問われており、不透明な
運営
などが
国民
から
不信感
を持たれており、かかる
経費
の
計上
は凍結すべきと考えます。 そもそも、
政府
が新しい
時代
のニーズにこたえた
予算編成
を行う
当事者能力
を欠き、
概算要求基準
の段階から
シーリング
をかけて、硬直的、惰性的な本
予算
しか組めないことに問題があります。結果として、
補正予算
に何でもかんでも無節操に盛り込ませるという事態をもたらしています。 第二の
理由
は、
重油流出事故対策
など真に
緊急性
のあるものが
措置
されていないことであります。
島根
県沖の
日本海
で沈没した
ロシアタンカー
の
重油流出事故
に伴う油濁
被害
を
災害
として認定して、
財政金融面
で
被害者
を支援することが急務なのではありませんか。にもかかわらず、
補正予算
には
関係
のないものばかりを盛り込ませ、
重油流出事故
では
初動態勢
は極めておくれ、肝心の
補正予算
では手当てしない
橋本内閣
の
姿勢
は極めて問題であります。(
拍手
) 第三の
理由
は、
政府提出
の
補正予算案
は、いまだに「
公共投資
の
追加
で
景気回復
を図る」という
時代
錯誤的な
経済理論
を正当化し、
経済構造改革
をおくらせ、
利権誘導予算
を
編成
する口実を与えるものと断ぜざるを得ないからであります。 昨今の異常な
株安
、
円安
も、この
補正予算
及び
平成
九
年度予算
案が決定してから拍車がかかりました。連日最高値を記録している
ニューヨーク株価
とは対照的に、
日本市場
は売り一色であります。 第四の
理由
は、
政府案
における
行政改革
がおろそかになっていることであります。
政府案
には
既定経費
の
節減
が八千二十一億円盛り込まれていますが、このうち約六千億円は
金利低下
による
国債費
の
減額
であって、
政府
が汗を流して捻出したものではありません。
節約費
は千三百億円
程度
であり、当初
予算
のわずか〇・二%
程度
にしかすぎません。
民間企業
はリストラで血のにじむような努力をし、家計では
住宅
や教育の
負担
に苦しむ中高年の世帯を
中心
に
生活費
の
切り詰め
が行われているのに、
政府
のみが左うちわで楽をしていることは到底許されません。
伊藤宗一郎
13
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
太田昭宏
君、
申し合わせ
の時間が過ぎましたから、なるべく簡単に願います。
太田昭宏
14
○
太田昭宏
君(続) 第五の
理由
は、
政府案
が
財政再建
に逆行し、
財政破綻
への道をさらに一歩大きく踏み出していることであります。 たまたま当初
予算
より
税収
が三千九百十億円多く見積もりできるからといって、これ見よがしに
特例公債
を三千三百七十億円
減額
して、あたかも
財政再建
を進めたかのように繕っています。また、
厚生保険特別会計
、
自賠責特別会計
などへの
隠れ借金
をわずかに返済して、格好だけはつけています。
伊藤宗一郎
15
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
太田昭宏
君、
申し合わせ
の時間が過ぎましたから、なるべく簡単に願います。
太田昭宏
16
○
太田昭宏
君(続) しかし、他方では、無節操に
追加
した
公共投資
の
財源
を賄うために
建設国債
を一兆六千七百六十億円も発行しております。全体としては、
財政悪化
を加速させる
補正予算
であります。 以上の
理由
により、
政府提出
の
補正予算
三案に
反対
し、三
党共同
の
組み替え動議
に
賛成
するのが当然のことと考えます。 以上をもって私の
討論
を終わります。(
拍手
)
伊藤宗一郎
17
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
海江田万里
君。 〔
海江田万里
君
登壇
〕
海江田万里
18
○
海江田万里
君 私は、
民主党
を代表いたしまして、
民主党
、
新進党
、
太陽党
の三党が
共同提案
しております
平成
八
年度
補正予算案
の
組み替え
を求める
動議
に
賛成
し、
政府提案
の
平成
八
年度
補正予算案
に
反対
する
立場
から
見解
を述べ、
討論
いたします。(
拍手
) まず最初に、我が党を初め三党が
共同
で求めた
組み替え
に対して、一片の誠意も見せずに、問題の多い
補正予算案
をそのままにし、しかも、
討論
の場たる
予算委員会
で一方的に
採決
をした
与党
の
行動
に強く抗議しておきたいと思います。一体、
総理
のリーダーシップはどこに発揮されているのか、まことに残念のきわみでございます。また、国の将来を危うくするこうした
