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木庭健太郎君 ですから、
大臣はその時々に正確ないろんな形をした、時期的に辞職も当然この場合
厚生行政を進めるために認めざるを得なかったと。
ボーナスも
法律上払わなければ、これは払わなくちゃいけない側が
処分をされるから払わざるを得ないとおっしゃる。結果的に
処分もまだ決められない、全体像を見なくちゃと、こうおっしゃる。でも、その一つ一つを見ていくと、
国民の目から見たとき、何で辞職を許したんだと。結局、あの岡光さんの辞職を許してしまったから次の人により厳しい
処分ができないような
状況になっているんじゃないかとか、ほかのところは次々に
処分は決まっていくけれども
厚生省だけやっていない。まだまだ身内に甘いな、そんな感情しか抱かないんじゃないでしょうか。
参議院は第十九回国会で、
昭和二十九年の話でございまして、私が生まれて直後の大変古い話で恐縮でございますけれども、参議院決議として
懲戒処分の適正励行に関する決議というのを行っております。
これは、
公務員による不当
行為が激増しているということで官紀が極めて緩んでいる、国家のため憂慮にたえないということで、何を最後に申し上げているかというと、いわゆる不当
行為者が出てもなかなか
行政は注意とか訓告とかそんなことしかせずに、
懲戒処分はほとんど行われていないという現状をかんがみて、当時どう言っているかというと、最後に「
内閣は、かくの如き弊風を一掃するため、
懲戒処分を厳正に励行し一罰百戒の実を挙げ、もって吏道の刷新に努むべきである。」ということを決議しております。
このことも含めて私たちは注意深く
厚生省の
処分を見守っていくつもりです。
大臣、厳正な
処分をきちんとやられることを求めて、最後に御答弁をいただいて、終わりたいと思います。