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田英夫君
お許しをいただきまして、
一言お礼の
言葉を申し上げます。
ただいまは、私の永年
在職に対し、
議長から
院議による
表彰を賜り、さらに
遠藤要先生から身に余るお
言葉をいただき、感激のきわみであります。厚く御礼を申し上げます。
私が今日このような栄誉に浴しましたのは、ひとえに先輩、
同僚議員の
皆さんの御指導、御
支援のたまものであり、また、全国の多くの有権者の方々の御
支援のおかげであります。この場をおかりいたしまして深く感謝いたします。
私が初めて
国会に参りました
昭和四十六年、一九七一年は、折から
沖縄返還問題が
政治の大きな焦点になっているときでした。間もなく、いわゆる
沖縄国会が開かれました。「
核抜き本土並み」がその
中心課題でした。その
沖縄の米軍基地問題が現在もなお
政治の大きな宿題となって残っていることに胸が痛みます。
私は、その後も主として
外務委員会などで国際問題に取り組んでまいりましたが、この間、
世界はまさに激動の時期でありました。
日中国交正常化から始まった
日中両国の問題、朝鮮半島をめぐる問題、
日米間の安全保障問題や
経済摩擦等々、そして
核廃絶を
中心とする平和の問題、さらにベルリンの壁の消滅に象徴される
冷戦構造の崩壊と、本当に息をつく暇もない激動する二十五年でありました。
世界は今後も激しく揺れ動くことでしょう。あと五年で二十一世紀を迎えます。私は、今後とも
皆さんとともに、
日本が正しい進路を誤りなく進むよう、命ある限り平和を守り抜くために努力をすることをお誓いいたしまして、
お礼の
言葉といたします。
ありがとうございました。(
拍手)
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