自民党
の
行動パターン
に、多くの
国民
の気持ちを代弁して、強い警告を発しておきたいと思います。(
拍手
)
橋本総理
は、第二次
橋本内閣
の
発足
とともに、
行政改革政権
を名乗り、新
年度予算
の
編成
に当たっては、みずから
財政再建元年
を掲げて臨んでこられました。ところが、
自民党
と官僚が
共同
で作成した
平成
八
年度
補正予算案
は、こうした
総理自身
が掲げた
方針
とは逆行する、
総花的ばらまき予算
となっています。こんなことで、一体どうやって責任ある政治を全うすることができるのでありましょうか。今からでも遅くはありません。本
国会
の場で大いなる
議論
を展開して、改善すべきことは大胆に改善する、そんな
勇気
をぜひ発揮してもらいたいと思います。
民主党
は、この間、
補正予算
のみならず
平成
九
年度予算
についても、その
旧態
依然たる
予算編成内容
に対して、
構造改革
なき
負担増予算
だと強く主張してきました。それは、今日の
財政事情
及び今後求められる新しい
財政需要
に的確にこたえつ つ
財政
の
再建
をしていくためには、ある
程度
の
負担
を
国民
に求めることもあえて避けることなく、
勇気
を持って
財政支出
のむだを省き、真に必要な
歳出
に厳しく絞った
予算
の
編成
が必要などの判断に基づいているからであります。 しかし、提出された
補正予算
の姿はどうでありましょう。
緊急予算
とは名ばかりの、
ばらまき
不
緊急防災対策
であり、同時に、一兆六千億円に上る巨額の
国債発行
による
借金
の積み増してはありませんか。だれが見でも、これは明らかに
財政再建
及び
財政改革
の道に逆行するものであります。 本来、
補正予算
は、
財政法
二十九条に言う「
予算作成
後に生じた
事由
に基づき特に緊要となった
経費
」に限定し、
措置
されるべきものであります。にもかかわらず、今回の
補正予算
は、全般的に
補正措置
としての
妥当性
に乏しく、
シーリング逃れ
の粉飾的なものとなっています。どう見ても、
補正
の
意味
が理解できない代物だと言わざるを得ません。それでも、
国会
の
議論
をないがしろにしてまで
採決
を強行しようとする
自民党
のエネルギーは、一体どこから出てくるのでありましょうか。それは、総
選挙
に絡んだ
報復予算
あるいは
論功行賞予算
以外にあり得ないと考えます。
総理
、それでも我々三党の
共同提案
に耳をかさず、硬直した
姿勢
をとり続けるのでしょうか。このままでは、
右肩上がり
の
高度成長
の
時代
ならいざ知らず、昨今の
情勢
のもとで、
旧態
依然たるこうした
予算
を平然かつ漫然と
編成
し提出する
橋本内閣
に、もはや
行政改革
や
財政再建
を語る資格はないと断言する以外にないのであります。 この際、
補正予算
の
緊要性
に照らし、その
歳出
の思い切った縮減を図り、これに伴う
国債
の
発行額
の大幅な
削減
を行い、むだのない効率的な
補正予算
に
組み替え
るべきであります。改めて要請いたします。 まず第一に、
緊急防災対策費
であります。 「
地震等
による
災害
の
防止
のため緊急に
対応
すべき
事業
に必要な
経費
」とされているものの、その多くは当初
予算
において
計上
すべきものばかりであり、極めて
緊要性
に欠けるものであります。しかも、我が党を初め三党が再三要請したにもかかわらず、緊急
対策
の
内容
を一切開示することのないまま本
国会
での承認を求めるという、よらしむべし、知らしむべからずの
姿勢
に終始したものであります。 我が
民主党
は、さきの臨時
国会
で、菅直人代表の
予算
質問の中で、
国会
の復権こそが政治主導の
行政改革
を確実なものとすることを主張し、その
姿勢
が
総理
の側にあるならば
共同
で行革にチャレンジすることもあり得ると訴えてまいりました。しかし、今やその道は閉ざされようとしております。 また、本
国会
の代表質問においても、菅代表が特に警告を発していたことを覚えておられるはずであります。
橋本内閣
が掲げる
行政改革
の足を引っ張るのは、野党の我々ではなく、おひざ元の
自民党
となろうと。
総理
みずからのリーダーシップによりその体質を変革しなくては、
財政再建
はもとより
行政改革
を断行することも望めないと指摘したわけであります。早くもその体質が本
予算
をめぐる
自民党
め
対応
で露呈しているではありませんか。 その動きに違和感を感じてか、新党さきがけの皆さんは、政権延命を建前に
国民
の期待を裏切る道を避け、
勇気
ある
行動
に出ようとしておられます。まさに、このいびつな本
補正
