○阿部幸代君 メンタルヘルス
ケアは、非常時に、こういう大震災のときなどに非常に大きな問題になると思うんですけれ
ども、潜在的には日常的な問題であると思うんですね。また、日常的な備えがあれば、いざというときにも対応ができるわけで、そうした
観点でぜひ重視していきたいと思っているんです。
最近、いわゆるLD、基本的には全般的な知的発達におくれはないんだけれ
ども、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなど、特定の能力の習得と活用、特定の能力なんですね、習得と活用に著しい困難を示すいわゆる学習
障害児とその周辺の
子供たち、そういう
子供たちへの理解と関心が高まっています。研究も進められ始めていると思うんですが、いわゆる
障害、健常、こういう二分、二つに分けるということではなくて、どの
子供も量や質は別にしてそれぞれ個別の教育ニーズを持っているという視点、もっとわかりやすく言うと
障害も個性、そういうふうに考える視点の大切さが強調されています。
医学、
心理学、教育領域における専門家や研究者の努力に対する、だからこそ教育行政上の対応が求められていると思うんです。不
登校や
いじめの問題も医学的・
心理学的対応が求められているんではないかなと思うんです。今日、
子供の健康を診る場合、身体的側面と同時にこうした精神的側面の
ケアが非常に大事になっているというふうに思うんですけれ
ども、ほかの
委員さんの
質問もありましたが、大事なものなので、
文部省の認識はどうか、伺いたいと思います。