○中野(清)委員 本当に
大臣ありがとうございます。
伺ってみまして、長年
中小企業について御理解あると伺っておりましたけれ
ども、これからもよろしく
お願いしたいことを、再々でございますけれ
ども、
お願いしたいと思います。
時間がありませんから、私は町づくりについては実行ツールが
幾つかあったんですけれ
ども、
一つだけ申し上げ、あと
大臣に
お願いさしていただきたいと思いますので、一緒に言わしていただきますので、ひとつ
お願いしたいと思うんです。
今この町づくり、市ではマスタープラン、そういうものの実行に当たりましては、町全体を視野に入れたいわゆるタウンマネジメントの導入というものが必要なはずでございます。具体的には、施設の管理だけでなくて、景観づくりやコミュニティー活動、マーケティング活動、イベント活動、空き店舗
対策、テナントミックス、交通
対策など、総合的な町づくりを進める必要がありますが、そのためには、今
大臣はいろいろ
中小企業さんのことをおっしゃっておられましたけれ
ども、おっしゃるとおりでありまして、タウンマネジメントを行う人材の育成制度というのはこれから不可欠じゃないだろうかという
考えでおります。
そういう点の、例えばミュンヘンの話をちょっとある都市
計画の人に聞きましたら、二千四百人市に職員がいて、その中で三分の一の八百人が都市
計画とか町づくりとかそういう関係者だ。なぜかといったら、ミュンヘン市が都市間競争で優位に立って大勢の人たちに来てもらうには、都市づくりを進める、これしかないんだということでやっている。そうしますと、
我が国においてもそういう
意味でタウンマネージャーの養成というのが必要だと思うんですけれ
ども、御確認をいただきたいと思うんです。
私はそういう
意味では、「街づくり
会社」とか、それから商工団体によるところの、先ほど
大臣おっしゃった町づくり指導員とか、それから建設省でのタウンマネジメントセンターとかいろいろありますけれ
ども、これを何とか総合的に有機的にできないかということをお伺いをしたいと思うんです。
時間がございませんから、最後に
大臣にこれもあわせてお伺いして、御答弁を願いたいと思っております。
先ほど来何回も
大臣から御答弁いただいて私もそれなりに納得しているわけでございますけれ
ども、御承知のように、現行の大店法による大型店の出店規制というものはなかなか難しい問題だ。さっきおっしゃったとおり、ただ単に大型店と地元小売業の対立という構図でなしに、これはむしろ総合的な問題だ印そうしますと、現在の限りなく
廃止に近い
規制緩和という問題を
考えたときに、この抜本的な見直しについては先ほど来何回も御答弁いただきましたけれ
ども、最後にひとつもう一回、大店法の見直しについての
大臣のコメントをいただきたいと思うんです。
実は私もこの間予算
委員会のときに建設
大臣に、町づくりについて、これはいわゆる大型店がやるんじゃないんだ一商店街や町の人や自治体がやるんだということを申し上げましたら、亀井
大臣は、「大スーパーだけあって商店街が火の消えたような町、そんなものは、どんなに整然と
開発されようが、これは私は、人間の住んでいる町とは言えない、」とはっきりと御答弁をされましたけれ
ども、私は先ほど来の
大臣の御答弁をいただきながら本当にすばらしいと思っておりますし、今商店街がそういう
意味で本気になって
努力をしております。そしてまた今まで、
大臣就任以前から
中小企業に対して温かい御支援をなさっておられる
大臣から、ぜひ商店街や商店に対してのコメントをいただきたい、それが
一つでございます。
それからもう
一つ、最後でございますけれ
ども、申し上げますけれ
ども、先ほどの中心市街地の
活性化対策でございます。これはわかりやすく言えば、美しく、安全で、人のにおいのする町、これは亀井
大臣がよく言っておりましたけれ
ども、私
どもも
大臣も同じ
考えだと思います。そうしますと、今
お話しのとおり九省庁が一生懸命やっているということでございまして、私はそれがすばらしいと思っております。
しかし、
現実に
考えていきますと、現行の都市
計画やマスタープラン、地区
計画などの手法を活用して、通産省は通産省でやっているんだ、それから自治省は自治省だ、そういう
考えでもって本当にできるんだろうかという
考えが実はございます。むしろ新しい町づくり法のような、新法みたいなものをつくってどこかに統一した方がいいんじゃないか、そういう
考えもございますけれ
ども、その点について
大臣としてはどうお
考えになっているか、お伺いをしたいと思うんです。
そして最後に、先ほど言いましたように九省庁一体になる、この縦割り行政の弊害は乗り切らなきゃならない、これはもうおっしゃるとおりでございますから期待をいたしておりますけれ
ども、特に私は、通産省が単に商業問題という立場からこの中心市街地の
活性化とか町づくりというんじゃなしに、むしろ町づくりを推進する、前進させるリーダー的な官庁だ、そういう
意味で、今日までのいろいろな問題についての反省やまた教訓というものを踏まえてどうやって取り組んでいくか、私はそういう
意味でいろいろと
大臣のお
考え、御抱負があると思います。御決意があると思いますので、それについても伺わしていただきたいと思います。よろしく
お願いします。