をそのまま認めるのか否か、それが日本の政治の質を決定づける重要な分かれ道となるものであります。 また、私は、特に社民党の皆さんにも訴えたいと思います。土井党首は一月十八日の
自民党
大会あいさつで、よいものはよい、だめなものはだめだと言っておられました。果たして本
補正予算
の一体どこがよいものなのでありましょうか。 ウルグアイ・ラウンド農業合意関連
対策
は、既に三年目を迎えています。
日本農業
の将来に対する明確な展望や具体的な
農業改革
の道筋を欠いたまま、これ以上惰性的に農業土木
事業
に偏った
予算
を続けることには問題があるだけでなく、真に農民、農業のためにはなりません。もっと当事者たる農家の皆さんと大いなる
議論
を闘わせ、
内容
のある
予算
に切りかえようではありませんか。
住宅
・
都市整備公団
については、建設大臣の言をまつまでもなく、以前から、その使命は終わったとの声が強かったものです。入居されておられる方々の
生活
と権利を大切にしつつ、その実態を明らかにし、それまでの間、
補正予算
における
補給金等
の
計上
を凍結して、
国民
に納得の得られる
役割全般
の
見直し
を行おうではありませんか。
島根
県沖の
日本海
で沈没した
ロシア船籍
の
タンカー
からの
重油流出事故
被害
に対する緊急
対策
に係る
経費
を
追加
することも、極めて重要なことであります。
阪神
・
淡路大震災
は、既存の
災害
基本法のみでは
対応
できない、きめ細やかな、人間のサイズに合った
対策
の充実がいかに重要かを教えています。当面の
事故対策
とあわせて、
被害地
及び
被害者
、
ボランティア活動
など、
重油除去作業
に要する
支援体制
のための
経費
を含めて
計上
すべきだと考えますが、いかがでしょうか。(
拍手
)
与党
、野党を問わず、我々は今、この日本社会の構造的ゆがみを是正し、未来社会に責任を果たしていかなければなりません。その大事な第一歩が
平成
九
年度予算
であり、同時に、この
平成
八
年度
補正予算
の
あり方
なのです。中国の古典にいわく、「偏りなく見なく王道蕩々たり」であります。
民主党
は、この場面で自党の利益やメンツにこだわるつもりはありません。心の底から日本の将来を案じ、改革のために
勇気
と
行動
をともにする皆さんと
共同
の
行動
がとれることを心から望んでいます。 本
国会
がその重要な転機になりますことを期待して、私の
討論
を終わります。(
拍手
)
伊藤宗一郎
19
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 矢島恒夫君。 〔矢島恒夫君
登壇
〕
矢島恒夫
20
○矢島恒夫君 私は、
日本共産党
を代表して、九六
年度
一般会計補正予算
外二件に
反対
の
討論
を行います。(
拍手
)
反対
の第一の
理由
は、本
補正予算
に四月からの消費税増税を前提とした税制改革関連費が盛り込まれているからであります。 消費税増税中止は、総
選挙
後の短期間に七百万を超す請願署名が寄せられていることにも示されているように、
国民
の圧倒的多数の願いであります。この願いを踏みにじり、しかも九七
年度予算
を先取りして消費税増税
対策費
を
補正予算
に潜り込ませるなど、やり方においても断じて容認できるものではありません。
政府
は、今回の
対策費
が消費税増税の影響を緩和する弱者
対策
であると言いますが、一万円を一回に限り給付するというものであります。九七
年度予算
案は、消費税増税、特別減税の廃止、医療保険の改悪によって、九兆円という史上空前の
国民
負担
を押しつけるものであり、それは、
国民
一人当たり七万五千円、四人家族で三十万円です。一万円では涙金にもなりません。本気で弱者
対策
を言うのならば、何より、九兆円に上る大増税、
国民
負担
増計画そのものをこそ
撤回
するべきであります。(
拍手
) しかも、
政府
は、本
補正予算
をもって
景気
対策
だと言っています。しかし、長引く不況に苦しむ
国民
の消費に冷水を浴びせかける大増税を押しつけて、何が
景気
対策
ですか。
経済
界からも批判の声が上がっているように、消費税増税を初めとする大増税計画を
撤回
することこそ真の
景気
対策
であります。 第二に、
補正予算
として
計上
する
緊要性
も
必要性
も認められない、
財政
のむだを拡大するだけの
公共事業
ばらまき
予算
だということであります。 名目こそ緊急防災
事業
費だと「緊急」をまくら言葉にしておりますが、その実態が、この間
国民
的批判が起きている従来型の
ばらまき
公共事業
であることは、余りにも明白であります。しかも、そのために一兆六千億円もの
建設国債
を新たに発行し、
借金
財政
をさらに悪化させるものであり、莫大な
借金
財政
をつくってきたこれまでの浪費
予算
への
反省
も全くなく、
財政再建元年
などと言ってきた
政府
自身の言明にさえ反するものであります。
景気
対策
としても、一部の大手ゼネコンを潤すだけで、
景気
のかぎを握る個人消費、家計消費や中小企業への
対策
がなく、
国民
が望む緊急の
景気
対策
とは全くかけ離れたものであります。 第三に、基地たらい回しによる
沖縄
の米軍基地の強化、固定化を図る
予算
だということであります。
沖縄
のSACO関連
経費
は、海上ヘリポートの調査費を
計上
し、米軍基地の県内たらい回しの既成事実化を進めるものであり、
沖縄
県民投票に示された米軍基地ノーの声を無視し、米兵の犯罪や危険な軍事演習に
沖縄
県民をさらしてきた米軍基地を将来にわたって維持、固定化し、強化する道に大きく一歩踏み出すものであり、断じて認められません。 さらに、
阪神
・
淡路大震災
対策
は、被災者の願いにこたえた
対策
になっていません。三度目の冬を迎えた
被災地
では、今もなお、三万八千世帯、七万人もの人々が仮設
住宅
で
生活
をしており、苦難の
生活
を強いられています。個人補償を
中心
とした公的支援拡大の具体化は今や
国民
的世論であり、まさしく緊急の課題であります。一刻も早く抜本的
対策
を立てるべきであります。 また、教育、医療、中小企業などの
生活
関連が
既定経費
の
節減
名目で
削減
される一方、情報通信分野では
経済構造改革
対策
名目で大企業向け切開発研究費が
追加
されるなど、
国民
に冷たく、大企業に手厚い
内容
です。 従来の悪政を引き継ぎ、さらに九七
年度予算
案の悪政を先取りし、
財政
のむだを拡大する本
補正予算
は、
撤回
以外にありません。 なお、
新進
、
民主
、
太陽
三党提出の
組み替え動議
は、
国民
世論が
反対
する消費税大増税を先取りする
対策
経費
や、多くの
沖縄
県民の
反対
する米軍基地強化、固定化につながる
沖縄
のSACO関連
経費
などを
組み替え
の対象にしていないなど、九七
年度予算
案の悪政を先取りした本
補正予算
の持つ重大な反
国民
的な問題に対しては目をつぶるものとなっており、
反対
であります。 以上、
反対
理由
を明らかにし、私の
反対
討論
を終わります。(
拍手
)
伊藤宗一郎
21
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 粟屋敏信君。 〔粟屋敏信君
登壇
〕
粟屋敏信
22
○粟屋敏信君 私は、
太陽党
を代表して、
太陽党
、
新進党
、
民主党
共同
提出による
平成
八
年度
一般会計補正予算
外二案につき
撤回
のうえ
編成替え
を求めるの
動議
に
賛成
し、
政府提出
の
平成
八
年度
一般会計補正予算
外二案に対して
反対
の
討論
を行うものであります。(
拍手
) まず、
反対
の第一の
理由
は、
旧態
依然の
公共事業
を
中心
とした
補正予算
になっていることであります。 しかも、
財政再建
に逆行する総額一兆六千七百億円にも上る
建設国債
の発行による多額の
公共事業
費の
追加計上
は、容認できるものではありません。また、
緊急防災対策費
としてさまざまな名目で各省庁から集められた
予算
の中には、
緊急性
が甚だ疑問に思えるようなものが数多く見られます。
反対
の第二の
理由
は、政策
経費
であるウルグアイ・ラウンド農業合意に伴う国内
対策費
が
補正予算
に
計上
されていることであります。 本来、当初
予算
で
計上
すべき費目を
補正予算
に組み込むことは、
財政法
の
趣旨
に反するばかりで なく、
財政
の健全性を失わせる結果ともなることから、認めることのできないものであります。ウルグアイ・ラウンド
予算
は、ほとんど活用されていない融資制度など、農家サイドからも、農業・農村の発展に役立っていない
事業
も多く、農家の
負担
がふえるだけとの批判も上がっており、真に農業振興に役立つように再検討すべきであります。
反対
の第三の
理由
は、
住宅
・
都市整備公団
への補助金が一千四百六十七億円
計上
されていることであります。
公団
事業
については、多くの問題があり、その
経費
については再検討すべきであります。
反対
の第四の
理由
は、
補正予算
で本来
措置
すべき
重油流出事故対策
費が全く
計上
されていないことであります。
政府
は、速やかに三党が要求する修正に耳を傾け、直ちに
平成
八
年度
補正予算
を
組み替え
、
国民
の信託にこたえるべきであります。 以上、我が党が三党提出の
動議
に
賛成
し、
政府原案
に
反対
する
理由
であります。(
拍手
)
伊藤宗一郎
23
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) これにて
討論
は終局いたしました。
—————————————
伊藤宗一郎
24
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) これより
採決
に入ります。 まず、
中野寛成
君外十名提出、
平成
八
年度
一般会計補正予算
(第1号)外二案につき
撤回
のうえ
編成替え
を求めるの
動議
について
採決
いたします。
中野寛成
君外十名提出の
動議
に
賛成
の諸君の起立を求めます。 〔
賛成
者起立〕
伊藤宗一郎
25
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 起立少数。よって、
中野寛成
君外十名提出の
動議
は否決されました。 次に、
平成
八
年度
一般会計補正予算
(第1号)外二案を一括して
採決
いたします。 三案の
委員長
の
報告
はいずれも可決であります。三案を
委員長
報告
のとおり決するに
賛成
の諸君の起立を求めます。 〔
賛成
者起立〕
伊藤宗一郎
26
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 起立多数。よって、三案とも
委員長
報告
のとおり可決いたしました。(
拍手
) ————◇—————
荒井広幸
27
○
荒井広幸
君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
内閣提出
、
平成
八
年度
分として交付すべき
地方交付税
の総額の
特例
に関する
法律案
を
議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
伊藤宗一郎
28
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
荒井広幸
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊藤宗一郎
29
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 御
異議
なしと認めます。
—————————————
平成
八
年度
分として交付すべき
地方交付税
の 総額の
特例
に関する
法律案
(
内閣提出
)
伊藤宗一郎
30
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
平成
八
年度
分として交付すべき
地方交付税
の総額の
特例
に関する
法律案
を
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。地方行政
委員長
穂積良行君。
—————————————
平成
八
年度
分として交付すべき
地方交付税
の総額の
特例
に関する
法律案
及び同
報告書
〔
本号末尾
に
掲載
〕
—————————————
〔穂積良行君
登壇
〕
穂積良行
31
○穂積良行君 ただいま
議題
となりました
平成
八
年度
分として交付すべき
地方交付税
の総額の
特例
に関する
法律案
につきまして、
地方行政委員会
における審査の経過及び結果を御
報告
申し上げます。 本案は、ただいま可決されました
補正予算
により増額されました
平成
八
年度
分の
地方交付税
三千四百十二億円について、同
年度
の普通交付税の調整額の復活に要する額四百八十一億円を除いた残余の額二千九百三十一億円を同
年度
内に交付しないで、
平成
九
年度
分として交付すべき
地方交付税
に加算して交付することができることとしようとするものであります。 本案は、去る二十二
日本委員会
に付託され、本日白川自治大臣から
提案理由
の
説明
を聴取した後、
質疑
を行い、
討論
、
採決
の結果、本案は
賛成
多数をもって
原案
のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
—————————————
伊藤宗一郎
32
○
議長
(
伊藤宗一郎
君)
採決
いたします。 本案の
委員長
の
報告
は可決であります。本案を
委員長
報告
のとおり決するに
賛成
の諸君の起立を求めます。 〔
賛成
者起立〕
伊藤宗一郎
33
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 起立多数。よって、本案は
委員長
報告
のとおり可決いたしました。 ————◇—————
伊藤宗一郎
34
○
議長
(
伊藤宗一郎
君) 本日は、これにて散会いたします。 午後八時散会 ————◇—————